[放假吧~...]file637文字版(日文)
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FILE637
バチバチ
なるほどね・・・
恵奈の友人A:あのなあ刑事さん・・・
さっきあんたも言ってたじゃねぇか!
たまたまガレージの中のガソリンのポリタンクが倒れてて、気化したガソリンがガレージの中に充満しててよォ・・・
そこへ車でやって来た周藤君がくわえタバコで降りたら、そのガソリンに引火して爆発したんでしょ?完全な事故じゃない!!
しかも爆発した時、俺ら全員 部屋で王様ゲームしてて、周藤が来た事すら知らなかったんスよ?
恵奈の友人B:なのに、なんでまだ取り調べを受けなきゃいけないんですか?
弓長:いや、警察で事情聴取したいのは焼死した周藤豪貴さんの婚約者だった銀林恵奈さん・・・
あんただけだ!
3週連続ガソリンのポリタンクが倒れてたって事が・・・
どうにもひっかかるから彼女に色々聞いてみたいって・・・
このボウズがきかなくてよ・・・
恵奈の友人A:またこのガキかよ!?
恵奈の友人B:なんなの君?
コナン:ちょっと聞いてみればって刑事さんに言っただけだよ!
周藤さんを恨んでた人がいたかどうか・・・
結婚の約束をしてた恵奈さんなら色々知ってるかもしれないと思ってさ!
そのポリタンクってやっぱり誰かがわざと倒したかもしれないから・・・
恵奈の友人A:だからー、禁煙中の周藤が隠れてタバコを吸ってたなんて誰も気づいてなかったって言ってんだろ?
恵奈の友人B:そうよそうよ!
恵奈:仕方ないわ・・・ここにはそんな悪い人いないって警察でちゃんと話さなきゃいけないみたいね・・・
恵奈の友人B:恵奈・・・
弓長:おお!じゃあ来てくれるのか?
恵奈:ええ・・・その代わりパトカーは遠慮しますわ・・・連行されてるようで嫌なので・・・
私の車で・・・
コナン:あ、そだ!周藤さんに最後に会ったボク達も警察に呼ばれたから・・・
よかったらボク達の車で一緒に行かない?
恵奈:い、ううけど・・・
ボウヤ達結構人数いたでしょ?私も乗れるのかしら?
コナン:大丈夫!あいつらなら・・・
元太:えーーホントにパトカーに乗せてくれるのー?
歩美:スッゲー!
光彦:とても光栄です!
コナン:あっちの車に夢中だから・・・
恵奈:でも、やっぱり遠慮するわ・・・私は私の車で・・・
コナン:そっかー残念だなー・・・
お姉さんに見て欲しい物があったんだけど・・・
恵奈:見て欲しい物?
コナン:うん!この別荘に来る途中で拾った周藤さんの物・・・
まだ刑事さんには見せてないけど・・・
見たくない?
恵奈:え、ええ・・・
まあ・・・
コナン:どう?
この車?
結構いいでしょ?
恵奈:ええ・・・乗り心地はともかく形はかわいいわね!
なんて言ったかしらこの車・・・よく走ってるけど・・・
コナン:フォルクスワーゲンタイプ1(ワン)!
愛称はビートル!カブト虫みたいだから!
恵奈:ああ・・・そーいえば似てるわね・・・
あらメール?
コナン:うん友達に!
やっと携帯が通じる圏内に入ったから・・・
恵奈:じゃあメールが終わったら見せてくれるかしら?
ボウヤが拾った彼の物・・・
コナン:あ、うん・・・
これだよ!
恵奈:ああ、フライングレディ!
コナン:知ってるの?
恵奈:ええ、ロールス・ロイスのエンブレム!
正式名称はスピリット・オブ・エクスタシー!
豪貴さんのロールス・ロイスファントムV1966の鼻先にも付いてたわ・・・
これ、彼の車のなの?
コナン:うん!爆発した時に別荘の下の道にいたボク達の所に飛んで来たんだよ!
でもビックリだね!ビートルの名前も知らないのに、
ロールス・ロイスの事はそんなに詳しいなんて・・・
恵奈:え、ええ・・・彼によく自慢されてたから・・・
コナン:けどさーお姉さんはクラシックカーが嫌いだったってお友達が言ってたよ!なのになんで周藤さんにそんな車で来るように頼んだの?
恵奈:す、好きになったのよ彼の影響で・・・
コナン:それに周藤さんウール嫌いだったらしいのに、なんでわざわざウールのセーターを着てこさせたの?
恵奈:に、似合うと思ったから・・・
彼、いつもフリースばかり着てたからね・・・
ほら、最後に君達が彼に会った時もセーターの上に着てたでしょ?フリース・・・
コナン:うん!
そーいえば灰原!オメ-も今日フリースにウールのセーターだよな?
哀:だから・・・?
何?
コナン:あ、いや・・・
ちょっと聞いただけ・・・
恵奈:じゃあボウヤが拾った物ってこれだけなのね?
コナン:うんそうだけど・・・何か別の物だと思った?
恵奈:ううん別に・・・
博士:あーー!
またガス欠じゃ!
哀:――ったく・・・さっき刑事さんにもらって入れたばかりなのに・・・
博士:ウ、ウム・・・
しかし弱ったのォ・・・この辺にガソリンスタンドなんてないし・・・
コナン:じゃあ博士ん家(ち)に入れに行けば?
買い置きのガソリンがあったでしょ?
博士:おおそうか!キャンプ用に買って積み忘れたタンクがあったわい!
コナン:――って事で、1回博士ん家(ち)に寄るけどいいよね?
恵奈:え・・・
ええ・・・
博士:すみませんねぇ・・・
ちょっと待ってくださいよ!
あった!
これじゃ!
哀:ちょっと何やってんのよ?
博士:ハハハ・・・
コナン:ガソリンのポリタンクがガレージの中で倒れるなんて、さっき火事になった別荘のガレージと同じだね・・・
恵奈:え、ええ・・・
コナン:でも大丈夫だよ!ここはタバコ吸う人いないし・・・
恵奈:そ、そうね・・・
博士:スマンが哀君、トランクに入ってるタオルを取ってくれんか?
車のキーで開けられるから・・・
恵奈:{え?
ちょ・・・}
哀:――ったくしょうがないわね・・・
恵奈:{ダ・・・
ダメ!}
ダメ!鍵を入れちゃ!!
静電気で火花が!!!
弓長:やっぱり静電気が発火装置だったってわけか・・・
その眼鏡のボウズに言われただけじゃ半信半疑だったが、
今のあんたの言葉ではっきりわかったよ・・・
あんたが周藤さんに静電気が溜まりやすいフリースとウールの組み合わせを着せ、
気化したガソリンで充満しているあの別荘のガレージに長時間かけて車で来させ、
周藤さんが車を降り、ドアをロックするために鍵穴にキーを入れた瞬間に静電気で火花が散り、
ガソリンに引火して焼死するように仕向けたって事がな!!
弓長:ちなみに、運転していると無意識の内に背中とシートが擦れて静電気が溜まりやすく、
しかも空気が乾燥して静電気が発生しやすいこの季節なら、その確率は跳ね上がる・・・
だからクラシックカーで来させたんだろ?
最近の車だとキーレスリモコンが大抵付いていて、ドアをロックする際に鍵穴にキーを入れる必要がない・・・
つまり静電気が放電しやすい金属が触れる機会がなくなっちまうってわけだ・・・
恵奈:で、でも静電気ってビリってくるだけの時もありますよね?
そんなに都合よく火花が散るなんて・・・
コナン:確かに1回だけじゃ無理かもしれないけど・・・
火花が出るまでやり続けるつもりだったんならいつかはできるよ!
実際、お姉さんは3週続けてやってたみたいだしね!
先々週、静電気が起こらなかったのは周藤さんがウールのセーターを着ずに新型車で来たから・・・
先週は周藤さんが別荘に来る途中で寄り道して飲み物を買ったから・・・
いったん車の外に出て何かに触れればそこまでに溜まった静電気が流れちゃって、
その後ガレージの中で鍵穴にキーを入れても火花が出るまでにはならなかったから・・・
その飲み物を別荘に来る途中のガソリンスタンドに寄って買ったって事をお姉さんが見抜けたのも犯人だっていう証拠だよ!
いくら周藤さんがミネラルウォーターのペットボトルを持ってる所を見たっていっても、いつどこで買ったなんてわからないもの・・・
そしてケンカになって周藤さんのウールのセーターにワインをひっかけたのは、
そのセーターを早く着替えさせるため・・・
そのままそのセーターを周藤さんが着続けてどこかで静電気にいっぱい遭っちゃって、
静電気防止グッズとかを買われたりしたらアウトだから・・・
もちろん周藤さんが誰かに相談して静電気を防ぐ方法を知られてもダメ!
そう・・・例えば・・・
車を降りる時なら外へ出て足をつく前に車の屋根を!
車に乗る時ならドアを開ける前に地面を!
部屋のノブなら壁を手で触れば体に溜まった静電気が逃げて行くとか!
静電気によく遭う人の中には怖がって指1本で触ろうとする人がいるみたいだけど、
思いきってパーで触った方が放電する静電気の量が分散されてバチってきにくいとかね!
周藤さんがウールが嫌いで、普段から着てなくて静電気にあまり遭った事がなかったんなら、
フリースにウールっていう静電気が溜まりやすい組み合わせをコーディネートして、鍵穴にキーを入れさせたら高い確率で静電気が起こると思うよ!
自分は静電気なんかに遭わないって油断してるしね!
弓長:しかしなんでまたこんな方法で・・・
コナン:周藤さんだけじゃなくあの車も消したかったから・・・
なんじゃない?
クラシックカーが嫌いなのに、あの車の事だけあんなに詳しいのは多分・・・
恵奈:ええそうよ・・・
あの車ごとこの世から葬り去りたかったのよ!!
あの男を・・・
人の皮を被った無慈悲な悪魔をね!!
・・・私の父は心臓が悪くて母と2人のドライブ中にその発作が起き・・・
それが人通りの少ない山道だったから病院に行けずに死んだのよ・・・
弓長:だがそれは運が悪かっただけで・・・
恵奈:そうね・・・運は悪かったわ・・・
発作が起き、父が車を止めた直後に偶然通りかかったのがあの男の車だなんて・・・
車の前に出て止め、病院に連れてってとお願いする母にあの悪魔は吐き捨てたそうよ・・・
「死ぬまでここで待ってなよクソババァ」ってね・・・
その出来事に深いショックをを受けその後、寝込んでしまった母も父の後を追うように亡くなったわ・・・
その悪魔の言葉と悪魔の乗った車には翼を広げた銀色の像が付いていたって事を私に言い残してね・・・
だから調べまくって知ったのよ・・・その像の名がフライングレディであの車のエンブレムだという事を・・・
まさかその車の持ち主が合コンで知り合った男だったなんて思いも寄らなかったけどね・・・
でもボウヤ・・・無茶するわね・・・
私が止める前にあの女の子が鍵穴にキーを入れてたら大変だったわよ!
コナン:大丈夫!ビートルのトランクに鍵穴なんかないし・・・
さっきのメールである人に頼んでおいたから・・・ポリタンクの中身を水に変えといてってね!
元太:このレースゲームおもしれーな!
光彦:たまには博士もいい仕事しますね!
歩美:あれ?哀ちゃんは?
博士:はて?もう起きていると思うが・・・
コナン:おい、まさかアイツまだ機嫌直ってねえんじゃ・・・
博士:まあそう言うな・・・
あの日は哀君、朝から静電気がバチバチきていて・・・
おまけに静電気防止グッズをどこかになくしてしまったらしくてな・・・
哀:・・・・・・・・・
歩美:あ!哀ちゃんもやろーよゲーム!
哀:あら、いいけど・・・
私、そのゲーム強いわよ~
元太:うおっ!?灰原テメェきたねーぞ!!
光彦:ぶっちぎりの独走ですね!!
歩美:すごいすごーい!
コナン:・・・・・・・・・
アイツが機嫌いいと不気味だな・・・
博士:何かいい事でもあったんじゃろう・・・
灰原の機嫌は静電気によって左右されるんだね~
第9号につづく 辛 辛苦了。。。支持雪T T 超多字的一话……(-33-)
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