2003 NBA ジャパンゲームにKONISHIKI とクリスタル・ケイ登場!

久远信市

10月6日 東京:
NBAでは、2003-04シーズンの開幕を祝し、10月30日(木)と11月1日(土)にさいたまスーパーアリーナで行われる「2003 NBA ジャパンゲーム Presented by JOMO」の試合前に、アメリカに縁の深いアーティスト2人によるアメリカ国歌斉唱を行う事を決定した。

   
  KONISHIKI
10月30日(木)の第1戦でアメリカ国歌を歌うアーティストは、ハワイ出身の元大関KONISHIKI。現役引退後、幅広いタレント活動を続ける傍ら、音楽活動にも積極的に取り組んでいるKONISHIKIは、7月にセカンドハワイアンアルバム『Nanakuli(ナナクリ)』を発売。リラックスしたやさしい歌声で、トラディショナルなハワイアンを歌っている。KONISHIKIはまた、ハワイと日本の子供たちの交流を目的とした「KONISHIKI基金」を設立し、国際交流にも貢献している。アメリカから単身日本の相撲の世界に飛び込み、大関まで登りつめたプロのアスリートとしての功績。そしてその後のユニークな活動と歌手としての実績に白羽の矢が立ち、KONISHIKI自身も大のNBAファンとのことで、今回NBAジャパンゲーム第1戦でのアメリカ国歌斉唱を務めることとなった。

今回の斉唱に際し、KONISHIKIは「99年のキングスとティンバーウルブスの対戦はコートサイドで観戦していて、今でもその迫力やスピード感は覚えています。今度は自分もコートの上に立てる事を楽しみにしています。自分の国歌で選手に力を与えられたらと思っています」とコメントしている。

そして11月1日(土)の第2戦には、17歳の歌姫、クリスタル・ケイが登場。アメリカ人の父と韓国人の母を持つクリスタル・ケイは、現在ストリートやラジオなどで圧倒的な支持を集めている。幼少の頃より歌手として高い評価を得ている彼女は、サードアルバム『almost seventeen』をリリースした際、オリコンチャート初登場2位という快挙を成し遂げたことは記憶に新しい。また大のNBAファンでもあるクリスタル・ケイは、インターナショナルスクールのバスケットボール部に所属し、自らもプレイヤーとして活躍している。NBAジャパンゲームでのパフォーマンスは、そんな彼女がNBAからのラブコールに応えてくれたことで実現することとなった。

   
クリスタル ケイ   
「NBAのオープニングゲームでの国歌斉唱と聞いて、最初は信じられませんでした。自分の国を私が生まれて生活している日本でレペゼンできるなんて、すばらしい事だと思い大変な名誉だと感じています。今から緊張していますが、二度とないことかもしれないこの機会を力いっぱい楽しみたいと思っています。」と大役へ意気込みを語るクリスタル。

ジャパンゲームに限らずNBAでは、通常試合前にアメリカ及びカナダ国歌の斉唱・演奏を行っている。過去アメリカでは、マービン ゲイ、ブライアン マックナイト、テンプテーションズ、マライヤ キャリー、Boys II Menなど、アメリカ国内外からも高い評価を得ている実力派アーティスト達がNBAのコートに立ち、その美声を披露している。

NBAにとって日本で6度目の公式戦開催となる同イベントでは、シアトル スーパーソニックスとロサンゼルス クリッパーズの2チームが来日。10月30日(木)と11月1日(土)さいたまスーパーアリーナで2試合が行われる。

ジャパンゲームの観戦チケットは公式サイト「NBA.com/Japan」他、各プレイガイドで販売中。



KONISHIKI -プロフィール-

米国名：Saleva'a Fuauli Atisano'e(サレバ・ファウリ・アティサノエ)
日本名：塩田 八十吉(しおだ・やそきち)
1963年12月31日 米国ハワイ州オアフ島で生まれる。ハワイでの高校生活を終え、1982年に高砂部屋に入門。同年7月場所に初土俵を務めた。1987年 5月場所後、大関に昇進し、1989年 11月場所では14勝1敗で幕内初優勝。1994年には日本に帰化し、1997年 11月場所を最後に引退。引退後は歌手やタレントとして活躍する傍ら、執筆・CM出演などその活躍ぶりは多岐に渡る。著書には「はだかの小錦」・「みなみのしまからのおくりもの」などがある。



Crystal Kay(クリスタル・ケイ) -プロフィール-

本名：Crystal Kay Williams
1986年2月26日、横浜でアメリカ人の父と韓国人の母との間に生まれる。現在アメリカン・スクールに通う17歳。幼少の頃より数々のCMソングを歌う。その類い希なる歌唱力が注目を集め、1999年7月「Eternal Memories」でEPIC RECORDSよりデビュー。数々のシングルヒットを記録し、2002年10月に発売した3rdアルバム『almost seventeen』は、オリコンチャート初登場2位という快挙を成し遂げた。