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事务所专题-柯南20周年纪念事件簿
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[连载]夏目漱石小说<三四郎>~~~~~

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侦探

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发表于 2004-9-21 19:56:20 |只看该作者 |倒序浏览
为了让各位爱好日语的朋友能有更加多的锻炼日语的机会

同时也让大家能有机会领略到日本著名作家的作品

从今天开始,树将不定期的送上一些日语的小说

希望对大家的日语有所帮助~~~~~~~~~~~~~~%&037


众:%&065 %&065 %&065 %&065 %&065
人間五十年 下天の内をくらぶれば 夢幻の如くなり 一度 生を得て 滅せぬ者のあるべきか

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沙发
发表于 2004-9-21 19:56:57 |只看该作者

回复: [连载]夏目漱石小说<三四郎>~~~~~



  一

 うとうととして眼が覚めると女は何時の間にか、隣の
爺さんと話を始めている。この爺さんは慥かに前の前の
駅から乗った田舎者である。発車間際に頓狂な声を出し
て、馳け込んで来て、いきなり肌を抜いだと思ったら脊
中に御灸の痕が一杯あったので、三四郎の記憶に残って
いる。爺さんが汗を拭いて、肌を入れて、女の隣りに腰
を懸けたまでよく注意して見ていた位である。
 女とは京都からの相乗である。乗った時から三四郎の
眼に着いた。第一色が黒い。三四郎は九州から山陽線に
移って、段々京大阪へ近付いてくるうちに、女の色が次
第に白くなるので何時の間にか故郷を遠退く様な憐れを
感じていた。それでこの女が車室に這入って来た時は、
何となく異性の味方を得た心持がした。この女の色は実
際九州色であった。
 三輪田の御光さんと同じ色である。国を立つ間際まで
は、お光さんは、うるさい女であった。傍を離れるのが
大いに難有かった。けれども、こうして見ると、お光さ
んの様なのも決して悪くはない。
 唯顔立から云うと、この女の方が余程上等である。口
に締りがある。眼が判明している。額がお光さんの様に
だだっ広くない。何となく好い心持に出来上っている。
それで三四郎は五分に一度位は眼を上げて女の方を見て
いた。時々は女と自分の眼が行き中る事もあった。爺さ
んが女の隣へ腰を掛けた時などは、尤も注意して、出来
るだけ長い間、女の様子を見ていた。その時女はにこり
と笑って、さあ御掛と云って爺さんに席を譲っていた。
それからしばらくして、三四郎は眠くなって寐てしまっ
たのである。
 その寐ている間に女と爺さんは懇意になって話を始め
たものと見える。眼を開けた三四郎は黙って二人の話を
聞いていた。女はこんな事を云う。――
 小供の玩具はやっぱり広島より京都の方が安くって善
いものがある。京都で一寸用があって下りた序に、蛸薬
師の傍で玩具を買って来た。久し振で国へ帰って小供に
逢うのは嬉しい。然し夫の仕送りが途切れて、仕方なし
に親の里へ帰るのだから心配だ。夫は呉に居て長らく海
軍の職工をしていたが戦争中は旅順の方に行っていた。
戦争が済んでから一旦帰って来た。間もなくあっちの方
が金が儲かると云って、又大連へ出稼に行った。始めの
うちは音信もあり、月々のものも几帳面と送って来たか
ら好かったが、この半歳ばかり前から手紙も金もまるで
来なくなってしまった。不実な性質ではないから、大丈
夫だけれども、何時までも遊んで食べている訳には行か
ないので、安否のわかるまでは仕方がないから、里へ帰
って待っている積りだ。
 爺さんは蛸薬師も知らず、玩具にも興味がないと見え
て、始めのうちは只はいはいと返事だけしていたが、旅
順以後急に同情を催して、それは大いに気の毒だと云い
出した。自分の子も戦争中兵隊にとられて、とうとう彼
地で死んでしまった。一体戦争は何の為にするものだか
解らない。後で景気でも好くなればだが、大事な子は殺
される、物価は高くなる。こんな馬鹿気たものはない。
世の好い時分に出稼ぎなどと云うものはなかった。みん
な戦争の御蔭だ。何しろ信心が大切だ。生きて働いてい
るに違ない。もう少し待っていればきっと帰って来る。
――爺さんはこんな事を云って、頻りに女を慰めていた。
やがて汽車が留ったら、では御大事にと、女に挨拶をし
て元気よく出て行った。
 爺さんに続いて下りたものが四人程あったが、入れ易
って、乗ったのはたった一人しかない。固から込み合っ
た客車でもなかったのが、急に淋しくなった。日の暮れ
た所為かも知れない。駅夫が屋根をどしどし踏んで、上
から灯の点いた洋燈(ランプ)を挿し込んで行く。三四
郎は思い出した様に前の停車場(ステーション)で買っ
た弁当を食い出した。
 車が動き出して二分も立ったろうと思う頃例の女はす
うと立って三四郎の横を通り越して車室の外へ出て行っ
た。この時女の帯の色が始めて三四郎の眼に這入った。
三四郎は鮎の煮浸しの頭を啣えたまま女の後姿を見送っ
ていた。便所に行ったんだなと思いながら頻りに食って
いる。
 女はやがて帰って来た。今度は正面が見えた。三四郎
の弁当はもう仕舞掛である。下を向いて一生懸命に箸を
突ッ込んで二口三口頬張ったが、女は、どうもまだ元の
席へ帰らないらしい。もしやと思って、ひょいと眼を挙
げて見るとやっぱり正面に立っていた。然し三四郎が眼
を挙げると同時に女は動き出した。只三四郎の横を通っ
て、自分の座へ帰るべきところを、すぐと前へ来て、身
体を横へ向けて、窓から首を出して、静かに外を眺め出
した。風が強くあたって、鬢がふわふわする所が三四郎
の眼に這入った。この時三四郎は空になった弁当の折を
力一杯に窓から放り出した。女の窓と三四郎の窓は一軒
置の隣であった。風に逆らって抛げた折の蓋が白く舞戻
った様に見えた時、三四郎は飛んだ事をしたのかと気が
付いて、不途女の顔を見た。顔は生憎列車の外に出てい
た。けれども女は静かに首を引っ込めて更紗の手帛(ハ
ンケチ)で額の所を丁寧に拭き始めた。三四郎はともか
くも謝まる方が安全だと考えた。
「御免なさい」と云った。
 女は「いいえ」と答えた。まだ顔を拭いている。三四
郎は仕方なしに黙ってしまった。女も黙ってしまった。
そうして又首を窓から出した。三四人の乗客は暗い洋燈
の下で、みんな寐ぼけた顔をしている。口を利いている
ものは誰もない。汽車だけが凄じい音を立てて行く。三
四郎は眼を眠った。
 しばらくすると「名古屋はもう直でしょうか」と云う
女の声がした。見ると何時の間にか向き直って、及び腰
になって、顔を三四郎の傍まで持って来ている。三四郎
は驚いた。
「そうですね」と云ったが、始めて東京へ行くんだから
一向要領を得ない。
「この分では後れますでしょうか」
「後れるでしょう」
「あんたも名古屋へ御下で……」
「はあ、下ります」
 この汽車は名古屋留りであった。会話は頗る平凡であ
った。只女が三四郎の筋向うに腰を掛けたばかりである。
それで、しばらくの間は又汽車の音だけになってしまう。
 次の駅で汽車が留まった時、女は漸く三四郎に名古屋
へ着いたら迷惑でも宿屋へ案内してくれと云いだした。
一人では気味が悪いからと云って、頻りに頼む。三四郎
も尤もだと思った。けれども、そう快く引き受ける気に
もならなかった。何しろ知らない女なんだから、頗る躊
躇したにはしたが、断然断る勇気も出なかったので、ま
あ好い加減な生返事をしていた。そのうち汽車は名古屋
へ着いた。
 大きな行李は新橋まで預けてあるから心配はない。三
四郎は手頃なズックの革鞄と傘だけ持って改札場を出た。
頭には高等学校の夏帽を被っている。然し卒業したしる
しに徽章だけは【も】ぎ取ってしまった。昼間見ると其
処だけ色が新しい。後から女が尾いて来る。三四郎はこ
の帽子に対して少々極りが悪かった。けれども尾いて来
るのだから仕方がない。女の方では、この帽子を無論た
だの汚ない帽子と思っている。
 九時半に着くべき汽車が四十分程後れたのだから、も
う十時は過っている。けれども暑い時分だから町はまだ
宵の口の様に賑やかだ。宿屋も眼の前に二三軒ある。た
だ三四郎にはちと立派過ぎる様に思われた。そこで電気
燈の点いている三階作りの前を澄して通り越して、ぶら
ぶら歩行いて行った。無論不案内の土地だから何処へ出
るか分らない。只暗い方へ行った。女は何とも云わずに
尾いて来る。すると比較的淋しい横町の角から二軒目に
御宿と云う看板が見えた。これは三四郎にも女にも相応
な汚ない看板であった。三四郎はちょっと振返って、一
口女にどうですと相談したが、女は結構だというんで、
思い切ってずっと這入った。上り口で二人連ではないと
断る筈のところを、いらっしゃい、――どうぞ御上り―
―御案内――梅の四番などとのべつに喋舌られたので、
已を得ず無言のまま二人共梅の四番へ通されてしまった。
 下女が茶を持ってくる間二人はぼんやり向い合って坐
っていた。下女が茶を持って来て、御風呂をと云った時
は、もうこの婦人は自分の連ではないと断るだけの勇気
が出なかった。そこで手拭をぶら下げて、御先へと挨拶
をして、風呂場へ出て行った。風呂場は廊下の突き当り
で便所の隣にあった。薄暗くって、大分不潔の様である。
三四郎は着物を脱いで、風呂桶の中へ飛び込んで、少し
考えた。こいつは厄介だとじゃぶじゃぶ遣っていると、
廊下に足音がする。誰か便所へ這入った様子である。や
がて出て来た。手を洗う。それが済んだら、ぎいと風呂
場の戸を半分開けた。例の女が入口から、「ちいと流し
ましょうか」と聞いた。三四郎は大きな声で、
「いえ沢山です」と断った。然し女は出て行かない。却
って這入って来た。そうして帯を解き出した。三四郎と
一所に湯を使う気と見える。別に耻かしい様子も見えな
い。三四郎は忽ち湯槽を飛び出した。そこそこに身体を
拭いて座敷へ帰って、座蒲団の上に坐って、少からず驚
いていると、下女が宿帳を持って来た。
 三四郎は宿帳を取り上げて、福岡県京都郡真崎村小川
三四郎二十三年学生と正直に書いたが、女の所へ行って
全く困ってしまった。湯から出るまで待っていれば好か
ったと思ったが、仕方がない。下女がちゃんと控えてい
る。已を得ず同県同郡同村同姓花二十三年と出鱈目を書
いて渡した。そうして頻りに団扇を使っていた。

                     (つづく)%&106
人間五十年 下天の内をくらぶれば 夢幻の如くなり 一度 生を得て 滅せぬ者のあるべきか
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发表于 2004-9-21 20:48:19 |只看该作者

回复: [连载]夏目漱石小说<三四郎>~~~~~

树。。。你。。。
汗,没必要这样吧。。。网上搜索一下一大堆这类网站呀。。。
一只乌鸦向东飞...一边飞一边叫: [傻瓜~~傻瓜~~]   
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发表于 2004-9-22 10:01:19 |只看该作者

回复: [连载]夏目漱石小说<三四郎>~~~~~

不如弄个中日文对照版?
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最后的银色子弹

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发表于 2004-9-22 10:13:13 |只看该作者

回复: [连载]夏目漱石小说<三四郎>~~~~~

我也吃不消你了= =

要不你来个中文翻译,或是语法讲解什么的还可以考虑= =
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最后的银色子弹

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发表于 2004-9-22 10:20:18 |只看该作者

回复: [连载]夏目漱石小说<三四郎>~~~~~

那可是夏目漱石写的啊~~~~~~.
树,您这回惨得大发了,还得翻成如鲁迅写出来的那种白话文.
転職なら今しかねぇ~マネー!
転職なら今しかねぇ~マネー!
攘夷が☆JOY!
☆JOYが攘夷!
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最后的银色子弹

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发表于 2004-9-22 15:29:27 |只看该作者

回复: [连载]夏目漱石小说<三四郎>~~~~~

我比较喜欢こころ

如果象语文老师那样分析作品的内涵的话,我很感兴趣啊。
事实是我在探梦,你在事务所
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发表于 2004-9-22 15:59:08 |只看该作者

回复: [连载]夏目漱石小说<三四郎>~~~~~

我是肯定不会翻译这种东西的

因为我自己也不是很懂的说

但是多看看对人有好处
人間五十年 下天の内をくらぶれば 夢幻の如くなり 一度 生を得て 滅せぬ者のあるべきか
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发表于 2004-9-23 09:31:24 |只看该作者

回复: [连载]夏目漱石小说<三四郎>~~~~~

故郷
魯 迅  
竹内好 訳
 厳しい寒さの中を、二千里の果てから、別れて二十年にもなる故郷へ、わたしは帰った。

 もう真冬の候であった。そのうえ故郷へ近づくにつれて、空模様は怪しくなり、冷たい風がヒューヒュー音をたてて、船の中まで吹き込んできた。苫のすきまから外をうかがうと、鉛色の空の下、わびしい村々が、いささかの活気もなく、あちこちに横たわっていた。覚えず寂寥の感が胸にこみあげた。

 ああ、これが二十年来、片時も忘れることのなかった故郷であろうか。

 わたしの覚えている故郷は、まるでこんなふうではなかった。わたしの故郷は、もっとずっとよかった。その美しさを思い浮かべ、その長所を言葉に表そうとすると、しかし、その影はかき消され、言葉は失われてしまう。やはりこんなふうだったかもしれないという気がしてくる。そこでわたしは、こう自分に言い聞かせた。もともと故郷はこんなふうなのだ──進歩もないかわりに、わたしが感じるような寂寥もありはしない。そう感じるのは、自分の心境が変わっただけだ。なぜなら、今度の帰郷は決して楽しいものではないのだから。

 今度は、故郷に別れを告げに来たのである。わたしたちが長いこと一族で住んでいた古い家は、今はもう他人の持ち物になってしまった。明け渡しの期限は今年いっぱいである。どうしても旧暦の正月の前に、住み慣れた古い家に別れ、なじみ深い故郷をあとにして、わたしが今暮らしを立てている異郷の地へ引っ越さねばならない。

 明くる日の朝早く、わたしはわが家の表門に立った。屋根には一面に枯れ草のやれ茎が、折からの風になびいて、この古い家が持ち主を変えるほかなかった理由を説き明かし顔である。一緒に住んでいた親戚たちは、もう引っ越してしまったあとらしく、ひっそり閑としている。自宅の庭先まで来てみると、母はもう迎えに出ていた。あとから八歳になる甥の宏児もとび出した。

 母は機嫌よかったが、さすがにやるせない表情は隠しきれなかった。わたしを座らせ、休ませ、茶をついでくれなどして、すぐ引っ越しの話はもち出さない。宏児は、わたしとは初対面なので、離れた所に立って、じっとわたしの方を見つめていた。

 だが、とうとう引っ越しの話になった。わたしは、あちらの家はもう借りてあること、家具も少しは買ったこと、あとは家にある道具類をみんな売り払って、その金で買いたせばよいこと、などを話した。母もそれに賛成した。そして、荷造りもほぼ終わったこと、かさばる道具類は半分ほど処分したが、よい値にならなかったことなどを話した。

「一、二日休んだら、親戚回りをしてね、そのうえでたつとしよう。」と母は言った。 「ええ。」

「それから、閏土ね。あれが、いつも家へ来るたびに、おまえのうわさをしては、しきりに会いたがっていましたよ。おまえが着くおよその日取りは知らせておいたから、いまに来るかもしれない。」

 この時突然、わたしの脳裏に不思議な画面が繰り広げられた──紺碧の空に金色の丸い月がかかっている。その下は海辺の砂地で、見渡す限り緑の西瓜が植わっている。そのまん中に十一、二歳の少年が、銀の首輪をつるし、鉄の刺叉を手にして立っている。そして一匹の「チャー」を目がけて、ヤッとばかり突く。すると「チャー」は、ひらりと身をかわして、彼のまたをくぐって逃げてしまう。

 この少年が閏土である。彼と知り合った時、わたしもまだ十歳そこそこだった。もう三十年近い昔のことである。そのころは、父もまだ生きていたし、家の暮らし向きも楽で、わたしは坊ちゃんでいられた。ちょうどその年は、わが家が大祭の当番にあたっていた。この祭りの当番というのが、三十何年めにただ一回順番が回ってくるとかで、ごく大切な行事だった。正月に、祖先の像を祭るのである。さまざまの供物をささげ、祭器もよく吟味するし、参詣の人も多かったので、祭器をとられぬように番をする必要があった。わたしの家には「忙月」が一人いるだけである。(わたしの郷里では、雇い人は三種類ある。年間通して決まった家で働くのが「長年」、日決めで働くのが「短工」、自分でも耕作するかたわら、年末や節季や年貢集めの時などに、決まった家へ来て働くのが「忙月」と呼ばれた。)一人では手が足りぬので、彼は自分の息子の閏土に祭器の番をさせたいが、とわたしの父に申し出た。

 父はそれを許した。わたしもうれしかった。というのは、かねて閏土という名は耳にしていたし、同じ年ごろなこと、また閏月の生まれで、五行の土が欠けているので父親が閏土と名づけたことも承知していたから。彼はわなをかけて小鳥を捕るのがうまかった。

 それからというもの、来る日も来る日も新年が待ち遠しかった。新年になれば閏土がやって来る。待ちに待った年末になり、ある日のこと、母がわたしに、閏土が来たと知らせてくれた。とんでいってみると、彼は台所にいた。つやのいい丸顔で、小さな毛織りの帽子をかぶり、キラキラ光る銀の首輪をはめていた。それは父親の溺愛ぶりを示すもので、どうか息子が死なないようにと神仏に願をかけて、その首輪でつなぎ止めてあるのだ。彼は人見知りだったが、わたしにだけは平気で、そばにだれもいないとよく口をきいた。半日もせずにわたしたちは仲よくなった。

 その時何をしゃべったかは、覚えていない。ただ閏土が、城内へ来ていろいろ珍しいものを見たといって、はしゃいでいたことだけは記憶に残っている。

 明くる日、鳥を捕ってくれと頼むと、彼は、

「だめだよ。大雪が降ってからでなきゃ。おいらとこ、砂地に雪が降るだろ。そうしたら雪をかいて、少し空き地をこしらえるんだ。それから、大きなかごを持ってきて、短いつっかえ棒をかって、くずもみをまくんだ。そうすると、小鳥が来て食うから、その時遠くの方から、棒に結わえてある縄を引っぱるんだ。そうすると、みんなかごから逃げられないんだ。なんだっているぜ。稲鶏だの、角鶏だの、鳩だの、藍背だの……。」

 それからは雪の降るのが待ち遠しくなった。

 閏土はまた言うのだ。

「今は寒いけどな、夏になったら、おいらとこへ来るといいや。おいら、昼間は海へ貝殻拾いに行くんだ。赤いのも、青いのも、なんでもあるよ。『鬼おどし』もあるし、『観音様の手』もあるよ。晩には父ちゃんと西瓜の番に行くのさ。おまえも来いよ。」

「どろぼうの番?」

「そうじゃない。通りがかりの人が、のどが渇いて西瓜を取って食ったって、そんなの、おいらとこじゃどろぼうなんて思やしない。番するのは、あなぐまや、はりねずみや、チャーさ。月のある晩に、いいかい、ガリガリって音がしたら、チャーが西瓜をかじってるんだ。そうしたら手に刺叉を持って、忍び寄って……。」

 その時わたしはその「チャー」というのがどんなものか、見当もつかなかった──今でも見当はつかない──が、ただなんとなく、小犬のような、そして獰猛な動物だという感じがした。

「かみつかない?」

「刺叉があるじゃないか。忍び寄って、チャーを見つけたら突くのさ。あんちくしょう、りこうだから、こっちへ走ってくるよ。そうしてまたをくぐって逃げてしまうよ。なにしろ毛が油みたいにすべっこくて……。」

 こんなにたくさん珍しいことがあろうなど、それまでわたしは思ってもみなかった。海には、そのような五色の貝殻があるものなのか。西瓜には、こんな危険な経歴があるものなのか。わたしは西瓜といえば、果物屋に売っているものとばかり思っていた。

「おいらとこの砂地では、高潮の時分になると『跳ね魚』がいっぱい跳ねるよ。みんなかえるみたいな足が二本あって……。」

 ああ、閏土の心は神秘の宝庫で、わたしの遊び仲間とは大違いだ。こんなことはわたしの友達は何も知ってはいない。閏土が海辺にいる時、彼らはわたしと同様、高い塀に囲まれた中庭から四角な空を眺めているだけなのだ。

 惜しくも正月は過ぎて、閏土は家へ帰らねばならなかった。別れがつらくて、わたしは声をあげて泣いた。閏土も台所の隅に隠れて、嫌がって泣いていたが、とうとう父親に連れてゆかれた。そのあと、彼は父親にことづけて、貝殻を一包みと、美しい鳥の羽を何本か届けてくれた。わたしも一、二度何か贈り物をしたが、それきり顔を合わす機会はなかった。

 今、母の口から彼の名が出たので、この子供のころの思い出が、電光のように一挙によみがえり、わたしはやっと美しい故郷を見た思いがした。わたしはすぐこう答えた。

「そりゃいいな。で──今、どんな? ……。」

「どんなって……やっぱり、楽ではないようだが……。」そう答えて母は、戸外へ目をやった。

「あの連中、また来ている。道具を買うという口実で、その辺にあるものを勝手に持っていくのさ。ちょっと見てくるからね。」

 母は立ち上がって出ていった。外では、数人の女の声がしていた。わたしは宏児をこちらへ呼んで、話し相手になってやった。字は書ける? よそへ行くの、うれしい? などなど。

「汽車に乗ってゆくの?」

「汽車に乗ってゆくんだよ。」

「お船は?」

「初めに、お船に乗って……。」

「まあまあ、こんなになって、ひげをこんなに生やして。」不意にかん高い声が響いた。

 びっくりして頭を上げてみると、わたしの前には、ほお骨の出た、唇の薄い、五十がらみの女が立っていた。両手を腰にあてがい、スカートをはかないズボン姿で足を開いて立ったところは、まるで製図用の脚の細いコンパスそっくりだった。

 わたしはドキンとした。

「忘れたかね? よくだっこしてあげたものだが。」

 ますますドキンとした。幸い、母が現れて口添えしてくれた。

「長いこと家にいなかったから、見忘れてしまってね。おまえ、覚えているだろ。」

とわたしに向かって、「ほら、筋向かいの楊おばさん……豆腐屋の。」

 そうそう、思い出した。そういえば子供のころ、筋向かいの豆腐屋に、楊おばさんという人が一日じゅう座っていて、「豆腐屋小町」と呼ばれていたっけ。しかし、その人なら白粉を塗っていたし、ほお骨もこんなに出ていないし、唇もこんなに薄くはなかったはずだ。それに一日じゅう座っていたのだから、こんなコンパスのような姿勢は、見ようにも見られなかった。そのころうわさでは、彼女のおかげで豆腐屋は商売繁盛だとされた。たぶん年齢のせいだろうか、わたしはそういうことにさっぱり関心がなかった。そのため見忘れてしまったのである。ところがコンパスのほうでは、それがいかにも不服らしく、さげすむような表情を見せた。まるでフランス人のくせにナポレオンを知らず、アメリカ人のくせにワシントンを知らぬのをあざけるといった調子で、冷笑を浮かべながら、

「忘れたのかい? なにしろ身分のあるおかたは目が上を向いているからね……。」

「そんなわけじゃないよ……ぼくは……。」わたしはどぎまぎして、立ち上がった。

「それならね、お聞きなさいよ、迅ちゃん。あんた、金持ちになったんでしょ。持ち運びだって、重くて不便ですよ。こんなガラクタ道具、じゃまだから、あたしにくれてしまいなさいよ。あたしたち貧乏人には、けっこう役に立ちますからね。」

「ぼくは金持ちじゃないよ。これを売って、その金で……。」

「おやおや、まあまあ、知事様になっても金持ちじゃない? 現にお妾が三人もいて、お出ましは八人かきのかごで、それでも金持ちじゃない? フン、だまそうたって、そうはいきませんよ。」

 返事のしようがないので、わたしは口を閉じたまま立っていた。

「ああ、ああ、金がたまれば財布のひもを締める。財布のひもを締めるからまたたまる……。」コンパスは、ふくれっつらで背を向けると、ぶつぶつ言いながら、ゆっくりした足どりで出ていった。行きがけの駄賃に母の手袋をズボンの下へねじ込んで。

 そのあと、近所にいる親戚が何人も訪ねてきた。その応対に追われながら、暇をみて荷ごしらえをした。そんなことで四、五日つぶれた。

 ある寒い日の午後、わたしは食後の茶でくつろいでいた。表に人の気配がしたので、振り向いてみた。思わずアッと声が出かかった。急いで立ち上がって迎えた。

 来た客は閏土である。ひと目で閏土とわかったものの、その閏土は、わたしの記憶にある閏土とは似もつかなかった。背丈は倍ほどになり、昔のつやのいい丸顔は、今では黄ばんだ色に変わり、しかも深いしわがたたまれていた。目も、彼の父親がそうであったように、周りが赤くはれている。わたしは知っている。海辺で耕作する者は、一日じゅう潮風に吹かれるせいで、よくこうなる。頭には古ぼけた毛織りの帽子、身には薄手の綿入れ一枚、全身ぶるぶる震えている。紙包みと長いきせるを手に提げている。その手も、わたしの記憶にある血色のいい、まるまるした手ではなく、太い、節くれだった、しかもひび割れた、松の幹のような手である。

 わたしは感激で胸がいっぱいになり、しかしどう口をきいたものやら思案がつかぬままに、ひと言、

「ああ、閏ちゃん──よく来たね……。」

 続いて言いたいことが、あとからあとから、数珠つなぎになって出かかった。角鶏、跳ね魚、貝殻、チャー……だがそれらは、何かでせき止められたように、頭の中を駆けめぐるだけで、口からは出なかった。

 彼は突っ立ったままだった。喜びと寂しさの色が顔に現れた。唇が動いたが、声にはならなかった。最後に、うやうやしい態度に変わって、はっきりこう言った。

「だんな様! ……。」

 わたしは身震いしたらしかった。悲しむべき厚い壁が、二人の間を隔ててしまったのを感じた。わたしは口がきけなかった。

 彼は後ろを向いて、「水生、だんな様におじぎしな。」と言って、彼の背に隠れていた子供を前へ出した。これぞまさしく三十年前の閏土であった。いくらかやせて、顔色が悪く、銀の首輪もしていない違いはあるけれども。「これが五番めの子でございます。世間へ出さぬものですから、おどおどしておりまして……。」

 母と宏児が二階から降りてきた。話し声を聞きつけたのだろう。

「ご隠居様、お手紙は早くにいただきました。全く、うれしくてたまりませんでした、だんな様がお帰りになると聞きまして……。」と閏土は言った。

「まあ、なんだってそんな、他人行儀にするんだね。おまえたち、昔は兄弟の仲じゃないか。昔のように、迅ちゃん、でいいんだよ。」と母は、うれしそうに言った。

「めっそうな、ご隠居様、なんとも……とんでもないことでございます。あのころは子供で、なんのわきまえもなく……。」そしてまたも水生を前に出しておじぎさせようとしたが、子供ははにかんで、父親の背にしがみついたままだった。

「これが水生? 五番めだね。知らない人ばかりだから、はにかむのも無理ない。宏児や、あちらで一緒に遊んでおやり。」と母は言った。

 言われて宏児は、水生を誘い、水生もうれしそうに、そろって出ていった。母は閏土に席を勧めた。彼はしばらくためらったあと、ようやく腰を下ろした。長ぎせるをテーブルに立てかけて、紙包みを差し出した。

「冬場は、ろくなものがございません。少しばかり、青豆の干したのですが、自分とこのですから、どうかだんな様に……。」

 わたしは、暮らし向きについて尋ねた。彼は首を振るばかりだった。

「とてもとても。今では六番めの子も役に立ちますが、それでも追っつけません……世間は物騒だし……どっちを向いても金は取られほうだい、きまりもなにも……作柄もよくございません。作った物を売りに行けば、何度も税金を取られて、元は切れるし、そうかといって売らなければ、腐らせるばかりで……。」

 首を振りどおしである。顔にはたくさんのしわがたたまれているが、まるで石像のように、そのしわは少しも動かなかった。苦しみを感じはしても、それを言い表すすべがないように、しばらく沈黙し、それからきせるを取り上げて、黙々とたばこをふかした。

 母が都合をきくと、家に用が多いから、明日は帰らねばならぬという。それに昼飯もまだと言うので、自分で台所へ行って、飯をいためて食べるように勧めた。

 彼が出ていったあと、母とわたしとは彼の境遇を思ってため息をついた。子だくさん、凶作、重い税金、兵隊、匪賊、役人、地主、みんな寄ってたかって彼をいじめて、デクノボーみたいな人間にしてしまったのだ。母は、持っていかぬ品物はみんなくれてやろう、好きなように選ばせよう、とわたしに言った。

 午後、彼は品物を選び出した。長テーブル二個、いす四脚、香炉と燭台一組み、大秤一本。そのほかわら灰もみんな欲しいと言った。(わたしたちのところでは、炊事の時わらを燃す。その灰は砂地の肥料になる。)わたしたちが旅立つ時来て船で運ぶ、と言った。

 夜はまた世間話をした。とりとめのない話ばかりだった。明くる日の朝、彼は水生を連れて帰っていった。

 それからまた九日して、わたしたちの旅立ちの日になった。閏土は朝から来ていた。水生は連れずに、五歳になる女の子に船の番をさせていた。それぞれに一日じゅう忙しくて、もう話をする暇はなかった。客も多かった。見送りに来る者、品物を取りに来る者、見送りがてら品物を取りに来る者。夕方になって、わたしたちが船に乗り込むころには、この古い家にあった大小さまざまのガラクタ類は、すっかり片づいていた。

 船はひたすら前進した。両岸の緑の山々は、たそがれの中で薄墨色に変わり、次次と船尾に消えた。

 わたしと一緒に窓辺にもたれて、暮れてゆく外の景色を眺めていた宏児が、ふと問いかけた。

「おじさん、ぼくたち、いつ帰ってくるの?」

「帰ってくる? どうしてまた、行きもしないうちに、帰るなんて考えたんだい?」

「だって、水生がぼくに、家へ遊びに来いって。」

 大きな黒い目をみはって、彼はじっと考えこんでいた。

 わたしも、わたしの母も、はっと胸をつかれた。そして話がまた閏土のことに戻った。母はこう語った。例の豆腐屋小町の楊おばさんは、わたしの家で片づけが始まってから、毎日必ずやってきたが、おととい、灰の山からわんや皿を十個あまり掘り出した。あれこれ議論の末、それは閏土が埋めておいたにちがいない、灰を運ぶ時、一緒に持ち帰れるから、という結論になった。楊おばさんは、この発見を手柄顔に、「犬じらし」(これはわたしたちのところで鶏を飼うのに使う。木の板にさくを取り付けた道具で、中に食べ物を入れておくと、鶏は首を伸ばしてついばむことができるが、犬にはできないので、見てじれるだけである。)をつかんで飛ぶように走り去った。てん足用の底の高い靴で、よくもと思うほど速かったそうだ。

 古い家はますます遠くなり、故郷の山や水もますます遠くなる。だが名残惜しい気はしない。自分の周りに目に見えぬ高い壁があって、その中に自分だけ取り残されたように、気がめいるだけである。西瓜畑の銀の首輪の小英雄の面影は、もとは鮮明このうえなかったのが、今では急にぼんやりしてしまった。これもたまらなく悲しい。

 母と宏児とは寝入った。

 わたしも横になって、船の底に水のぶつかる音を聞きながら、今、自分は、自分の道を歩いているとわかった。思えばわたしと閏土との距離は全く遠くなったが、若い世代は今でも心が通い合い、現に宏児は水生のことを慕っている。せめて彼らだけは、わたしと違って、互いに隔絶することのないように……とはいっても、彼らが一つ心でいたいがために、わたしのように、無駄の積み重ねで魂をすり減らす生活をともにすることは願わない。また閏土のように、打ちひしがれて心がまひする生活をともにすることも願わない。また他の人のように、やけを起こしてのほうずに走る生活をともにすることも願わない。希望をいえば、彼らは新しい生活をもたなくてはならない。わたしたちの経験しなかった新しい生活を。

 希望という考えが浮かんだので、わたしはどきっとした。たしか閏土が香炉と燭台を所望した時、わたしはあい変わらずの偶像崇拝だな、いつになったら忘れるつもりかと、心ひそかに彼のことを笑ったものだが、今わたしのいう希望も、やはり手製の偶像にすぎぬのではないか。ただ彼の望むものはすぐ手に入り、わたしの望むものは手に入りにくいだけだ。

 まどろみかけたわたしの目に、海辺の広い緑の砂地が浮かんでくる。その上の紺碧の空には、金色の丸い月がかかっている。思うに希望とは、もともとあるものとも言えぬし、ないものとも言えない。それは地上の道のようなものである。もともと地上には道はない。歩く人が多くなれば、それが道になるのだ。

(本文を掲載することは、訳者竹内氏の著作権継承者に確認済である。)

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荒れた泉
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发表于 2004-9-23 09:33:49 |只看该作者

回复: [连载]夏目漱石小说<三四郎>~~~~~

树啊.独乐乐,不如众乐乐.顺便翻一下。
荒れた泉
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发表于 2004-9-23 11:20:39 |只看该作者

回复: [连载]夏目漱石小说<三四郎>~~~~~

晕啊,不过考虑到夏目漱石是麻衣喜欢的作家,我也来看看,都看不太懂的说!!
约定
兰~我一生唯一爱的女孩,我会照顾你一辈子
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发表于 2004-9-23 13:54:46 |只看该作者

回复: [连载]夏目漱石小说<三四郎>~~~~~

[QUOTE=真っ碧の雷]树啊.独乐乐,不如众乐乐.顺便翻一下。[/QUOTE]拜托,<三四郎>有55回啊%&142

你考虑不要发这么长的帖吗%&213 %&021

等到都发完了怎么看啊%&128
人間五十年 下天の内をくらぶれば 夢幻の如くなり 一度 生を得て 滅せぬ者のあるべきか
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