名侦探柯南事务所

标题: 天声人語 [打印本页]

作者: 工藤の仮面    时间: 2008-1-25 08:55
标题: 天声人語
2008年始めて雪

「涙雪」というのだろうか。この冬初めて都心が白く染まった昨日、日本橋の証券街を歩いた。株価は少し戻したが、電光ボードを見る人は少ない。弁当売りが歩道に青いパラソルを広げている。どれも390円と、こちらは温かい「安値安定」だ。

世界同時株安の中、日経平均は昨夏のピークから3割ほど下げた。資産家の鳩山法相は「40億円損したのではないかといわれている」と、額の割にはのんきに語る。兄の民主党幹事長と「兄弟同時損害」だという。その万分の一でも、持ち株の評価損は消費者の心を重くする。

住宅ローンの焦げつきに発した米国の不始末で、世界経済の体温がズルズルと下がっている状況だ。米政府による景気対策の発表、大幅な利下げにも、市場の反応は鈍い。

無敵の軍を思うがままに動かし、地球環境にはさほどの関心もなく、貿易赤字はそのままに「借金」で石油がぶ飲みの消費ざんまい。もっぱら為政者の責任だが、米国のありようが問われているかに見える。この国が仕切る世界も、長くはないのか。

日本の冬景色に目を転じる。深刻なのは、株には縁遠い貧困層の生活だ。食品や灯油の値上げは、余裕のない家計を狙い撃つ。金満大臣の軽口、首相のすました物言いを聞くにつけ、国民生活を守る緊張感がどれほどありやと気が沈む。

きのうの東京は今冬一番の冷え込みだった。証券街の地下通路で、紙袋を枕にして男性が丸まっていた。国際経済の曇り空の下で、10円にこだわる生身の暮らしが凍えていることに心したい。

一月二十四日



[ 本帖最后由 工藤の仮面 于 2008-1-25 09:39 编辑 ]
作者: 工藤の仮面    时间: 2008-1-25 08:56
「天声人語」につき
《天声人语》是日本三大报纸之一的《朝日新闻》的一个固定栏目。该专栏创建于1904年1月5日《大阪朝日新闻》的第二版上。关于《天声人语》的含义,根据《大汉和辞典》(大修馆书店)的释义,“天声”为民众自然的呼声。现在这个栏目的执笔者对这个栏目的解释是“尽可能倾听民众的呼声,并将自己的见解阐述于此。”《天声人语》的内容广泛涉及日本的政治、经济、外交、社会、文化等各个领域、时事性强,堪称日本社会的一面镜子,因此成为脍炙人口的栏目。该栏目不但用词简练,并且每篇文章的字数也大致相等。这足以看出执笔者高超的写作水平。值得一提的是,在日本有许多大学的大学试题也选用《天声人语》。1999年在日本就有55所大学在高考试题中选用了《天声人语》栏目中的文章。
作者: Cherubin    时间: 2008-1-25 14:54
亲爱的LZ
请问2L是3L的翻译版本么
应该不是吧

那么请问2L和3L的关联
请照顾一下我这个完全的小白
作者: 佳昕    时间: 2008-1-25 18:19
2L是一个栏目上的文章

3L  是简单介绍了这个栏目

天声人语的确是好东西啊   楼上的可以去沪江网上看看 也可以去沪江那订他们的学习邮件  其中 就包括 天声人语
作者: Cherubin    时间: 2008-1-25 22:52
那个。。非常感谢LS同学的介绍
不过我还是不要看了吧 60音图我还认不全呢
作者: daat1928    时间: 2008-1-26 03:19
恩 沪江的网很不不错的 好多好资料的
ps che 那个是50音图
作者: Cherubin    时间: 2008-1-26 09:50
.......
不要纠正我这个日语小白的错误
作者: 銀翼の天使    时间: 2008-1-26 13:45
楼主打算每日更新这个么~欢迎~
作者: 工藤の仮面    时间: 2008-1-28 08:37
それはちょっと無理だが、僕の好きな文章だったら、ここに転載しよう。
作者: Mai Kuraki    时间: 2008-1-28 08:58
大家可以天天到朝日新闻的网站上去看呀~~

http://www.asahi.com/paper/column.html
作者: 彦南天    时间: 2008-1-30 17:43
「天声人語」,很棒的一本书,新华书店有售。
作者: 工藤の仮面    时间: 2008-2-1 08:38
あぶない食べ物の筆頭といえば、古来フグだろう。美味なだけにあきらめきれず、フグは食いたし命は惜しし、となった。江戸期の俳人蕪村もそのくちだったか、〈河豚(ふぐ)汁のわれ生きてゐる寝覚めかな〉と詠んでいる▼その河豚汁を、ギョーザと言い換えねばならないような事態である。正確には中国製冷凍ギョーザ。農薬の混入したのを食べた人たちが、中毒の症状を訴えた。千葉と兵庫両県で、3家族の10人がめまいや嘔吐(おうと)、全身のしびれに襲われた ▼うち3人は一時重体に陥った。「スーパーに並ぶ食品で命の危険にさらされるとは思いもしない」と息子が死に瀕(ひん)した母親は憤る。ほかにも不調の訴えが相次いでいる。こんなことでは昔のフグなみに、口に入れるのが「肝試(きもだめ)し」になってしまう▼人件費の安い中国は、今や「世界の工場」と呼ばれる。だがその産品に、輸出先の国々で逆風が吹きつのっている。残留農薬や有毒物質の混入など、消費者を逆なでする問題が後を絶たないからだ▼笑えない話を、中国人ジャーナリストの莫邦富(モー・バンフ)さんが本紙に寄せていた。江蘇省の農婦が農薬を飲んで自殺を図った。病院に運ばれたが、命に別条はなかった。なんと農薬が「偽農薬」だったからだという。粗悪な品が出回る社会を象徴するような悲喜劇だろう▼おりしも中国は、日本の正月にあたる春節が近い。帰省者を迎え、家族がそろって、湯気の立つ水餃子(ギョーザ)に舌鼓を打つのが習わしだ。おいしいものを笑顔で食べたい。その思いに、国の違いなどないはずである。
作者: 工藤の仮面    时间: 2008-2-3 10:10
フランスのサルコジ大統領は「本音の人」である。昨秋に離婚し、14歳下の人気歌手カーラ・ブルーニさん(39)と結婚したらしい。在職中に配偶者を代えた仏元首は、本当かどうかナポレオン以来とも聞く。要職だからと、私生活を犠牲にする気はないようだ▼パリで4年前、公演後の楽屋にカーラさんを訪ねたことがある。缶ビールを片手に、来日への思いを気さくに語ってくれた。その応対ぶりから、仕事にも恋にも正直な人とお見受けした。大統領とは生き方も一致したのだろう▼自分に正直に、本音で生きてゆくのは楽じゃない。周囲との摩擦、好奇の目。「結婚は忍耐」と言う通り、夫婦がそれぞれ我を通せば破局に至ることもある▼されど人生は一度きり。二人をうらやましく思うかどうかは別にして、つまらぬ遠慮や辛抱で消耗したくはない。そうはいかないのが普通だろうが、辛抱しすぎると命が縮むというからご用心だ▼夫婦げんかを我慢すると早死にしやすいという説を、通信社が報じた。米ミシガン大学の研究者が、192組を17年追跡した結果だという。相手の言動を不当と感じた時、感情を押し殺して我慢し合う夫婦は、言い争って解決しようとする夫婦の倍の死亡率だった▼江戸川柳に〈喧嘩(けんか)には勝ったが亭主飯を炊き〉とある。言うだけ言われたおかみさんが「職場放棄」で反撃に出る。これならそろって長生きだろう。夫婦げんかや離別を長寿の秘訣(ひけつ)としてお勧めするのではない。愚痴も我慢もほどほどに、仲むつまじいのが一番です。
作者: 哉跟头    时间: 2008-2-7 23:28
支持一下楼主..天声人语是很不错的..一度还是我们翻译课的授课题材来着~~~
作者: 工藤の仮面    时间: 2008-2-13 08:41
哉跟头さんの応援で、ありがとう
作者: 工藤の仮面    时间: 2008-2-13 08:43
「小さなかごに、あまりに多くの卵を入れている」。何年か前に沖縄を訪れた米国防総省の元高官は言い表した。「かご」は沖縄の本島、「卵」とは米軍基地のことだ▼国土の1%にも満たない土地に、国内の米軍専用施設の75%を抱え込む。「基地の中に沖縄がある」と言われるさまは、米国高官にも異様に映ったらしい。実際に、那覇市から車で北へ走ると、フェンス囲いの「卵」が次から次へと姿を現す▼小さなかごの中で、幾度となく繰り返されてきた米兵による性犯罪が、また起きた。38歳の海兵隊員が女子中学生に暴行した疑いで逮捕された。家まで送ると言って誘い、車内で乱暴したという。少女は泣きながら携帯で助けを求めた▼島の怒りの源流は、1955年にさかのぼる。海岸で女の子の遺体が見つかった。雨に打たれ、手を固く握りしめていた。沖縄を怒りで震わせた「由美子ちゃん事件」である。6歳の子は米兵に暴行され、殺された▼あまりのむごさに、島ではしばらく、生まれた子に「由美子」と名づける親はなかったと聞く。以来、米軍は事件のたびに「良き隣人になる」と誓いをたてた。だが、そのつど裏切る。沖縄には怒りのマグマが蓄えられていった▼そのマグマは、95年の少女暴行事件で爆発する。米軍は綱紀粛正を約束した。だが、嵐の日の約束は晴れれば忘れられるのか、その後も犯罪はいっこうに絶えない。そして「またか」の涙である。五十年一日のように事件を繰り返されては、「汝(なんじ)の隣人を愛」せるわけがない。
作者: 工藤の仮面    时间: 2008-2-20 08:20
ギリシャ神話の主神ゼウスは娘の女神アテナに、あらゆる邪悪と災厄から身を守る盾を授ける。アテナはこれに、見た者を石に変える魔物メドゥーサの首をはめ、攻める力を重ねた。盾の名はアイギス、英語の「イージス」である▼海の要塞(ようさい)にも例えられるイージス艦は、数百キロ圏内にある200の目標を同時にとらえ、必要とあらば破壊する。はるか上空から海面、水中までを見通す「全能の目」の持ち主も、平時には小舟一つに気づき遅れるものなのか▼海上自衛隊のイージス護衛艦「あたご」が漁船に衝突し、漁師の親子が不明となった。あたごはハワイでのミサイル試射を終えて横須賀へ、漁船はマグロ漁に向かっていた。長さ12メートルの出船に対し、入り船は165メートル。ひとたまりもなかったろう▼あたご乗員によると、両船とも衝突を避けようとしたそうだが、遅かった。海は穏やかで視界も良く、暗闇でも航海灯がある。ちゃんと見張っていれば起こりえない事故に思えてならない▼あたごは1400億円を投じた最新鋭艦で、自衛隊でも最強の一隻といえる。国民を守るべき高価な盾が、同胞に災厄を及ぼしては悲しすぎる。機械の目と、乗員の目。自衛隊は二つを大急ぎで磨き直すべきだ▼現場海域は東京湾に近く、多くの漁船や貨物船が行き交う。逃げも隠れもしない漁船を避けるのに、最先端の探知システムなどはいらない。わが巨体の周囲には民間の船がいるだろうという想像力と、「弱者」を見逃すまいとする海の守り手の責任感。それで足りる。




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