[真對不起...]file628文字版(日文) - 名侦探柯南事务所

最新59コミックス
好評発売中！！！！！！
ＦＩＬＥ628
殺意のコーヒー
名探偵たるもの
密着取材も焦らず対応！？
小五郎：ホーー・・・
「毛利小五郎密着24時」？
そんな特番を東都ＴＶで？
彰吾：はい、月曜9時のゴールデンタイムに・・・
警察に密着したそういう類の番組はよくあるんですが・・・
探偵さんは顔バレしたり調査方法を知られたりすると仕事に支障が出るとかでよく断られるんです・・・
でも毛利探偵は超有名ですし、
視聴者の食い付きもいいと思い御依頼を・・・
小五郎：しかし24時間ずーっと張り付かれるってーのは・・・
彰吾：あ、もちろんカメラが嫌な時は言って頂ければ外しますよ！オンエア前にチェックして
頂いて、ＮＧな所はカットもしますし・・・
小五郎：でもねぇ・・・
コナン：最近依頼ないもんね・・・
蘭：うん・・・昼間っからビール飲んで競馬中継聞いて夜は麻雀だから密着されても困るかも・・・
彰吾：し、仕事ないんですか？
小五郎：あ、いや、今はたまたま・・・
｛コラ・・・｝
なんならそっちで用意してくれませんか？未解決の殺人事件とかでっち上げて！
彰吾：でっち上げてって・・・
ヤラセはちょっと・・・・・・
舞子：あ、でも一応スタッフに聞いてみましょうか？
殺人事件じゃなくても興味を引く事件とか困り事が何かあるかも・・・
彰吾：ダメダメ！たとえそれがヤラセじゃなくても、スタッフからの依頼だとわかったらヤラセだと疑われるだろ？
毛利探偵の名前にも傷が付くだろうし・・・
それにオンエアまでの時間を考えるとそんな段取りをしてる余裕もないし・・・
舞子：ですよね・・・
蘭：あのー・・・
彰吾：はい？
蘭：もしかしてお2人、付き合ってらっちゃるんですか？
彰吾／舞子：え？
蘭：ペアウォッチされてますよね？
小五郎：ホー・・・
彰吾＆舞子：あ、いや・・・
彰吾：これは私の誕生日に彼女がプレゼントしてくれた物で・・・
舞子：デ、デザインがよかったのでつい自分のも・・・
彰吾：まあ、彼女には会社設立当初からずっと私の面倒を見てもらっていますから・・・
女房みたいな感じですけどね・・・
しかし弱ったな・・・毛利さんきっとＯＫしてくれると思って、中目さんと会う段取り組んじゃったよ・・・
小五郎：中目さん？
彰吾：東都ＴＶのプロヂューサーです！
番組の打ち合わせも兼ねて、一度毛利さんをスタッフと一緒に中目さんの自宅に招いてくれと言われたので・・・
小五郎：んな人の都合も聞かずに勝手に決めるから・・・
彰吾：はあ・・・番組のナレージョンの名前を見たら二つ返事で受けてくださると・・・
小五郎：ナレーションって？
彰吾：あれ？さっきお渡ししたその企画書に書いてありませんでした？
小五郎：ヨ、
ヨーコちゃん～
お引き受けいたしましょう！！！
彰吾：は、はい！！
コナン：｛簡単だなこのオヤジ・・・｝
小五郎：で？その打ち合わせにヨーコちゃんも来るんだろ？
彰吾：ええ、もちろん！
頼策：オオ！
毛利探偵は引き受けてくれたか！
やはり沖野ヨーコという餌が効いたようだな・・・
彰吾：ええ！ファンだとは聞いてたんですがあんなにとは・・・
頼策：まあ、くれぐれも悟られんように・・・
視聴率の低迷で打ち切りになったドラマの穴埋め特番だという事は・・・
彰吾：大丈夫ですよ！
毛利さんノリノリでしたし！
それにこの企画、とても穴埋めとは思えないぐらいキャッチーだと思いますから！
頼策：で・・・例の件もヨロシク頼んだぞ！
彰吾：例の件？
頼策：キックバックだよ！
制作費を水増し請求して浮いた金をこっちに回すヤツ・・・儲かるぞー！
彰吾：あ、いや、それは以前お断りしたかと・・・
頼策：あ、そう・・・君のトコと久し振りに仕事ができると思ったんだが、残念だよ・・・
彰吾：ちょ、ちょっと待ってくださいよ！
頼策：まぁ、彼女をこっちに回してくれるのならこんな無理強いはせんのだがな・・・
彰吾：彼女？
頼策：君んトコの舞子さんだよ！
彰吾：え？
頼策：まだわかっていなかったのか？一度干した弱小製作会社に仕事を回したのは・・・彼女
がワシのお気に入りだからだよ！
そばに置いておきたいのだ・・・彼女のような仕事が出来る女を秘書として・・・
おまけに美人でスタイルもいいしな～
彰吾：い、いや、それもちょっと・・・
頼策：まあ詳しい話は後日、毛利探偵と家に来た時にしようじゃないか！
彰吾：は、はあ・・・
舞子：・・・・・・・・・
コナン：｛――ったく・・・｝
遅えなぁ・・・
もう30分以上過ぎてるぜ・・・
小五郎：ヨーコちゃんヨーコちゃん！
コナン：｛まあ、おかまいなしなのが1名いるが・・・｝
小五郎：ニョホホー～
お！
彰吾：お待たせしてすみません、毛利さん！
小五郎：いえいえー！
彰吾：じゃあちょっと・・・
この車を駐車場に入れて来ますので・・・
小五郎：あれ？
ヨーコちゃんは？
蘭：もうプロヂューサーの部屋にあがってるんじゃない？
コナン：・・・・・・・・・
｛あの人のコート・・・
随分濡れてたな・・・｝
小五郎：ええっ！？ヨーコちゃんが来られなくなった！？
なんで！？
彰吾：急に都合が悪くなったどうで・・・だから本格的な打ち合わせはまだ後日って事になり、
今日はスタッフも来てないんです・・・
蘭：大丈夫ですか？
彰吾：え？
蘭：前にお会いした時よりやつれてらっしゃるような・・・
彰吾：ええ・・・色々苦労が絶えなくて・・・
小五郎：返事がねぇな・・・
蘭：遅れたからどこかに出かけちゃったとか？
彰吾：そ、そんなはずは・・・
小五郎：仕方ねぇ出直すか！
ヨーコちゃんもいねぇし！
彰吾：ちょ、ちょっと待ってください！もしかしたら何かあったのかも！
小五郎：何かって？
彰吾：じ、実は最近中目プロヂューサーの様子が変だったんですよ！ホラ、少し前にニュースになったでしょ？東都ＴＶのヤラセ番組問題！
小五郎：ああ・・・旅の番組で行った先の文化財にＴＶ局のスタッフが自分で落書きして「心ない人間のイタズラだ」って騒いでたヤツか！
彰吾：ええ・・・そのヤラセに中目さんは噛んでいなかったんですけど、番組を立ち上げたのが中目さんだから責任を感じちゃって・・・
小五郎：ホー・・・
彰吾：・・・それで最近お酒を飲むとよく漏らしてたんです・・・
死にたいって・・・
小五郎：おいおい・・・
彰吾：だ、だからひょっとすると・・・待ってる間にそんな気持ちになってしまって・・・
小五郎：じゃあマンションの管理人に事情を話して鍵を借りて来い！！
今すぐに！！
彰吾：は、はい！！
コナン：・・・・・・・・・
彰吾：どうもすみません・・・
管理人：いえいえ・・・
小五郎：ん？
チェーンロック！
やっぱり中にはいるようだな・・・
彰吾：中目さんどうかしましたかー！？
小五郎：仕方ない、チェーンカッターで！
管理人：は、はい！
彰吾：中目さーん！？
入りますよー！！
小五郎：えーっとスリッパは・・・？
彰吾：あ、ここ土足でＯＫです！中目さん外国暮らしが長かったらしくて・・・
じゃあ私はこっちのリビングを見て来ますから！
毛利さんはそっちの書斎の方を！！
小五郎：オウ！
小五郎／彰吾：中目さーん！
蘭：どうするコナン君？わたし達も中に入ってみる？
コナン：いや、蘭姉ちゃんはそのまま玄関にいて見張ってて・・・
彰吾：中目さん！？
しっかりしてください！！
中目さん！？
コナン：見張っててよ！！
蘭：あ、ちょっと・・・
彰吾：中目さん！？
中目さん！？
中目さん！？
小五郎：おいどーした！？
彰吾：リ、リビングに入ったら中目さんが倒れていて、動かないんです！！
小五郎：なんだと？
口の中からアーモンド臭・・・
青酸カリか！！
コーヒーに混ぜて飲んだってわけだな！
彰吾：わ、私のせいだ・・・
私が遅れたばっかりに中目さんは・・・
小五郎：んな泣き言ほざいてる暇があったら、警察と救急車を呼べ！！
彰吾：は、
はい！！
もしもし警察ですか！？
コナン：｛やっぱり・・・
これは自殺じゃなく殺人・・・
そしてこれを仕組んだのは・・・
恐らく・・・
恐らくは・・・｝
第49号につづく
現場が密室・・・一体どうやってやって毒を！？

复制代码