[命令熱吻...]file625文字版(日文) - 名侦探柯南事务所

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10/18ごろ
発売！！
ＦＩＬＥ625
ハンマー男
新シリーズ！！
ハンマーで事件が・・・！？
男Ａ：なんだぁ？兄ちゃん・・・
何か探し物か～～？
お、おい・・・
待てよ！！
何も逃げるこたぁ・・・
ん？
園子：ねぇ蘭・・・
知ってる？
ハンマー男・・・
蘭：知ってる知ってる！今朝のニュースでやってたよ！昨夜、この近くの公園に現れたんだってね！
園子：うん・・・身長180を超える長身で、狙われたのは4件共髪の長い女性・・・そう・・・蘭のような・・・
蘭：大丈夫だよ！きっとその内警察の人が捕まえてくれるって！
コナン：あ！
噂をすれば高木刑事と佐藤刑事！
蘭：ホントだー！
ハンマー男の捜査どうなってるのか聞いてみよ！
園子：ちょっと待った！
蘭：え？
渉：あ、あの・・・よく聞こえなかったんスけど・・・
美和子：じゃあもう一度言うわ・・・
キスして・・・
今すぐ熱っついヤツ・・・
渉：あ、
ちょっ・・・
えぇっ！？
美和子：ホラ、早く！ぐずぐずしないで！
渉：は、はい！！
では・・・
し、
失礼しま・・・
コナン：張り込み？
でしょ？
園子：バカ！何　邪魔してんのよ！？いいトコだったのに！！
美和子／渉：え？
コナン：でも佐藤刑事達ずっとあのマンション怖い顔で睨んでたし・・・
よーく見たら、マンションの3階の部屋のカーテンの隙間から人影が見えて・・・そしたら佐藤刑事が急に高木刑事の首に手をかけたから・・・
もしかしたら2人であの部屋を張り込んでるのがバレないように、慌てて恋人のフリしたんじゃないかな～～って思ったけど・・・
違うの？
美和子：そうよ！よくわかったわね！
渉：そ、そうだったんですか・・・
美和子：あら、なんだと思ったの？
渉：あ、いえ・・・
蘭：張り込み中だったなら余計にごめんなさい・・・コナン君が邪魔しちゃって・・・
美和子：いいのいいの！逆に助かったわ！
園子：助かった？
美和子：ええ・・・まさか女子高生や小学生連れて見張ってるなんて思わないでしょうから・・・
あのハンマー男もね・・・
蘭：ハ、
園子：ハンマー男！！
渉：ニュースで見ませんでした？昨夜この近辺でハンマー男が目撃されたって・・・
蘭：あ、はい今朝ＴＶで・・・
渉：実はその目撃者がその後ハンマー男を尾けて行って・・・
見たらしいんですよ・・・
ハンマー男がこのマンションに入って行くのをね！
蘭／園子：えぇ！？
美和子：んで、その通報を聞いてすぐにここにかけつけ、1軒ずつ調べたら・・・
ほとんどの住人にアリバイがあって、
あきらかに部屋の中にいるのに玄関の呼び鈴を鳴らしても返事がなかったのが・・・
3階の中央の・・・
あの部屋だったってわけ！
園子：じゃあ中に踏み込めばいいじゃない！！大家さんに鍵借りて・・・
渉：できないよ、令状なしにそんな事・・・
コナン：でも、その部屋にいる人ってホントにハンマー男なの？もしかしたらハンマー男を真似した・・・
美和子：模倣犯じゃないわ！
昨夜　その男、例の目撃者に後ろから声をかけられて慌てて走って逃げた時に忘れてのたのよ・・・
血塗れのハンマーを・・・前の3件の被害者の血も付着したそれをね！
園子：けど、その目撃者よく追い付いたね・・・
蘭：うん・・・ハンマー男って100m11秒台で走るっていうし・・・
渉：それは都市伝説！実際はそんなに速くないたしいよ・・・
その目撃者は醉っ払っていたのにハンマー男の跡をつけられたぐらいだからね・・・
コナン：でもさー部屋がわかってるなら誰が住んでるかわかるよね？
渉：それがね、その部屋の住人は現在バックパッカーとして海外を放浪中で・・・
しばらく部屋を男の友人に貸すと言ってたってその住人の親は電話で話してたよ・・・
コナン：その男の友人って誰だかわからないの？
渉：ああ・・・隣の住人の話だと、前は彼女を連れ込んで一緒に住んでいたみたいだけど・・・最近は彼女も訪ねてこなくなり、1日中部屋にこもって外出するのは夜ぐらいだったそうだよ・・・
いつも帽子やフードを被っていて顔はよく覚えていないらしいけどね・・・
千葉：佐藤さん！ちょっと・・・
美和子：ん？
えぇっ！？あの部屋に出入りしてた！？
この人達が！？
千葉：ええ・・・マンションの玄関側を遠くから張っていたんですが・・・
この3人が問題の部屋に入って出て来るのを確認しました！
10分おきぐらいに1人ずつ・・・
美和子：もちろん目暮警部にも知らせたわよね？
千葉：ええ・・・
渉：それで、この3人はあの部屋で何を？
容疑者A：俺はあの部屋に宅配便の荷物を届けに行っただけだぜ？
容疑者B：私はあの部屋の住人の荷物をバイク便で引き取りに来たけど・・・
容疑者C：僕は注文されたピザをデリバリーしに・・・
渉：じゃあ3人とも部屋の住人に会われたんですね？
容疑者A：いや、俺は会ってねーぜ？
玄関の扉の下に紙が置いてあって、そいつに書いてあったんだ・・・カゼで寝込んでるから宅配の荷物は丸いテーブルの上に置いて、受け取りの印鑑は同じテーブルの上に置いておくから押してくれって・・・
容疑者B：私も会ってないわ・・・その紙にバイク便の事も書いてあったのよ・・・テープルの上に置いてあるこの荷物を勝手に持って行ってくれと・・・
容疑者C：その紙にはピザのデリバリーの事も書いてありました・・・
出前の代金はテープルの上の封筒に入れておくからピザをテープルに置いて行ってくれ・・・だったかな？
美和子：カゼで寝込んでる？
容疑者A：ああ・・・依頼を受けた時の電話の声はガラガラ声だったらしいぜ・・・
容疑者B：私の時も・・・
容疑者C：僕もです・・・
渉：しかしなんでこうたて続けに部屋に人を・・・
美和子：ねぇ、玄関を張ってるのって千葉君の他に2人いたわよね？
千葉：え、ええ・・・
宅配便とバイク便は他の2人が呼び止めに行って・・・
最後に来たデリバリーの人は僕が・・・
コナン：じゃあ今、玄関を見張ってる刑事さんはいないの？
美和子：千葉君！その人達を頼んだわよ！！
千葉：あ、はい！
美和子：（思う）部屋に色々な人を呼び込めば、
その度に警察はその人が何をしに部屋に行ったかを聞きに、呼び止めに行かざるを得ない！
しかも、呼び止めに行くのはその人を直接見た刑事本人なら確実！
そうやって張り込んでる刑事の人数を減らした隙に逃げるのが狙いだったのね！！
｛ピザに手をつけてない・・・
やっぱり逃げるために注文したのね・・・｝
渉：さ、佐藤さん・・・
ち、千葉の話だと・・・
デリバリーの男を呼び止めに行く時に最初の宅配便の男を呼び止めに行った刑事が戻って来て・・・
千葉と入れ違いに見張ってたけど、その後　誰もこの部屋から出ていないって・・・
美和子：ウソ・・・
じゃあハンマー男はまだこの部屋の中に・・・
まさか私達を待ち伏せて・・・
コナン：いや・・・
美和子：え？
コナン：待ち伏せるつまりは・・・
なかったみたいだよ・・・
渉：じ、自殺！？
コナン：まだ息してるみたいだね・・・
美和子：高木君、救急車を！！
渉：はい！！
美和子：なるほどね・・・コート着て帽子被って逃げる準備は整えてたけど・・・
とても逃げきれないと踏んで、自殺を決意したのね・・・
自殺の方法は、反対側の扉のノプにロープを引っ掛け、それを扉の上に通して首を吊るやり方・・・
でも、こと切れる前に掛けたロープが外れ、気を失ったまま床に落ちてしまったってトコロかしら・・・
コナン：自殺じゃないと思うよ・・・
美和子：え？
コナン：ホラ、その人の首のトコロープの跡がほとんど付いてないよ・・・
美和子：そ、
そうね！！
コナン：それにその帽子・・・
首を吊って自殺する人が、ロープをかけるのに邪魔になる帽子なんか普通被んないと思うけど・・・
美和子：じゃあ・・・
この帽子は・・・
｛血！？｝
ど、どういう事！？
コナン：ハンマー男が逆に殴られたんだよ・・・
この部屋を訪れた・・・
あの3人の中の誰かにね！！
第46号につづく
ハンマー男を恨む者の仕業か！？

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