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事务所专题-柯南20周年纪念事件簿
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[剧场版情报] 【剧透预警】Comic Natalie《名侦探柯南:零之执行者》特辑 古谷彻访谈

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发表于 2018-4-14 12:12:03 |只看该作者 |倒序浏览
本帖最后由 yangti1674 于 2018-7-30 02:47 编辑

※文章含有少量剧透。著作权归原作者所有。原文详情参见:劇場版「名探偵コナン ゼロの執行人」特集 古谷徹(安室透役)インタビュー


对古谷徹(安室透声优)的采访

这部作品的重点是在高潮部分“令人心动的台词”。

——看完了《名侦探柯南 零之执行者》,觉得作为主角而大展身手的安室透实在是太帅了。

真的吗?谢谢你的夸奖!

——现在还觉得能够巧妙的使用自己三重身份的安室透真的是太有魅力了。很多人通过这部电影成为安室透的粉丝吧。古谷先生您在电影完成后又看电影了吗?


我觉得自己的演绎应该是没有问题的。但是,还没有客观的去看过电影,所以并不知道到底大家有多喜欢。还不敢想这部电影一定会大热,成为《柯南》电影史上又一个第一这些。

——去年上映的《名侦探柯南 殷红的恋歌》是2017年本土电影票房第一,《名侦探柯南》的剧场版连续5年刷新该系列最高记录。


确实是这样。所以感觉自己有很大的责任,也有一些不安。

——肯定也有压力吧。当知道这次电影的主角是安室透时,您当时的感受是什么样的?

当然是很高兴的。但是,认真的说,《纯黑的噩梦》中安室透突然成为主要角色之一,因此粉丝急速增长,这么快又作为主角再次登场这样真的好吗。会不会太快了,最初我是这样想的。

——确实,《纯黑的噩梦》上映也就两年而已。

对呀。关于这次的故事内容,从之前的预告和《零之执行者》这个标题来看,会让人觉得公安警察是中心人物。而公安会涉及到很多的犯罪组织,当面对大规模的恐怖袭击时柯南和安室会一起合作,我一直是这么认为的。但看到台本以后,发现并不是自己想的那样,所以很吃惊(笑)。

——安室是柯南的敌人还是伙伴,在前半段完全看不出来,所以一边看一边猜测。

柯南也说(在电影中)“这次安室可能会是我们的敌人”。《纯黑的噩梦》中,他们一起合作防止了大规模惨案的发生,觉得他们应该是心灵相通的呀(笑)。“你真的是敌人吗?”对此完全不明白是怎么回事,所以非常在意剧情的发展,看完台本后悬着的心才放下。

——您作为安室的声优,要演绎出本应是柯南伙伴的安室可从客观上看却是敌人的感觉。


是这样的。在配音的时候,工作人员也说“您要表现的‘再坏一点儿’才行”。而且作为一名公安警察的警官,要表现出为达目的不择手段的“大人的强硬”的感觉。因为能展现出这种感觉的台词也有很多,所以先把这种感觉尽量表现出来的话感觉对后面故事的展开也是有帮助的。

——您还有其他比较在意的地方吗?


除了大人的强硬之外,我还要展现的就是“性感”。和(安室的部下)风见在雨中的场景或是高潮部分开车时狂妄的笑,这些都是重点。因为自己是男人,虽然不是很明白,但对于女性来说那个狂妄的笑貌似也很有魅力哦!

——啊啊,我也很喜欢那个表情(笑)。

那样的场景虽然没有很多台词,但通过细节或是简短的台词能体现出多少安室新的魅力,这是我很在意的地方。

——“这样的场景会刺激到女生的心”,这是通过周围人的反应而得来的吗?

在录音的时候,从坐在旁边的铃木园子的声优—松井菜樱子那里听到了很多哟,关于女生的心(笑)。在试配音的时候,每试演一个场景就会问她“怎么样?”。她说“觉得小鹿乱撞哟!”。听了之后觉得“啊,这样演绎就好了”,也就安心了(笑)。

——话说回来,在《零之执行者》的官网上,也写着青山刚昌先生的评价“在高潮部分柯南和安室的对话估计会让看的所有人觉得心怦怦直跳吧(笑)”。还真是让人在意的场景啊。

那句让人心动的台词对我来说是这部电影的重中之重。要用这句话让安室的粉丝“为之发疯”……。

——您做到了哟(笑)。

哈哈哈(笑)。那是我最重要的一句台词。



“红之人”

——安室透作为主角出现在剧场版中是自《纯黑的噩梦》以来第二次了。现在再回首看两年前,对于当时和同作为主要角色的赤井秀一的配音池田秀一先生的合作,有没有让您印象深刻的事情吗?

赤井和安室是静与动两个对立的角色。平常虽然压抑着自己但其实是个热血的角色,与此相对赤井是冷漠的。我认为这样两个性格极端的人是相互成就的。所以在给《纯黑的噩梦》配音时,很容易就进入角色。而且和池田先生从《敢达》的时候就开始合作,所以熟知对方的想法。有他站在旁边就觉得安心,也容易进入状态。所以这次“红之人”不在,还真是有些寂寞。而且这次也不能再依赖“红之人”,所以要带着两人份的努力加油。

——《纯黑的噩梦》是继《机动战士Z敢达》之后时隔10年和池田先生的合作,即使时隔这么久也能很快的进入状态吗?


就给动画配音来说确实是很久没有一起了,但在其他活动上或其他地方也经常能碰到。所以他像是常年在一起的战友一样的存在。

——正好前几天,4月11日发售的周刊少年Suday20号上发表了《名侦探柯南》连载即将开始(在4月上旬进行了取材),新系列好像就从安室和赤井对峙的画面开始的吧。(参照:
《名侦探柯南》4月11日连载开始!新系列以安室透VS赤井秀一的对决开始)。

虽然总有一天会动画化,但也希望可以尽快。我也很在意“为什么安室和赤井会突然拿枪指着对方呢!?”。青山先生并没有告诉我原因。

photo09.jpg

——您前几天去了青山老师的家吧。(参照:古谷 徹 Toru Furuya (@torushome) | Twitter


是的,受到邀请去了他家。他虽然给我看了原稿,但上面并没有写台词,所以我也不知道内容是什么。所以到底是个什么故事呢,很期待看到。



在同性看来也是理想的男性


——我想问您几个关于决定给安室配音的问题。您以前就是柯南的粉丝吧。

是的。所以,当安室即将登场时,问我要不要给他配音,我想“终于来了!”。因为池田给赤井秀一配音(“赤井”来源于池田在《敢达》中所配的夏亚·阿兹纳布尔的代号“红色彗星”,“秀一”来源于池田的名字),所以我想青山先生也许是敢达的粉丝吧,也一直期待着来找我让我去配音。

——终于安室透出场了。


对啊,我特别高兴。在确定由我配音之后,给我看了安室这个角色的相关资料,我想“长得这么帅一定会很有人气的”(笑)。不止是外表,从内里也让人感觉到帅气。因此粉丝也在不断增加,纯黑的恶梦上映后似乎达到了顶点……。

——没有没有,这个顶点还会不断刷新的?


哈哈哈(笑)。也是,希望《零之执行者》能够带来更高的人气。

——TV系列也算在内,在安室登场的故事中,有哪些另您印象深刻的呢?

有很多啊……。在《气氛僵硬的茶话会》(TV系列第770和771集)中,少年时的安室透第一次登场。虽然只有“但是……”这一句话,是和(灰原哀的妈妈宫野)艾莲娜的对话,知道了安室和艾莲娜是有交集的,这让我很感兴趣。还有《香甜冰冷的快递》(TV系列722和723集)。第一次展现了自己的拳击技术,觉得“啊啊!好帅啊”(笑)。所以对那个场景也很有印象。



——安室还真是全能啊。

是啊。还会打网球,还能拆炸弹,又会做好吃的火腿三明治(笑)。还会弹吉他。

——电影的主题曲也就是福山雅治先生的《零-ZERO-》在下载期间限定的专辑封面就是安室透在和福山先生肩并肩在一起弹吉他(笑)。(参照:劇場版「コナン」×福山雅治の主題歌コラボMV公開、青山剛昌描き下ろしジャケも)。

而且就像这次电影中梓说的那样,在年轻的女孩中太受欢迎了。真的很困扰,自己和他差距太大了(笑)。是个很全能的帅哥。同性看来也是理想中的男性。



用一般手段对付不了的角色

——自在2012年播放的《结婚前夜(前后篇)》中第一次登场以来,到现在已经6年了,从开始配音以来,您对角色的理解或诠释有什么变化吗?

最开始是以一个直率的青年侦探的形象登场的,成为了毛利小五郎的徒弟。那个时候虽然听说了“他还有其他身份”,但具体是什么我是不知道的。所以那时候我想尽量表现的很直率阳光,但知道他是黑暗组织的一员・波本之后,我就“天呢!?”,非常吃惊(笑)。从那之后就想要表现出他的两面性。再之后,知道了他的真实身份是公安警察的警察,本名是降谷零之后……又是“天呢?!”(笑)。所以我所知道的其实和粉丝是差不多的。至于降谷零这个名字,听的时候觉得是不是太随便了?(笑)

——哈哈哈(笑)。确实无论是安室透还是降谷零,都是和您自身和您在《敢达》中所配的阿姆罗·利相关的。

对的(笑)。从那之后就要演出安室透,波本还有降谷零三重身份。

——每次要表演出不同的性格,这在外人看来都是十分困难的。


确实是这样。《纯黑的噩梦》中是演安室,安室是正义感很强非常帅气的形象。但是虽然看起来很冷静,但一想到他的朋友苏格兰,就会燃起他对赤井的怒火变得脾气火爆。所以他的性格跨度是很大的。这次在《零之执行者》中,在以前的基础上又有“强硬不好惹”的一面。虽然是正义的公安警察但又要让人觉得“可怕”。让我自己重新认识到他是一个用一般手段对付不了的角色。

——即使是这样也没有明确指出他的背景如何。

所以我想他是不是还有会新的身份呢。总有一天他要知道苏格兰去世的真相,那个时候估计会对演技要求很高(笑)。



安室透人气火爆的理由


——这次因《零之执行者》的上映,安室透的周边和相关活动也大量开展。在comic natalie中也被当做新闻介绍,每次都有很好的反响。对于安室透人气火爆的理由,您有什么看法呢?

首先是长得很帅,有很多技能这点。然后拥有三重身份,虽然是同一个人但能感觉到不同人格的魅力,所以说是拥有普通角色“3倍”的魅力。真实有利的角色啊(笑)。还有就是我在想青山先生在创作这个角色的时候是不是也有考虑到我声音的特色。所以我觉得我的声音和这个角色很配,非常生动。想让观众觉得是真实存在的一个人,也许这样就会获得大家的喜爱。

——确实是一个全能型的超级英雄一样的存在,一看到赤井就会变得火爆这一点,也会让人觉得合情合理,人之常情。

这部分也是很适合我的声音。但是最重要的是青山先生和员工们创作出了这样一个独具魅力的角色。

——您和青山先生也见过很多次了,他对您所演的安室透有什么评价或建议吗?


完全没有。在安室登场后不久,有意制造了和青山先生一起吃饭的机会,但只是互相交换了签名板。

——只进行了普通粉丝之间的交流(笑)

对(笑)。都是关于《敢达》的话题(笑)。

——哈哈哈(笑)。那您有想要见到或想要表演绎的安室透吗?


比起动画,原作已经超前很多了,希望尽快到有安室出场的地方。果然还是对和赤井对决的场景感兴趣。还有想看到安室,赤井和柯南一起与黑衣组织相遇的场景。是否会和赤井和解呢,虽然不知道会怎样,但这样想一想也觉得很有趣。

——是啊。现在与其说是互相怀有敌意……还是安室对赤井的敌意更大。


完全误会了。可以说是把赤井“错看为要逮捕的对象”(笑)。



请陷入安室的魅力之中

——想请您再说说「零之执行者」的看点。

比如如怒涛般高潮的展开,以及希望大家注意最后安室在车中和柯南的对话。还有就是这次在电影中有很多写实的画面这一点。比如天空渐渐晴朗,和风见在雨中的画面等等。将安室的心情通过风景表现出来也是看点之一。

——确实有很多画面中出现天空的伸展,看着很真实,很美丽。


雨滴落到伞上弹起的画面也很真实。虽然很多没有谈论安室本人的话,但却是“能被看到”的。场景和安室的心情同步这一点,在看第一次和第二次的时候感觉是不一样的。如果能先完整的看一遍剧情,然后再关注到情景,细细的品味那是再好不过了。这部电影的看点真的是太多了,希望大家反复观看,注意各种细节。然后陷入安室的魅力之中吧。

——(笑)。估计陷入底部的人非常多吧。

请务必这样(笑)。作品中也包含很多元素,是一部喜欢刑事物语、悬疑的观众也会喜欢的作品。








古谷徹(安室透役)インタビュー
この作品の肝となる、クライマックスの“ドキッとするセリフ”


──「名探偵コナン ゼロの執行人」、楽しく鑑賞させていただきました。メインキャラクターとして活躍する安室透もとてもカッコよかったです。

本当ですか? ありがとうございます!

──今までもトリプルフェイスを巧みに使い分ける魅力的なキャラクターだと感じていましたが、今回の映画でさらに安室のファンになる方も多いんじゃないでしょうか。古谷さんは完成した映画をご覧になっていかがでしたか?

自分のお芝居は間違っていなかったなと思いました。ただ、まだ客観的には観られなかったので、どこまで皆さんに楽しんでもらえるだろうかと。これは絶対ヒットする、劇場版「コナン」史上、また1位を更新するぞ、とまではまだ思えていなくて。

──昨年公開された「名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)」は、2017年の邦画興行収入ランキング第1位を記録しましたし、「名探偵コナン」の劇場版シリーズは5年連続で興行収入の最高記録を更新していますからね。

そうなんです。なので責任を感じていて、若干の不安はありますね。

──少なからずプレッシャーも感じられていると。今回の映画で安室透がメインキャラクターであると知ったときはどうでしたか?

もちろんうれしかったです。ですが、正直に言うと「純黒の悪夢」で安室透がブレイクして、それまで以上にファンの方も増えてくださった中、こんなに早くまたメインキャラクターとして劇場版に登場させてもらっていいのかなって。早過ぎるんじゃないかなと最初は思いました。

──確かに、「純黒の悪夢」の公開からまだ2年しか経っていないですもんね。

そうなんですよね。ストーリーに関しては、いくつかの予告映像と「ゼロの執行人」というタイトルから、公安警察が舞台になるんだろうなというのは想像していたんです。公安は組織犯罪を扱うことが多いので、大規模なテロに安室とコナンが力を合わせて立ち向かっていくのかなと考えていたんですが、台本を読んで、意外とそうではなかったので驚きました(笑)。

──安室がコナンの敵なのか味方なのか、後半までわからず気になりながら観ていました。

コナンくんにも(映画の中で)「今回の安室さんは敵かもしれない」と言われていましたからね。「純黒の悪夢」ではコナンくんと力を合わせて未曾有の大惨事を防ぐことができて、心が通じ合っていると思っていたのに(笑)。「本当に敵なのか?」というのは全然わからなかったですし、気になる展開だったので、台本を読んでホッとしました。

──演じる古谷さんは、味方であったはずの安室を観客に敵としても見せないといけないわけですよね。

そうなんですよ。収録中もスタッフの方から「もう少し“悪っぽく”見えるようにしてください」というオーダーがありました。そして公安警察の警察官として、目的のために手段を選ばない“大人のしたたかさ”も出していかないといけない。そういう部分を見せられるセリフが随所にあったので、そこは思いっきりやっておいたほうが後々の展開に活きるんではないかなと考えながら演じていきました。

──ほかにも意識した点はありますか?

大人のしたたかさに加えて、僕の中でもう1つテーマにしていたのが“色気”なんです。(安室の部下である)風見との雨のシーンですとか、クライマックスで車を運転しているところの狂気の笑みですとか、そういうところもポイントで。自分は男なのでよくわからないんですけど、女子にとってはあの狂気の笑みもいいらしいんですよ!

──ああ、私もあの表情は好きです(笑)。

そういうシーンはたくさんセリフがあるわけではないんですが、細かい息遣いや短いセリフの中で、どれだけ安室の新しい魅力を出せるか、というのを大事に考えていきました。

──「こういうシーンが女子の心に刺さっているらしい」というのは、周りの反応を受けて感じられた部分なんですか?

アフレコ中、隣に鈴木園子役の松井菜桜子さんが座っていたのでいろいろ聞きましたよ、女子の気持ちを(笑)。テストでいくつかのシーンを演じるたびに「どうだった?」って聞くと、「キュンキュンしました!」って言ってくれたので、「ああ、これでよかったんだ」って安心していました(笑)。

──それで言うと、「ゼロの執行人」の公式サイトにも青山剛昌さんからのコメントが掲載されていますが、その中に「クライマックスのコナンくんと安室さんのセリフのやりとりは、観た人みんな、“ドキッ!”とするんじゃないかなぁ?(笑)」と書かれていて。あのシーンは注目ですよね。

その“ドキッとするセリフ”が、僕にとってはこの作品の肝になっていました。あのセリフで安室ファンを“キュン死”させようと思っていましたので……。

──したと思います(笑)。

ふふふ(笑)。僕にとっては一番大事なセリフでした。



“赤い人”の存在

──安室が劇場版でメインキャラクターとして描かれるのは、「純黒の悪夢」以来、2作目となります。改めて2年前を振り返ってみて、共にスポットが当たった赤井秀一役の池田秀一さんとの掛け合いはどのように印象に残っていらっしゃいますか?

赤井と安室は、静と動のような対象的なキャラクターだと思うんです。普段は抑えていますけど安室はホットなキャラクターで、それに対して赤井はクール。その対極をなす2人が、お互いの存在を引き立てあっているような関係だと思うんですよね。だから「純黒の悪夢」のときはすごくお芝居に入りやすかったですし、特に池田さんとは「ガンダム」の頃からの長いお付き合いですので、お互い気心も知れている。隣に立っていると安心もできますし、お芝居も作りやすいんです。そういう意味でいうと、今回は“赤い人”がいなかったので、ちょっとさみしかったです(笑)。それに今回は“赤い人”の魅力に頼ることができないので、2人分がんばらないといけないなとも感じました。

──「純黒の悪夢」のときは池田さんと劇場版「機動戦士Zガンダム」以来、10年ぶりに一緒に収録をされたとのことですが、それくらい時間が空いていてもすぐに入り込むことができたんでしょうか?

そうですね。アニメの現場だけだとそれくらいの時間は空いていましたが、イベントだったり、いろんなところでご一緒していましたので。そういう意味では長年ともに歩んできた戦友みたいな存在なんです。

──ちょうど先日、4月11日発売の週刊少年サンデー20号(小学館)で「名探偵コナン」の連載が再開すると発表がありましたが(取材は4月上旬に行われた)、新シリーズは安室と赤井が対峙するシーンから始まるそうですね(参照:「名探偵コナン」4月11日より連載再開!新シリーズは安室透VS赤井秀一で幕開け

いずれテレビシリーズで演じられるのが、早くも楽しみですね。「なんで赤井と安室が銃を突きつけあってるんだろう!?」って気になりますよね。青山先生はそこの理由については教えてくれませんでしたから。


──あ、先日青山先生のご自宅に伺われてましたよね(参照:古谷 徹 Toru Furuya (@torushome) | Twitter)。

そうなんです。招いていただいて、お邪魔しちゃいました。そのときにひと足先にその原稿を見せてくださって。でも、吹き出しにセリフが書いてなかったので、内容までは僕も知らないんですよ。なのでどんなストーリーなのか、読むのが楽しみですね。

同性から見ても理想的な男性

──そもそも、古谷さんが安室を演じられることが決まった際のお話もお伺いできればと思うのですが、古谷さんは以前から「コナン」のファンだったんですよね。

そうなんです。だから安室透というキャラクターが作中に登場して、お声をかけていただいたときは「ついに来た!」と思いました。赤井秀一という、いかにもな名前のキャラクターを池田さんが演じられていたこともあって(「赤井」は池田が「ガンダム」シリーズで演じていたシャア・アズナブルの異名“赤い彗星”から、「秀一」は池田の名前から付けられた)、青山先生はきっと「ガンダム」ファンじゃないのだろうかと、いずれお声がかかるんじゃないかとずっと期待していたんです。

──そうしたらついに安室透というキャラクターが登場することになり。

ええ、うれしかったですね。実際にお声をかけていただいたあと、安室の設定資料などを見せていただいたときは、「ルックスからして絶対人気出そう!」と思っていて(笑)。そうしたらルックスだけではなく、内面からもたくさんのカッコいい魅力が出てきて。そのうちにファンの方もどんどん増え続けて、「純黒の悪夢」がピークになったんですけど……。

──いやいや、まだまだピークは更新し続けるんじゃないんですか?

ふふふ(笑)。そうですね、「ゼロの執行人」でそうなるように期待したいですね。

──では、テレビシリーズを含めて、安室が登場したエピソードの中で印象的なシーンはありますか?

いくつかあるんですが……「ギスギスしたお茶会」(テレビシリーズでは第770~771話)のときに、初めて安室透の少年時代の姿が登場して。「だって……」のたった一言だけではありましたが、(灰原哀の母親である宮野)エレーナさんとの会話のシーンが描かれて、エレーナさんとのつながりがあることがわかったのはとても興味深かったですね。あとは「甘く冷たい宅配便」(テレビシリーズでは第722~723話)。あのエピソードで初めてボクシングのスキルを披露したときは「おおっ! カッコいい!」と思いました(笑)。あのシーンも印象に残っています。



──安室は本当になんでもできちゃう人ですよね。

そうなんですよね。テニスも得意だし、ピッキングとか爆弾の解体なんかもできちゃうし、美味しいハムサンドも作れるし(笑)。ギターも弾けちゃうじゃないですか。

──映画の主題歌である福山雅治さんの楽曲「零 -ZERO-」のダウンロード用期間限定ジャケットでは、ギターを手にした福山さんと安室透が肩を並べていました(参照:劇場版「コナン」×福山雅治の主題歌コラボMV公開、青山剛昌描き下ろしジャケも)。

しかも今回の映画の中で梓さんから言われているように、若い女の子からもモテモテですからね。本当困っちゃいますよね、自分とのギャップがありすぎて(笑)。なんでもできちゃうイケメンなので、同性から見ても理想的な男性だなと思います。



一筋縄ではいかないキャラクター

──2012年に放送された「ウェディングイブ(前後編)」でテレビシリーズに初登場して以来、これまで約6年間安室を演じてこられましたが、最初に安室を演じたときからこれまでの間に、キャラクターの解釈や役作りに変化はありましたか?

最初はさわやかな青年探偵として登場して、毛利小五郎に弟子入りする。そのときに「実は裏の顔があります」ということは聞いていたんですけど、それが具体的にどんなものなのかは知らなかったんです。なのでその頃はとにかくさわやかに演じようと考えていたんですが、実は黒ずくめの組織の一員・バーボンであることがわかり、「ええっ!?」と驚いて(笑)。そこからは2つの顔の演じ分けを考えるようにして、安室透は明るい好青年として演じていたので、バーボンはミステリアスでクールな印象を受けてもらえるようにしようかと。そうしたら、正体は公安警察の警察官で、本名は降谷零と知って……またまた「ええっ!?」って(笑)。だから僕が知っていることは、ファンの方とそんなに変わらないですよ。降谷零という名前に関しては、聞いたときはあまりにも安易すぎませんか?と思ったんですけど(笑)。

──あはは(笑)。確かに安室透も降谷零も、古谷さんご自身と古谷さんが「ガンダム」で演じたアムロ・レイから名付けられてますもんね。

ええ(笑)。そこから安室透、バーボンに加え、さらに降谷零というもう1つの顔を演じなければいけないことになり。

──その都度、新たな引き出しを開けて演じていかないといけないのは、素人目からしてもすごく大変そうです。

そうなんですよ。「純黒の悪夢」で安室を演じて、やっぱり安室は正義感が強くてカッコいい男だなと思ったんです。ただ、冷静に見えるけど、スコッチという親友を間に挟んだとき、赤井に対しては憎悪を燃やして熱くなってしまうという。そういう意味でも幅のあるキャラクターだなと思ったんですけど、今回の「ゼロの執行人」ではそれにプラスして“したたかさ”を持ち合わせていて。正義の公安警察なのにちょっとした“怖さ”も見せていかないといけない。一筋縄ではいかないキャラクターだなと、僕自身も改めて感じましたね。

──それでもまだはっきりとしたバックボーンが描かれているわけではないですもんね。

なので、今後もまた新しい一面が出てくると思うんですよね。いずれスコッチが死んだ真実も知ることになるでしょうし、そのときはまた大変なお芝居を要求されると思います(笑)。

安室透の人気の理由

──今回の「ゼロの執行人」の公開に合わせて、安室に関するグッズやイベントなどさまざまな企画が展開されていて、そのたびコミックナタリーでもニュース記事として紹介させていただいたんですが、毎回とても大きな反響があるんです。ここまで安室透というキャラクターが人気になった理由について、古谷さん自身はどう感じていらっしゃいますか?

まずはルックスがカッコよくて、さまざまなスキルを持ち合わせているところでしょうか。それに加えて、トリプルフェイスを持つ男として、1人なのにまるで違う人物のような魅力を持っているから、普通のキャラクターの“3倍”魅力的に感じられるんじゃないかと思います。美味しいキャラですよね(笑)。あとは、たぶん青山先生も安室透というキャラクターを生み出したときに、僕の声のことも少しは意識されていたんじゃないかなと思うんです。なので安室というキャラクターにうまく声がハマって、僕自身もイキイキと演じられたんじゃないかなと。そこが皆さんにも伝わって、実際に存在する男の人のように、皆さんが愛してくださったのじゃないかと。

──確かになんでもできるスーパーヒーローのような存在なのに、赤井に対して思わず熱くなってしまうところとか、人間らしい部分を感じます。

そういうところも僕の声とマッチしたのかもしれません。でも一番は、青山先生とアニメのスタッフの皆さんが、本当に魅力的に描いてくださっているというのが大きいと思います。

──これまでにも青山先生とお会いする機会は何度かあったと思いますが、古谷さんが演じる安室についてコメントやアドバイスなどはあったりしたんですか?

いや、それがまったくないんです。安室がアニメに登場して間もない頃、先生と会食の機会を設けていただいたことがあったんですが、そのときもお互いに色紙を持ち合ってサインの交換をして。

──普通のファン同士の交流を(笑)。

はい(笑)。ほとんど「ガンダム」の話をしてましたから(笑)。

──あはは(笑)。では古谷さんが今後こういう安室の姿を見たい、演じてみたいと思うものはありますか?

アニメよりもだいぶ先まで原作が進んでいるので、安室の登場するシーンは早くアニメで演じたいなと思っています。やっぱり赤井との対決も描いていただきたいですし、演じたい。あとは赤井とコナンくんと、黒ずくめの組織にぶつかっていきたいですね。赤井と和解して立ち向かっていくのか、展開はわかりませんが、そこも想像すると楽しいですよね。

──そうですよね。今はいがみ合ってるというか……安室が敵視している部分が大きいと思いますが。

見誤ってますよね。赤井に「狩るべき相手を見誤るな」って言われちゃいますね(笑)。

安室の沼にハマってください

──改めて「ゼロの執行人」の見どころをお伺いできればと思います。

クライマックスに向けた怒涛の展開と、やっぱり最後の車中でのコナンくんとの会話は注目してほしいですね。あと、今回の映画は実写的な演出が随所にちりばめられていると思うんです。空がだんだん明るんでくるところだとか、それこそ風見との雨のシーンだとか。安室の心情を風景で描いている場面は見どころなんじゃないかと思います。

──確かに画面いっぱいに空が広がっているシーンとかは、リアルでしたし、すごくキレイで印象に残っています。

雨の雫が傘のうえで弾かれるシーンとか、リアルでしたよね。そういう、安室自身は多く語らないんだけど、“見せる”シーンというのも結構多かったと思うんです。そういった情景と安室の心情がシンクロしている部分は、1回目に観るのと、2回目に観るのとではまた違った印象を受けるかもしれません。まずは一度全体のストーリーを観ていただいて、情景を含めて改めてじっくりと楽しんでいただけたらうれしいですね。本当に見どころがたくさんある作品に仕上がったので、何度も劇場に足を運んでいただいて、作品の隅々まで味わってほしいなと思います。そして安室の沼にハマってください。

──(笑)。たぶんズブズブにハマる方も多いと思います。

ぜひ(笑)。ストーリーも作り込まれたものになっていますので、刑事物語とか、サスペンスがお好きな方にも楽しんでいただける作品になっていると思います。


翻译:风过无痕
校对:帝丹学长
编辑:子弹

作者已经决定了,你来当名侦探。
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