[零的焦點...]file634文字版(日文)
其實沒關係的...可是就是想到這個...
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ＦＩＬＥ634
Zero（ゼロ）
読めたぜ、
全ての絡繰（からくり）がな！
園子／蘭：ええっ！？
今夜キッドがテレポートする場所を知ってる？
園子：マジで！？
蘭：それってどこなのコナン君？
コナン：さっき園子姉ちゃんが言ってたじゃない！
あの飛んでるヘリコプターのどれかだよ！
園子：ウソ・・・
コナン：ホラ、前にキッドが空中歩行した事件があったでしょ？
あれって実は、キッドの仲間が操縦するヘリコプターに吊られてたってトリックだったじゃない！
だから昨夜の瞬間移動も、ヘリコプターにこっそり乗り込んだキッドの仲間が空からキッドを吊り上げて そーっと近くのビルの屋上に降ろしたんだよ！
まるでテレポートしたみたいにね！
園子：ブァかねぇ！！
んなわけないわよ！！
前回の事もあったから次郎吉おじ様はヘリの操縦士を入念にチェックしてたし、昨日と違って今日飛んでるのは警察のヘリ！
キッドの仲間がそう簡単に紛れ込めるわけないじゃない！
それによーく見てみなさいよ！
キッドが狙うミュールの周りにひしめくあの大群衆を！！
四方を網で囲まれた錦座4丁目の交差点の中に200人以上いるわ！
この中でキッドが空に吊られたら誰かが見てるってーの！
所詮、ガキの浅知恵ね・・・
蘭：残念だけど園子の言う通りだと思うよ・・・
コナン：そっかー・・・
結構イイセンいってると思ったんだけど・・・
「また初めから考え直さなきゃダメだね・・・」
ミュース レポーターA：「さあ、夜の帳も落ちて参りました！
キッドコールが沸き上がる中、
はたしてキッドは昨夜と同じく交差点の真ん中に展示された伝説のミュール・・・
紫紅の爪（パープル・ネイル）を手中にし、
今夜もあの奇跡の瞬間移動を・・・
成し遂げる事が出来るのでしょう・・・
か？
怪盗キッドです！！
怪盗キッドが姿を現しましたー！！」
銀三：おのれキッドめ！今日こそは・・・
次郎吉：よう見てみィ中森警部！ハンググライダーの尻のプロペラを！
あれはダミーじゃ！
恐らく彼奴（きやつ）は昨夜同様にダミーを上空で爆発させ、
その隙に群衆から抜け出して展示台に飛び乗る魂胆じゃよ！
じゃから彼奴（きやつ）は・・・
この群衆の中のどこかで・・・
その機会を・・・
か、
怪盗キッド！！？
キッド：長らくお待たせいたしました・・・
では昨夜同様、我が肢体が時空を越える様を・・・
とくと御堪能あれ・・・
銀三：おい何をしている！？
早くキッドを捕まえんか！！
キッド：捕まえたければどうぞ！
ただし、その手を決して離さない事・・・
瞬間移動中に振り落（お）とされ、時空の間（はざま）をさ迷う羽目になりますから・・・
銀三：くそっ！！
次郎吉：まだじゃ！！
まだ煙幕と共に群衆の中に紛れ込んだに過ぎん！！
銀三：捜せぇ！！！
キッドのファンA：ねぇキッドテレポートした？
キッドのファンB：見えねぇよ！もっと前に出ねぇと・・・
快斗：よーし！
こっちはOK！
始めてくれ！！
キッドの仲間：「了解！」
快斗：んじゃ・・・
まずは・・・
1発目！
キッドのファンC：おいこれ・・・
キッドのファンD：キッドのカード！！
キッドのファンE：何か書いてあんのか？
キッドのファンC：Three？
キッドのファンF：Two・・・
キッドのファンG：One！
快斗：ハッハッハ・・・
コナン：Zero・・・
残念だが・・・
今夜のマジックショーはタダ働き・・・
報酬は0（ゼロ）だぜ・・・
月下の奇術師さんよ！
快斗：重りを捨てろ！！
キッドの仲間：「え？」
快斗：早く！！！
キッドのファンH：なっ？
何よこれ・・・
キッドのファンI：砂の入った袋みたいだが・・・
でも・・・
どこから？
コナン：瞬間移動のトリックは極めて単純！
井戸とかに使われている滑車の原理さ！
まずTV局のスタッフに紛れ込ませたお前の仲間に、撮影の隙を見てこの2つの滑車を屋上の柵に付けさせ、
それに渡すワイヤーの片方を仲間につなぎ、もう片方の先にはフックを付けてビルの下までたらす・・・
後は展示台から消え、群衆をかき分けてビルの下まで辿り着いたお前がそのフックを体に引っ掛け、
その合図を待って仲間がビルから飛び降りるだけ・・・
仲間の体重を重りでお前より少し重くなるように調節しておけば・・・
滑車の原理でお前の体はみるみるうちに屋上へ到達し、素早く滑車を回収して瞬間移動したかの如く出現できるってわけだ！
まぁTV局のスタッフは下の大騒ぎを中継するのに手いっぱい・・・
スタッフ1人抜け出して柵を越えても気づかれないだろうし、
滑車の音もこの歓声で消されちまう・・・
問題は2人の人間が上下する様子を下の群衆に気づかせない事・・・
降りる仲間はデパートにかかった垂れ幕の中を通し隠すとしても・・・
上下する2人がすれ違える程この垂れ幕には幅がない・・・
しかもお前には群衆の視線をこのビルから外（そ）らすために・・・カードを群衆に向けて放つって役目もあるから、幕の裏に隠れる訳にはいかなかった・・・
そこで考えたのがこの文字ニュース！
元々 下から上に動いている文字に合わせて上昇すれば群衆の目は欺けるってわけだ！
快斗：なるほど？さっき盗聴器から聞こえたお前の推理はオレを油断させるためのフェイク・・・
文字ニュースの絡繰（からくり）に気づいてたのか・・・
コナン：ああ・・・文字ニュースの内容でな！
昨夜お前がこのビルの屋上に出現する直前に流れたニュースは「大好きな女性大募集」！何が好きなのか意味不明だろ？
それでこのトリックが読めたんだよ・・・
あれは「大好き」じゃなくて「犬好き」！
「犬」の点の所に黒い服を纏ったお前が隠れて上昇してるってな！
そう、黒い服・・・
やっとわかったよ・・・お前がなぜ人目につきやすい非合理的なあの白い格好で登場するか・・・
あれは大胆不敵でもなんでもない・・・
隠れやすいからだ！！
人は誰しも白い物が目の前から消えれば無意識に白い物はどこだと目で追っちまう・・・
白から黒へ早変わりできるお前なら当然の選択だな・・・
快斗：ああ・・・
それと同時に・・・
暗い闇の中から・・・
突然白い物が現れると・・・
キッド：ミステリアスだろ？
キッドのファンJ：お、おいあれ、キッドじゃね？
キッドのファンK：すごーいビルの壁に立ってるよ！！
コナン：まぁ観念するんだな・・・
このままお前が上に上がればお前は助かるかもしれねぇが・・・
下に降ろされた仲間は警察に捕まっちまう・・・
その逆だとお前がアウトだぜ？
銀三：キッドォォ！！
キッド：んじゃ・・・真ん中で・・・
コナン：ま、真ん中？
キッド：手を！！
コナン：｛くそ！
ギリで網を越えて行きやがった・・・｝
ん？
カード：「目当ての宝石では
なかったので
ミュールはお返し
します。
怪盗キッド」
蘭：昨夜はお手柄だったねコナン君！
小五郎：しかしお前よくあのビルに入れたな・・・
コナン：うん！子供だからチョロチョロっと・・・
｛まぁ・・・麻酔銃で警備員を眠らせたんだけどな・・・｝
小五郎：お！朝刊に出てるな！
鈴木次郎吉氏大勝利！！
これで、あのジイさんも枕を高くして寝れるだろ！
顔写真もでっかく載ってるし・・・
蘭：いや・・・微妙かも・・・
小五郎：あ・・・
ニュース ペイパー：「鈴木次郎吉氏大勝利！！
キッドはお宝捨てて逃亡
勝利の立役者はやっぱりこの少年
江戸川コナン君！」
次郎吉：儂・・・見切れてるし・・・
次郎吉おじさんの眠れぬ夜は、まだ続きそうだね～
第６号につづく sf支持~
kid解决篇！(-8-) (-8-) 支持文字版的，辛苦啦
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