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不错,什么时候都写完啊頑張ってね
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下面是经过在下校对后的。红字处为修改的地方。请久远信市桑继续完成大作。
p.s:谁教教我怎么才能把带红字的文章保存下来啊
【歩美の家】
歩美: あっ。
歩美の母: 歩美ちゃん、寝る時間よ。お風呂入りなさい。
歩美: もう少し…今いいとこ…
歩美の母: 明日、プ一ルあるんでしょう。
歩美: はあい。
【歩美の部屋】
歩美: あなた誰?ドラキュラさん?
キッド: いや。飛びつづけるのに疲れて、羽を休めていた。ただの魔法使いですよ、お嬢さん。
中森 銀三(41): いたぞ、やつだ、逃げすな!怪盗キッドを捕まえろ!
キッド: じゃあな、お嬢さん。
歩美: あっ…
【帝丹小学校】
光彦: え一!怪盗キッドを見だ!
元太: それ本当かよ、歩美?
歩美: うん、とっても格好よかった。
光彦: まさに平成のアルセ一ヌ·ルバンですよね。
コナン: うん…
哀: で、平成のホ一ムズさんはどうする気?
コナン: バ一ロ!いつか捕まえてやろに決まってんだろう!
「名探偵コナン 世紀末の魔術師」
【警視庁】
刑事A:怪盗1412号、通称「怪盗キッド」の犯行は現在で134件です。
刑事B:内15件ガ海外て、アメリカ、フランス、ドイツ等、12ヶ国に渡ります。
刑事C: 盗まれた宝石類は延べ152点、被害総額は387億2500万円です。
茶木 神太郎(49): その怪盗キッドから、昨日新たな犯行予告状が届いた。
黄昏の獅子から暁の乙女へ
秒針のない時計が12番目の文字を刻む時
光る天の楼閣から
メモリ一ズ·エッグをいただきに参上する
世紀末の魔術師怪盗キッド
茶木: 予告の中のメモリ一ズ·エッグとは先月鈴木財閥の蔵から発見された、ロマノフ王朝の秘宝、インペリアル·イ一スタ一エッグのことだ。
刑事D: インペリアル·イ一スタ一エッグとは、ロシアの皇帝が皇后への復活祭の贈り物として、宝石細工師、ファベルジェに作らせた卵ことで、1885年から1916ね年までの間に50個作らています。従って、今回発見されたエッグは51個目となります。
茶木: 鈴木財閥では51個目のエッグを8月23日から大阪城公園内にオ一プンする、鈴木近代美術館で展示することになった。そこで暗号の内容だが…中森君?
中森: はい。まず、「黄昏の獅子から暁の乙女へ」。これは「獅子座」の最後の日の 8月23日の夕方から、「乙女座」の最初の日の夜明けまでという意味で、犯行の日にちを示すものだ。次に、「秒針のない時計が12番目の文字を刻む時」。 これは犯行の時刻を示すものと思われるが、まだ解読できていない。最後の「光る天の楼閣から」、これは「天守閣」、すなわち大阪城のことで、キッドが現われる場所を示す。つまり、この予告状は「8月22日の夕方から23日の夜明けまでの間に、大阪城の天守閣から、インペリアル·イ一スタ一エを盗みに現われる」という意味だ。
刑事達: おう…
茶木: そこで今回は大坂府警との共同搜查になる、尚、鈴木氏のたっての希望で、名探偵である毛利小五郎氏にも協力を願った。
毛利: どっ、どうも。
茶木: 今回の我々の目的はあくまでもエッグの死守、たとえ奴を取り逃したとしてもエッグだけは…
中森: 何て甘っちょろいことは言ってられん。エッグは二の次だ。いいか、者とも!我々警察の誇りと威信にかけて、あの気障なコソ泥を冷たい監獄の中へ絶対に、絶一対にぶち込んでやるんだ!
刑事達: おう!
毛利: え、えらいこと引き受けちまったぜ…
【新大阪駅】
園子: 蘭!ここよ、ここ。
蘭: 園子!
【鈴木財閥の車の中】
毛利: ホオ一、リムジンが。さすが鈴木財閥。
園子: だって今日は、特別なんですもの。
毛利: 特別?
園子: だって、憧れの怪盗キッド様に会うには、これくらいでないとね。
蘭: もう、園子ったら。
毛利: 憧れのキッド様だ。
園子: そうそう、運転してくれてるのはパパの秘書の西野さんよ。
西野 真人(29): よろしく。
園子: 彼は、ずっと海外のあちこち旅して回って、英語、フランス語、ドイツ語がペラペラなんだよ。
蘭: へ一、すごい。
【阿笠邸】
元太: ずるいんだぜ、博士。コナンの奴一人で大阪行きやがってよ。
歩美: あたし、もう一度キッドに会いたかったのに。
光彦: 抜き駆けは彼の得意技ですからね。
博士: まあ。そう言うな。西瓜でも食べて、怒りを鎮めたらどうじゃ。
歩美: ああ…
元太: やった!
歩美: いただきま一す。
博士: ちょっとまった。食べるのはクイズを解いてからじゃ。
元太: えっ、そりゃねだろ、博士。
博士: 何を言っとる。子供のうちから楽に物をてに入れる癖をつけてどうする。いくぞ。ワシには多く孫がおる。ズマリ、何歳かな?
元太: は、博士、孫がいるのか?
博士: こ、これはクイズじゃよ。
歩美: うん…やっば、コナン君がいなきゃ無理よね。
元太: じゃ、この西瓜どうなるんだよ。
哀: 零歳よ。
三人: えっ?
哀: まだ卵なのよ。「ワシ」は鳥の「鷲」、「多くの孫」は「多孫」、「卵」はまだ零歳よ。
博士: 大正解じゃ。さすが哀君。君なら解けると思っとったぞ。
元太: へ…
光彦: 灰原さんで…
歩美: すごい…
元太: は、灰原って少年探偵団の仲間だよな?
光彦: てことは…
三人: いただきま一す。
哀: さて、あっちの卵はどうなるが。お手なみ拝見させてもらうんわよ、工藤君。
【鈴木近代美術館の前】
蘭: すごい警戒ね。
毛利: まさに蟻のはい出る隙もね一って感じだな。
園子: 当たり前よ。相手はあの怪盗キッド様、何たって彼は…
平次: 神出鬼没て变幻自在の怪盗绅士。固い警備も、ごっつい金庫も、その奇術まがいの早技でぶち破り。おまけに顔どころか、声から性格まで完壁に摸写したしまう、変装の名人ときとる…へっ、ホンマニ。めんどくさい奴を敵に回してしもだの、工藤。
コナン: はっ、服部!
毛利: まだこいつか?
蘭: もう…なんて服部君、いつもコナン君のこと工藤って呼ぶの?
服部: ああ、スマンスマン。こいつ目のつけどころが工藤によう似とるんでな、つい、そう呼んでしまうんや。
和葉: ホンマ、アホみたい。今日も朝早よから工藤が来る工藤が来るゆうて、一遍、病院で診てもろだ方がええんちゃうの?
園子: ねえ、彼は西の高校生探偵の服部平次君?へ一、桔構好い男しゃない?
蘭: ダメダメ。服部君には幼馴染みの和葉ちゃんがいるんだから、あんな風に喧嘩してるけど、本当すっごく仲いいんだよ。
園子: 見りゃわかるわよ。新一と蘭にそっくりだもん。
蘭: えっ…?
園子: あ一あ、あたしにも幼馴染みの男の子かいたらな一。
蘭: あ…
【会長室の中】
鈴木 史朗(51): お一、これは毛利さん。遠いところをよくおいで下さいました。
毛利: いや、どうも。
鈴木: 蘭さんとコナン君もよく来てくれたね。え一と、園子、そちらの二人は?
園子: 服部平次君と遠山和葉さんよ、パパ。平次君は西の高校生探偵って呼ばれてで、関西じゃ有名だってさ。
鈴木: それはそれは、頼りにしてますよ。
平次: オ一、まかしといて、おっちゃん。
毛利: おまえな!鈴木財閥の会長に向っておっちゃんとは…
鈴木: まあまあ、毛利さん。それより、紹介しましょう。こちら、ロシア大使館一等書記官、セルゲイ·オフチンニコフさんです。
セルゲイ·オフチンニコフ(41): よろしく。
鈴木: お隣が早くも相談でいらした、美術商の乾将一さん。彼女は、ロマノフ王朝研究家の浦思青蘭さん。
浦思 青蘭(27): ニイハオ。
鈴木: そしてこちらが、エックの取材撮影を申し込んでこられた、フリ一の映像作家、寒川竜さん。
寒川 竜(32): よろしく。
毛利: しかし、商談ってどの位の値を?
乾 将一(45): 八億だよ。
毛利: は、八億!
乾: 譲ってくらるなら、もっと出してもいい。
オフチンニコフ: 会長さん。インペリアル·イ一スタ一エッグは元々ロシアの物です。こんな得体の知れないプロ一カ一に売るぐらいなら、ぜひ我がロシアの美術館に寄贈してください。
乾: 得体の知れないだと!
寒川: いいよいいよ一。こりゃ、エッグ撮るより人間撮る方が面白いかもしれないな。あんた、他人事のような顔してるけど、ロマノフ王朝の研究家なら、エッグは喉から手が出るほど欲しいんじゃないのね?
青蘭: はい。でも私には八億なんてお金はとても…
寒川: だよな。俺だってかき集めても二億がやっとだ。
コナン: おいおい、キッドだけじゃなく、みんな狙ってんじゃねか、エッグを。
鈴木: とにかく、エッグの話は後日改めてということで。
オフチンニコフ: わかりました。
乾: 仕方ない。今日はところは引き上げるとするかな。
寒川: おっ!
コナン: ム一…
西野: 会長、エッグをお待ちしました。
鈴木: ああ、ご苦労さん。テ一ブルに置いてくれたまえ。
西野: はい。
鈴木: さあ、みなさん、どうぞ。
蘭: は、エッグ見せてもらえるんだ。
園子: 見た目はたいしたもんじゃないよ。子供の頃あたしが知らないで玩具にしてたぐらいだから。
蘭: 玩具?へ一、これがインペリアル·イ一スタ一エッグ。
鈴木: 西野さん、みなさんに冷たいものを。
西野: はい。
平次: なんが思ってたよりパットせへんな。
和葉: ダチョウの卵みたいやね。
コナン: これ、開くんでしょ。
鈴木: そなんだよ、よくわかったね。中はニコライ皇帝一家の模型でね。全部、金でできてるんだ。
平次: こら、中々のもんやな。
鈴木: このエッグには面白い仕掛けがあってね。
平次: へ一、おもしろいやん、これ。
鈴木: ファベルジの古い資料に、このエッグの中身のデサイン画が残っていてね。これによって、本物のエッグと認められたんだよ。
蘭: メモリ一ズ·エッグって言うのはロシア語を英語にした題名なんですか。
鈴木: ああ、そうだよ。ロシア語ではボスボミナ一ニエ(воспоминдние)、日本語に訳すと「思い出」だそうだ。
コナン: ねえ、なんで本をめくってるのか思い出なの?
毛利: バカ。皇帝が子供たちを集めて本を読んて聞かせるのが、思い出なんだよ。
蘭: エッギの蓋の中で光っているのは宝石ですか?
鈴木: いや、それはただのガラスなんだ。
蘭: え?
コナン: 皇帝から皇后への贈り物なのに?なんか、ひっかからない?
鈴木: う一ん、ただ51個目を作る頃は、ロシアも財政難に墜っちていたようだがね。
平次: ひっかかるゆうたらキッドの予告状。「光る天の楼閣」、なんて大阪城が光るんや。
和葉: アホ!大阪城建てた太閣さんは、大阪の礎築いて発展させはった大阪の光みたいなもんやん。
茶木:その通り!キッドが現われるのは大阪城の天守閣。それは間違いない。だが…
中森:「秒針のない時計が12番目の文字を刻む時」、この意味がどうしてもわからんのだ。
和葉: それって「あいうえお」の12番目の文字とちゃうん?
蘭: 「あいうえお」の12番目って…
園子: 「し」、じゃあ、四時ってこと?
中森: いや、キッドの暗号にしては単純すぎる。
毛利: ふん、わかりましたよ、刑事。「あいうえお」てはなく、アルファベットで数えるんです。
茶木: アルファベット?
毛利: アルファベットの12番目は「L」、つまり…
茶木: 3時か?
鈴木: さすが名探偵、お見事ですな。
毛利: あはははは…
茶木: 間違いない。午前3時ならまだ夜明け前で、「暁の乙女へ」にも合致する。
中森: 待ってろよ、怪盗キッド。今度こそお縄にしてやる。
【難波布袋神社】
蘭: はっ、わたし、大吉!
園子: どれどれ?
蘭: 待人、恋人と再会します。
園子: それって新一君のことしゃない?
和葉: へ一、よかったやん。今度、わたしにも会わしてんな。
コナン: ここにいるって。
平次: さてと、問題は午前3時までどうやって時間をつぶすかやな。まあ、とりえず、なんかうまいもんでも食べ…和葉、お前その二人案内したりや。
和葉: 平次は?
平次: 俺はこのちっこいのを案内するから。
蘭: どうして?一緒に行こうよ。
平次: 男は男同士がええにゃて。なあ、ク…ク…ク…コナン君?
コナン: うん!早く慣れろよな。
平次: なんや、偉そうやないかバラしてもええんやで?
コナン: と、努力してください。
平次: うん、せやせや、人にもの頼むときは笑顔忘れたらあきませんて。
コナン: ヤロウ。
蘭: なんか、妙に仲がいいのよね、あの二人。
園子: いいじゃない、女は女同士。浪速のいけてる男を見付けて、御飯おごらせちゃおうよ。
和葉: ほんなら、引っかけ橋にでも行ってみる?
平次: お前、12番目の文字が引っかかってんのやろ?
コナン: ああ…「L」がロシア語のアルファベットでって、言うんならわかるんだが。
平次: がロシア語のアルファベット?
コナン: カ一だ。英語の「К」。
平次: 「К」やたら、時計の形にはならへんな。
コナン: それに、予告状の最後の「世紀末の魔術師」ってのも気になる。
平次: ホンマ、気障なやっちゃて。
コナン: 今まで奴はそんな風に名乗ったことがない。それに、何よりも今まで宝石しか狙わなかったキッドが、なぜエッグを狙うんだ?
子供: 追っ手!
爺ちゃん: えっ…
平次: それよりお前、さき引いたお神籤どなやった?
コナン: なもん、まだ見てねよ。
平次: なんでや?キッドとの対決を占う大事なお神籤じやろ。
コナン: たく。
平次: ええ、小吉か。中途半端なもん引きよったろ。これやったらキッドとの勝負勝てるんか負けるんかわからんへんやないか。
コナン: 「待人」は「来ます」か…ん?「旅行」…「秘密が明るみに出ます。やめましょう。」おいおい、まさか…まさかな。
平次: ここのお神籤、よ当るからな一
コナン: えっ?うそっ!
平次: ホンマ。
【会長室の中】
毛利: 料亭ですか?
鈴木: ええ。キッドが来るのは明日の朝午前3時と判ったことですし、それまでどうてす?
毛利: いいすなあ一
中森: 会長、そろそろ…
鈴木: そうですな。お願いします。
毛利: ああ、展示室へ移すんですか?
中森: 偽物の方をね。
毛利: 偽物?
中森: 今まで我々は、予告状に書ってある所へバカ正直に獲物を置いて、キッドにやられていました。だったら、どこに置いてあるか、わからなくしようというわけです。
毛利: なるほど。で、その場所は?
中森: お教えするわけにはいけません。知っているのはわたしと部下の二人だけです。もちろん、彼らが、キッドの変装でないことは確認濟みです。なにを?
毛利: あなたがキッドの可能性もありますから。
中森: だったら!
毛利: なにを!このヤロウ!
【鈴木近代美術館の前】
香坂夏美(27): わたし、香坂夏美と申します。こちらは執事の沢部です。このパンフレットにある、インペリアル·イ一スタ一エッグのことでぜひとも会場さんと会ってお話したいんですが。
西野: 生憎と会長は出てまして。わたしでよろしければ伺いますが。
夏美: このエッグの写真が違うです。曾祖父の残した絵と…
平次: おっ、こらおもろいな。夜中の3時が「L」なら、今は「へ」やで。
コナン: 「へ」?
平次: 今、7時13分や。7時20分なったら完壁な「へ」やで。
コナン: はっ!「黄昏の獅子から暁の乙女へ」の「へ」は頭から数えて12番目。服部!キッドの予告した時間は午前3時じゃなく、午後7時20分だ!
平次: なんやて!おい、どこ行くねん、工藤!
コナン: 大阪城だ!お前はエッグを見張ってろ!
平次: 雨か?天気予報は確か晴れ…あっ!待ってや、工藤。天の楼閣は天守閣やない、通天閣や!
コナン: 通天閣?
平次: 通天閣のてっぺんはな、光の天気予報なんや。
コナン: なに?
【通天閣】
キッド: レデイス·アンド·ジェントルマン!さあ、ショ一の始まりだぜ!
【大阪城】
茶木: な、何だ?
【料亭「筧」】
鈴木: おおう、花火ですか?
毛利: まさに、夏の風物詩ですな。
【道頓堀】
蘭: きれい!
園子: やっば、大阪は花火も派手だね!
和葉: おかしいなあ、今日は花火の日とちゃうんやけど。
【倉庫】
刑事A: 警部!大阪城の方で花火が上がっています。
刑事B: それも、すごい数です。
中森: 騒ぐな!あれはキッドじゃない。奴の予告時間はまで、まだ7時間以上もあるんだからな。まさかこんな倉庫みたいな所に、エッグを隠してるとは奴も思うまい。ふん。
【鈴木近代美術館の前】
コナン: 服部、通天閣はどっちだ?
平次: あっちや。あっちは花火上がってへんな。
コナン: 大阪城で花火を打ち上けたのは、通天閣から目をそらせるためだ。でもなぜなんだ?なぜ奴は、通天閣に…
平次: くそ、今から通天閣へ行っても間に合わへんな。
コナン: ここでキッドを待ち伏せるんだ。西野さん、エッグは今どこに?
西野: それが、中森警部がどこか別の場所に持っていったらしいんだ。
服部: なんやて?
【通天閣】
キッド: さて、お次は…
【鈴木近代美術館の前】
服部: ほっ!
コナン: 停電!
【大阪城】
茶木: 今度はなにだ?なにがあった?
【道頓堀】
和葉: なんかおかしいで、これ。
【料亭「筧」】
鈴木: ほ一、月明りで一杯とは。
毛利: こりゃまた、風流ですな。
【倉庫】
中森: あわてるな!すぐに自家発電の切り替えろ。急げ!
刑事AとB: はい!
【鈴木近代美術館の前】
コナン: 奴の狙いが判ったぞ。
平次: お、おい!
【通天閣】
キッド: 法円坂、ミカド病院、ホテル堂島センチュリ一、天満救急医療センタ一、ホテルチャネルテン、浪速TMS病院、関西ホテルワル一ド…ム、ビンゴ!
【街の中】
ドライバA:どかんかい!右折できんやろ!
ドライバB: 直進車優先や!
コナン: 奴は、本物のエッグを別の場所に移動した情報を手に入れてたんだ。その場所を特定するために、街中を停電にし、自家発電に切り替えさせた。そして、病院やホテル以外で明りがつくであろうその場所を…キッド、くそ!やべえ、行き止まりだ。
平次: 乗れ、工藤!なるほど、その明りがつくんを見渡すのに、通天閣は絶好の位置取りや!奴は予告状を出す前から、こうなることを読んどったっちゅうわけか?
コナン: しかもその場所は、外部からそれと気づかれたいために…
平次: 警備は手薄…
【倉庫】
平次:こら、早よ行かな、取られてまうぞ!
コナン: 服部!お前はここで待機していろ。
平次: なに?おい、工藤!
コナン: キッド!くそ!しまった!
平次: 急げ、工藤!
コナン: ハング·グライダ一が飛ぶには軽い向かい風が理想的だ。
平次: 風上に向って飛んでるちゅうわけやな。
コナン: 高度を下け始めたぞ。
平次: この先は、大阪湾や。キッドの奴、絶対降りよるで。あっ…
コナン: 服部、大丈夫か?
平次: な、なにしてんねん!早よ、行かんいけ!逃したらしばくぞ、こら!
コナン: 服部…
ドライバ: だ、大丈夫か、兄ちゃん?
コナン: 警察と救急車を頼みます。
ドライバ: あ、ああ。
コナン: 待ってろよ、服部。
【大阪湾】
キッド: あっ!
コナン: あれは?この傷…エッグは無事だ。これはキッドのモノクル!まさか、撃たれて海に…すると、さっきの男、いったい…
その晩、警察の懸命の搜索にもかかわらず。キッドの生死は確認できなかった。翌日、エッグは傷がない調べるため、急きゅ展示を取り止め、鈴木家の船で東京へ持ち帰ることになった。
【船の中】
夏美:わたしの曾祖父は喜一と言いましてファベルジェの工房で細工職人として働いて いました。現地でロシア人の女性と結婚して、革命の翌年に二人で日本へ帰り、曾祖母は女の赤ちゃんを産みました、ところが間もなく曾祖母は死亡。9年後、 曾祖父も45歳の若さで亡くなったと聞いています。
鈴木:その赤ちゃんというのが…
夏美:わたしの祖母です。祖父と両親はわたしが5歳の時に交通事故で亡くなりまして、わたしは祖母に育てられたんです。
沢部:その大奥様も先月亡くなられてしまいました。
夏美:わたしは巴里で菓子職人として働いていたんですが、帰国して祖母の遺品を整理していましたら、曾祖父が書いたと思われる古い図面が出てきたんです。真ん中が破れてしまってるんですが。
鈴木:メモリ-ズ。確にメモリ-ズ·エッグだ。しかしこれには宝石がついている。
毛利:元々は宝石がついていたのに取れちゃったんじゃないでしょうか?
コナン:ねえ、もしかしたら卵は二つあったんじゃない?
夏美:えっ?
コナン:だってはら、一つの卵にしちゃ、輪郭が微妙に合ないじゃない。本当はもっと大きな紙に二個書いてあったのか、真んの絵がごっそりなくなってるんだよ。
鈴木:なるほど。
コナン:しかし、なんでメモリ-ズなんだ…あっ、こんな所に鏡が。あっ、やべ!取れちゃった。
毛利:何をやっとるんだ、お前!
コナン:か、鏡がついてたけど、取れちゃった。
毛利:なに!
蘭:コナン君!
園子:あ、大丈夫。あの鏡、簡単に外れるようになってんの。どやら、後からはめ込んだみたいなのよね。
コナン:ムっ、なんだ?何が映ってるぞ?これは、もしかして!西野さん、明かりを消して。
西野:えっ、あ、ああ。
毛利:こら!勝手なことを…
オフチンニコフ:ど、どうして絵が…。
乾:魔境だよ。
オフチンニコフ:魔境?
青蘭:聞いたことがあるわ。鏡の神体化する日本と中国にあったと。
乾:そう、鏡に特殊な細工がしてあってな。日本では隠れキリシタンが、壁に映し出された十字架を密がにっ祈ていたと言われている。
夏美:沢部さん、この御城は…
沢部:はい。横須賀の御城に間違いありません。
蘭:えっ、横須賀の御城って。あのCM撮影とかによく使われる?
夏美:はい。元々曾祖父が建てたもので祖母がずっと管理してたんです。
園子:じゃ、あれは香坂家の御城だったんだ。
毛利:夏美さん、二つのエッグは、あなたのいひお爺さんが作たものじゃないでしょう か?あなたのひいお爺さんはロシア革命の後で、夫人とともに自分が作った二つのエッグを日本に持ち帰ったんだす。恐らく、この二個目エッグについていた、 宝石のいくつかを売って、横須賀に城を建て。このエッグを城のどこかに隠したんです。そして、城に隠したというメッセ-ジを、魔境の形で別のエッグに残し たんですよ。
夏美:あの、実は、図面と一緒にこの古い鍵もあったんですが、それも何か…
毛利:それこそ、二個目のエッグを隠してある所の鍵に違いありません。
オフチンニコフ:宝石のついた幻のエッグ…
乾:もし、それが見つかったら十億。いや、十五億以上の値打ちがあるぜ。
コナン:だからキッドが狙ったのか?いや…
夏美:毛利さん、東京へ戻ったら一緒に御城へ行っていただけませんか?
毛利:いいですとも。
オフチンニコフ:わたし同行させてください。
乾:俺もだ。
寒川:頼む、ビデオに撮らせてくれ。
青蘭:わたしもぜひ!
夏美:はい、一緒に行きましょう。
コナン:なんだ、みんな目の色が変ったぞ。二つのエッグも狙うつもりなのか?
【蘭の部屋】
蘭:いい子ね。うん、出血は止ったし、傷口さえ塞がればまだ飛べるようになるわ。
コナン: 本当?よかった。
蘭: 服部君も幸い軽い捻挫ですんだけど、キッドは死んじゃったのかな。
コナン: 奴があんなことで死ぬわけがない。 もしかしたら、すでにこの船に。
蘭: はい!えっ…
寒川: いいね、その表情。いただき!
コナン: なんなんだ、一体…
園子: はい、蘭。遊びに来たよ。
蘭: 夏美さんと西野さんも。さ、どうぞ。
夏美: お邪魔します。
西野: 失礼します。あっ、僕、やぱり遠慮します。
園子: おや、そっか、美女ばっかりだから照れてんだ。かわい!
コナン: えっ…
園子: もう一人の美女忘れてた呼んでくるね。
蘭: うん、青蘭さんね。
園子: 行くぞ、おチビちゃん。
コナン: 僕もいくの?
【青蘭の部屋】
青蘭: はい、ありがとうございます。すぐ用意しますから、ちょっと待って下さい。
コナン: グリゴリ一?
園子: あ、もしかしてそこにあるのは彼の写真?
青蘭: えっ?ええ、まあ。
園子: いいな、みんな旦那がいて。こんなことだったら絶対キッドをゲットしとくんだった。
コナン: おめがゲットできんなら、警察は苦労しねよ。
【蘭の部屋】
蘭: ええ、じゃ、夏美さん、20歳の時からずっと巴里で暮らしてるんですか?
夏美: そうなの。だから時々変な日本語使っちゃって。あ、変な日本語って言えば、子供の時から妙に耳に残って離れない言葉があるのよね。
園子: へえ、何ですか?
夏美: 「バルシェ、ニクカッタベカ」
蘭と園子: えっ…
夏美: 「バルシェは肉を買ったかしら」って意味だと思うんだけど、そんな人の名前に心当たりないのよね。
コナン: あれ?夏美さんの瞳って…
夏美: そう、灰色なのよ。母も祖母も同じ色で。多分、曾祖母の色を受け继いだんだと思う。
蘭: おういえば、青蘭さんの瞳も灰色じゃない?
園子: 本当だ。中国の人も灰色なのかな。
蘭: あの、青蘭さんって青い蘭って書くんですよね。私の名前も蘭なんです。
青蘭: 「セイラン」は日本語読みで、本当は「チンラン」と言います。
園子: 「チンラン」?
青蘭: 「青」が「チン」、「蘭」は「ラン」、「浦思」は「プ一ス」で、「プ一ス·チンラン」です。
蘭: 「蘭」は中国語読みでも「ラン」なんですね。
青蘭: そうです。「毛利」は「マオリ」。
蘭: じゃ、あたしの名前はマオリ·ランか。なんか可愛くていいなあ。
園子: ねえねえ、わたしは?
青蘭: 鈴木園子さんは「リンムウ·ユイアンツ」。
園子: り、リンム、ユ、アンツ…
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