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事务所专题-柯南20周年纪念事件簿
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[剧场版情报] 【内含剧透】这是和前20部剧场版不一样的、打开了新的大门的作品!——高山南采访

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新闻部情报组组长

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发表于 2017-4-14 19:48:00 |只看该作者 |倒序浏览
本帖最后由 张天枢ZTS 于 2017-5-12 20:33 编辑

※译文由事务所新闻部提供,转载请注明来源链接与本帖链接。

翻译:太陽

正于《周刊少年Sunday》(小学馆)连载的青山刚昌老师的人气漫画《名侦探柯南》的最新作品、剧场版《名侦探柯南 殷红的恋歌》(暂译)在4月15日正式上映。2016年上映的第20部剧场版《纯黑的噩梦》,其票房收入达到63.3亿日元,创系列新高。

第21部剧场版则是一个恋爱故事,以竞技歌留多为主题,舞台设置在大阪、京都。除了柯南,西之高中生侦探服部平次和远山和叶也会有抢眼表现。令人在意的平和恋情有什么发展?

以及,剧场版上映前夕!饰演江户川柯南的高山南前来接受我们的采访。剧场版的看点、TV动画的故事、以及不为人知的《名侦探柯南》秘闻,精彩爆料即将呈上。

如果您是高山南的粉丝,还没看过《名侦探柯南》,但又由于这篇报道而有兴趣开始看的话,请注意本篇报道是包含剧透的。

剧场版《名侦探柯南 殷红的恋歌》是一部如果无法理解人的感情就解不开谜题的作品

——剧场版《名侦探柯南 殷红的恋歌》终于要在4/15(周六)日上映了。请告诉我们您在读脚本时的印象或是直接的感想。

江户川柯南配音·高山南(以下简称高山):第一印象就是“哇~都是关西腔啊!”给人的强烈感觉是“果然和平常的舞台不一样”。每一次我都是快速地看下台本,把故事记在脑中,然后开始彩排。那时候,我会想象所有角色都在一边说台词一边配合实际的画面,但这次让我不禁感慨,“哇~(台词)说不顺口啊”……(笑)因为几乎都是关西腔,比起说,看都已经很成问题了(笑)。

——柯南的周边角色里是有关西腔的吧

高山:是的。配音人员里有7成都是关西人,工作人员中也有不一样的乐趣。

——看完作品成品后有什么感想吗?

高山:读台本的时候,我想的“から紅(红花浸染的深红色)”是一种颜色,但和实际出现的不太一样。不是有燃烧感的激烈的红色,而是有种虚幻的淡粉的感觉。

——很适合春天这时候的颜色呢。

高山:是啊。与其说是枫叶,倒不如说是樱花般的恋爱氛围。

——所以读脚本时的印象和看电影的印象有了变化吧?

高山:是啊。自己看台本的时候,与在现场和其他声优一起表演的时候,也是很不一样的。在现场会有音乐和效果音,会将感觉变得更立体,这时候对于画面的印象也会有改变。

——请告诉我们剧场版的看点。

高山:作品中包含了各色人物的各色恋情。不仅是恋爱喜剧,推理和动作戏也同样值得一看。和之前的20部剧场版不同,这一次,恋情将成为解决事件的关键。出场人物的表情和感情动向也值得关注。事件一定程度上会被隐藏在歌留多里的感情所左右(笑)。

——那真是和之前的20部作品不一样呢。


高山:是啊。和之前的作品不同,不深入感情的话是解不开谜题的。这也是在推理中最困难的地方吧。

——配音的时候有注意到这个方面吗?


高山:我一边读台本一边推理,这个人物的过去和感情,是不能在事件现场一下子拾起的。我想过,应该怎么逼问才能让这角色把所有实情吐露出来。
但结果还是不得不去整理交织在一起的各种感情。

——确实,犯人身上也有那种恋爱的情绪呢。

高山:“谁对谁,抱有怎样的感情?”这是关键。恋、爱、恨、嫉妒、憧憬、愤怒……这种各种情绪交织在一起的事件。要是人们可以直率一下,说出自己真相想说的,那么这次事件大概就可以避免了吧。
高山亲身代入柯南这一角色后说出的台词!

——最后的场面,新一不是对小兰回了一句话吗。看完那个场面,我们都笑说,“新一还是那么让人讨厌啊~”,不过传达的情感还是很迫切的呢。

高山:那个场面可是王道的恋爱喜剧啊(笑)。不过,他的心情大概是“我一定要把心意传达到”的那种感觉吧。

——是因为平次没能传达到吧。

高山:确实像你说的,平次一直都没传达到吧,一定是的……(笑)。果然是害羞了吧,重要的一句话什么的……
——在日卖电视台的爆炸场面中,柯南救助平次时的动作场面很让人感动。在救出之后,两人在河中斗嘴时,让人感觉到两人之间的友谊和信任,这个场景真是太棒了。

高山:配那个场面时,最后的台词真是发自我的内心。和台本上给的有些不一样,在动作戏结束,松了一口气,然后被恢复正常的平次一挑衅……我就自然说出那些台词了。

——那么印象一定很深吧。

高山:是啊!这个场景真的很出色,在看完之后我还一度担心“那样配真的没问题吗”。

——没有这回事。那个场景真的太棒了,让人印象最深刻,而且还让人在观影途中想要倒回去再看一遍呢。

高山:这样吗。那就好(笑)。

——小兰啊,和叶啊,要是女生们在那样的情况下,不太可能会斗嘴吧,但平次和柯南不一样,这是因为他们是互相认可的对手,也是长期并肩作战的名搭档吧。这个场景让人深深体会到男人之间的信任。

高山:原来台本上的台词是柯南把平次的玩笑当真了,然后正面地回应了平次。不过,在彩排的时候,我感觉“在这种情况下是不会说出那种台词的……”。因此,再试一次时,我松了口气,就成了那句台词了。

——是高山向监督提出的意见吗?

高山:意见和想要修改的地方,都要在录音前和监督沟通。“这个场景中,紧张感还在延续,两人才刚刚逃脱生命危险……并不是会严肃对话的情况,改成稍微轻松点的台词行吗?”我这样跟他说的。然后再测试中让他听了一遍,他说OK,于是就按这样走了。

——那句台词是高山的主意?

高山:与其说是我,倒不如说是江户川柯南(工藤新一)的吧。因为说话对象是平次,所以台词要更普通一点。

——果然是长时间配柯南这个角色的原因吧,很自然地就说出那个台词了。


高山:是啊。台词的话,看的时候和说的时候,感觉是不一样的。画面里的动作和表情,与自己的感情和台词,有可能会出现偏差。那个时候,就不要想别的了,情不自禁说出来的话就是正确答案,这是我的想法,我也因此和监督沟通了。

——我最喜欢那个场面了。真的太棒了。

高山:谢谢。你喜欢真是太好了。

关系亲密也要有礼节!高山所认为的对待同事的方式

——这部作品的主题是恋爱。前几天播出的TV动画第853话、854话《樱花班的回忆(兰GIRL)(新一BOY)》也是关于新一和小兰在幼儿园时期的初恋故事。这样的故事好像没有出现过吧。

高山:4岁时候的故事确实是第一次。虽然小兰的话,有关于她小学生时候的故事。那次相遇很冲击吧。小兰的笑容好可爱啊……

——不仅是他们俩,对于他们周围的恋情我也很在意。在这次剧场版中,园子和京极之间的感情,以及小哀对新一的朦胧好感也都有出现吧。我想啊,新一也不要只是专情于小兰,偶尔也对小哀更好一点也行啊。

高山:哎呀~是啊~(笑)。这次剧场版也是,(柯南对小哀)也真是太冷淡了(笑)。

——那个电话场景很过分啊(笑)。

高山:不过,那个场景我也即兴发挥了。怎么说,毕竟是在破案的关键时候,我觉得小哀也会理解的吧……但是,那么说感觉有些不把对方放在心上。应该说得温柔一些的。

——于是变成怎么样了呢?

高山:好好向(灰原)道谢了。原来台本上是没有的,我和小惠(林原惠美)商量说,“我想在这里加一句话”。两人担心的,这样的话台词变了,听话对象更是变了。最担心的部分是,在两人“怎么办啊~”地交流之后,结果就那样做了。之后才知道,那句台词是(原作者)青山老师加进去的(笑)。他说“灰原说话不是很絮叨嘛”。絮叨吗~我想……这还是第一次有人这么说吧(笑)。

——青山老师是这么看小哀的吗(笑)。不过,从那个场景也能看出两人之间的信任嘛。

高山:与灰原的对话和与服部的一样,都是建立在信任之上的。因此,她应该会理解的!因为我是这么一厢情愿认为的,所以有时会有些粗鲁。录音的过程中,会用目光对小惠说“抱歉啊!”(笑)

——不过作为朋友来说没什么关系吧。

高山:所谓朋友呢,是互相都要把对方当做伙伴。对方有时候会说些比较过分的话,但不会特别放在心上。不过呢,就算是关系亲密的朋友间也要注意礼节的,因此我会尽力得体地说话。

——剧场版中,阿笠博士也表现出很深的担心,不过柯南对博士也相当冷淡啊。

高山:欸欸欸欸欸欸~(汗)可能吧。不过,既然来电话了就说明已经没事了吧……(笑)

柯南的声调,是由于青山老师喜欢历史剧的原因吗?

——请告诉我们在《名侦探柯南》中,让您印象深刻的名句。应该有很多吧……

高山:这时候,在这里说?多到想不起来了啊……(笑)

——“啊嘞嘞~?”也可以喔。

高山:啊,啊嘞嘞~?所以说?

——不不,名句啊,常说的话啊,印象深刻的台词啊,都很多吧。


高山:常说的就是“啊嘞嘞~?”吧。在引导大人们思路时,这是最方便的台词了吧。(柯南)为吸引注意时,会特意大声说出这句台词,侦探团的大家(侦探团的声优)会觉得有趣而去模仿(笑)。特别是灰原,模仿得非常夸张呢(笑)。

——是特意那样做的吗?

高山:当然是特意的。听起来比较像小孩子一些。

——新一在装酷的时候,会说出“混蛋”、“抱歉”等非粉丝都知道的让人印象深刻的名台词呢。

高山:“混蛋”其实没那么经常说的(笑)。“抱歉”说的比较多。总是在道歉吗(笑)配上有些走样的江户腔,给人一种粗鲁而又爽快的感觉。

——新一不是公子哥吗?教养和语调之间有些距离啊。

高山:算是公子哥吧(笑)。不过,在保育园的时候说话就很糟糕了~那时候的眼神也很不好……(笑)

——幼稚园的时候,新一就给人一种老成的感觉(笑)。


高山:是啊。大概有收到(新一)父亲的影响,再加上读了很多书。不过4岁的小孩子真的能看懂夏洛克·福尔摩斯吗?我还一度怀疑过。不过他一定是能看懂汉字吧(笑)。然后还跟保育园抱怨“怎么没有图书室啊!”……在这之前还纠结要去哪个保育园才好,这在录音时成为一时话题了呢(笑)。我也想看到更多他在保育园时候的生活啊。(故事来自《樱花班的回忆》)

——“怎么没有图书室啊!”那个场景真的太好笑了。粗鲁爽快的一面在幼稚园的时候就显露出来了呢。

高山:因为我自己是东京人,这种语气也让我觉得很有趣。不过如果太过的话角色就变了,因此我有稍微改动一下。

——柯南不仅是青山老师的作品,也是高山您一手带大的角色啊。

高山:不不,与其说是我带大,应该说我靠着江户川柯南来呼吸。青山老师很喜欢历史剧,因此还会有其他的说这种语调的人登场。说起来,有时候还会卷舌卷过了呢(笑)。

——这样吗。关于柯南的语气,有些谜团被揭开了。

高山:看(漫画的)文字时觉得很帅气的台词,一旦人声说出来,有时候会变得让人难以理解。不过,这种语气很有魄力,我很喜欢。

——这也是柯南的魅力之一。

高山:是啊。

这次剧场版的主角?!服部平次和远山和叶!

——关于这次剧场版的其他主角服部平次和远山和叶,我很在意他们两人的关系。

高山:两个人的性格都很好懂啊。都属于不会隐藏心事的类型。不过,他们为什么都没察觉到对方的想法呢……(笑)着急的反倒是我们啊。

——确实是。和叶还没察觉的平次的心意吧?

高山:也不是一点都没察觉到吧……不过,可能是“要是弄错就完了”这样的想法会更多一些吧?至今为止,每次和叶说“平次,我不是说过~~~!”的时候,平次都会回一句“不是的”。和叶确实比较主动吧,不过被服部的气势压倒,也很容易就乖乖接受了。服部他大概喜欢的就是这样的和叶吧(笑)。


——相比起来新一对小兰会更坦率一些吧?


高山:是吧。不过小兰就有些迟钝了。欸?不能说别人?(笑)不,这边已经,好吧……那请放一放吧(笑)

——这次剧场版了,出现了和叶的情敌大冈红叶,她先于TV动画登场了。

高山:是啊。比起漫画,更早在剧场版出现了。

——平次、和叶、红叶三人的恋情,您看了以后有什么想法?

高山:很有意思。从旁人角度看的话(笑)在日卖电视台走廊初次见面的场景里,贴在墙壁上的那张海报(笑)。还有之后的医院场景。小步美的那句“我看到了不得了的东西!”把所有东西全部讲出来了(笑)。

——对于小孩子还是有些冲击吧。

高山:柯南也还是高中生而已,侦探团大概不会超过10岁吧,让他们看到女生间的斗争确实有些……(笑)

——大冈红叶的声优ゆきのさつき(雪野五月)是第一次参演《名侦探柯南》吧?

高山:不是喔,她还出演了剧场版《第11个前锋》(本浦和史),在TV动画中也有参演。

——这样吗。那么对她的性情也比较了解吧。

高山:(雪野)和我也曾经一起在其他作品里做过常规声优,和其他声优也比较熟,因此在录音的过程中相处十分愉快。

——最后,请对期待这部剧场版的粉丝们说一句话。

高山:这次的剧场版,在标题中第一次使用了“恋”这个字眼。故事也确实是围绕着恋爱而展开,请期待和以往的剧场版有些不一样的《剧场版名侦探柯南》。在事件关键的竞技歌留多场面中,即使是音乐也传达出强烈的感染力。美轮美奂的枫叶景色,一定会留在大家心间。回到恋爱喜剧的原点,同时打开新的大门,这是一部让人感受到可能性的剧场版。我相信,大家一定能享受到影片最后一秒,就算片尾结束了也不要起来。片尾的真实摄影影像实在是太美了。

——因为片尾是(作品舞台所在的)地方啊。

高山:美成一幅幅画了。

——当然,约定好要等到片尾之后喔(笑)

高山:片尾后的部分,当然(笑)。也请满心期待吧。今后也请多多关照了!

——非常感谢。

[取材・文]宋 莉淑(ソン・リスク)

週刊少年サンデー(小学館)で連載中の青山剛昌先生による人気コミック『名探偵コナン』の最新作、劇場版『名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)』が4月15日より公開されます。2016年公開された20作目の『純黒の悪夢(ナイトメア)』は興行収入63.3億を叩き出し、過去最高のヒット作となりました。

そして、劇場版第21弾となる『から紅の恋歌(ラブレター)』は、競技かるたをモチーフに大阪、京都を舞台にした恋物語。コナンはもちろん、西の高校生探偵・服部平次や遠山和葉が大活躍します。気になる平次と和葉の恋の行方は!?

そして、映画の公開直前! 江戸川コナン役の高山みなみさんにインタビューを敢行。映画の見どころやTVアニメのエピソード、そして知られざる『名探偵コナン』の秘話など、いろいろとお話していただきました。

高山みなみさんのファンで、まだ『名探偵コナン』を観ていない人、記事で興味を持ち『名探偵コナン』をこれから観る人は、ネタバレも含みますのでご注意ください。

劇場版『名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)』は、人間の感情がわからないと、謎が解けない作品

――いよいよ劇場版『名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)』が4/15(土)に公開されますね。脚本(スタッフ用にセリフ以外の演出や舞台設定など、全体的なものが書かれているもの)を読んだ時の印象や率直な感想をお聞かせください。

江戸川コナン役・高山みなみさん(以下、高山):第一印象は「わぁ~、関西弁ばっかりだ!」っていうイメージでした(笑)。「やっぱりいつもとは舞台が違うんだな」という印象が大きかったです。毎回、台本(役者用にセリフがメインに書かれているもの)を1度ざっと読んで、ストーリーを頭に入れてから、リハーサルをするんです。その時、全キャラクターの分も喋りながら実際の画にあててみるのですが、「わぁ~、(セリフが)つっかえる」って……(笑)。ほとんどが関西弁だったので、口よりも先に目が噛んじゃいました(笑)

――コナンの周囲のキャラクターが関西弁でしたもんね。

高山:そうなんですよ。役者陣の7割が関西出身で、スタジオ内も違う楽しみがありました。

――完成した作品をご覧になった感想はいかがでしたか?

高山:台本を読んだ時点では、から紅(紅花で染めた濃い紅赤色)のイメージだったんですけど、出来上がりのイメージは違いました。燃えるような激情の紅ではなく、儚げな淡いピンクかな。

――春の季節の今にピッタリでしたね。

高山:そうですね。紅葉というより、桜のようなイメージの恋愛模様でしたね。

――やっぱり脚本を読んだ時の印象と、映画を観た時の印象では変わってきますか?

高山:そうですね。一人で台本を読むのと、スタジオでキャストのみなさんと一緒に演技するのでも違います。そこに音楽や効果音が付くと、更に立体的になって、画面の印象も変わってきますね。

――映画の見どころを教えてください。

高山:作品には、色々な人の色々な恋模様が含まれています。ラブコメはもちろん、ミステリーもアクションも見ごたえがあります。これまでの20作の映画にはなかったのですが、恋愛感情そのものが鍵になっている事件ですね。登場人物の表情や感情の動きに、注目していただきたいです。かるたに秘められた思いには、ちょっとだけ振り回されました(笑)

――確かに、これまでの20作とは違いますね。

高山:そうですね。これまでの作品と違って、感情に踏み込まないと謎が解けないんです。推理する上で一番難しいところですね。

――演じられる時も、その辺りを意識されたのでしょうか?

高山:台本を読みながら推理しますが、その人物の過去や思いというのは、事件現場では拾いきれません。どのように攻めたら、全てを告白させることが出来るのかを考えていました。
それにはやはり、交錯するそれぞれの思いを整理しなければなりませんでしたね。

――確かに、犯人にもそういう恋模様が絡んでいましたね。

高山:「誰が誰に対して、何の感情を抱いているか?」というところがポイントです。恋、愛、恨み、嫉妬、憧れ、怒り……いろいろな気持ちが絡み合っての事件でした。もしかしたら、ほんの少し素直になって、本音を話していれば避けられた事件だったのかもしれないと思いますね。


高山さんがコナンというキャラクターを体感して、出てきたセリフ!

――ラストシーンで、新一(蘭の幼なじみの東の高校生探偵・工藤新一。黒ずくめの組織によって開発中の毒薬「APTX4869」を飲まされ、コナンの姿に。CV:山口勝平)が蘭ちゃん(本作のヒロイン・毛利蘭。コナンのお姉さん的な存在であり、幼なじみの新一を想っている。CV:山崎和佳奈)に句を返すじゃないですか。あのシーンを観ながら、「新一、相変わらずキザだな~」って笑って観ていたんですけど、やっぱり伝える気持ちが大切なんですね。

高山:あのシーンは王道のラブコメなので(笑)でも、気持ちは「きちんと伝えなきゃいけないな」って思いますよね。

――平次(大阪を中心に活躍する西の高校生探偵・服部平次。CV:堀川りょう)は伝えませんでしたからね。

高山:服部はああやって、ずっと伝えないんですよ、きっと……(笑)。やっぱりテレちゃうんでしょうね、大事なひと言は……。
――日売りテレビ(劇中に登場するテレビ局)の爆破シーンで、平次を助けるコナンのアクションシーンに感動しました。助けた後、川の中でのふたりの軽口に男らしさと信頼を感じた素敵なシーンでした。

高山:あそこのシーンの最後セリフは、気持から出たものです。台本にあったセリフとは違うんですけど、あのアクションの後でホッとして、素に戻った平次からふっかけられたら……あのセリフになっちゃいました。

――そこがすごく印象的でした。

高山:そうですか! いいシーンなので、出来上がりを観て「あれでよかったのかな~」とちょっと心配だったんです。

――そんなことないです。一番印象に残っていて、映画を観ている最中に、あのシーンをもう1回巻き戻して観たいと思ったぐらい素敵なシーンでした。

高山:ああ、そうですか。よかったです(笑)。

――蘭ちゃんとか、和葉ちゃん(平次の幼なじみ・遠山和葉。CV:宮村優子)とか、女の子はああいった状況で、なかなか軽口って出てこないと思うんですけど、やっぱり平次とコナンは、互いに認め合っているライバルでもあり、長年タッグを組んできた名コンビでもありますからね。男ふたりの信頼関係が感じられる名シーンでした。

高山:台本では平次の冗談を真に受けて、まともに返すセリフだったんです。でも、リハーサルをしていて、「この状況ではそのセリフが出てこない……」状態でした。それで、もう一度試してみたら、息が抜けちゃってあのセリフになりました。

――高山さんから、監督に意見を出されたんですか?

高山:意見というか、手直ししたい部分は、収録前に監督に伺います。「このシーンは緊張感が続いて、命からがら脱出したところで……まともに受け答えできる状態じゃないので、ちょっと抜けちゃったセリフにしてもいいですか?」と。テストで聞いて頂いてOKが出たので、あれでいきました。

――あのセリフは高山さんが?

高山:私が……というよりも、江戸川コナン(工藤新一)が……でしょうか。相手が服部だったので、より素のセリフになったんだと思います。

――やっぱり長年コナンというキャラクターを演じられているから、自然と出てくるんでしょうね。

高山:そうですね。セリフは目で読むのと声に出してみるのとでは、感じが違うことがあるんです。シーンでの動きや表情と、自分の感情とセリフに、ちょっとしたズレが生じることもあります。そういう時には、余計な事を考えずに、流れで出て来た言葉が正解だと思うので、監督に相談するんです。

――あそこのシーンが大好きです。すごくいいシーンだと思います。

高山:ありがとうございます。よかったです。

親しき中にも礼儀あり! 高山さんが思う相棒への接し方

――今作は恋がテーマとなっています。先日放送されたTVアニメ第853話、854話「さくら組の思い出(蘭GIRL)(新一BOY)」も新一と蘭ちゃんが幼稚園時の初恋のお話でした。ああいったお話はありそうで、なかったですね。

高山:4歳の話は初めてですね。蘭とは、小学生の頃の話はありましたけど。あの出会いは衝撃ですね。蘭の笑顔が可愛くて可愛くて……。

――ふたりのこともそうですけど、ふたりの周囲の恋模様も気になります。今作にも園子(蘭の同級生で大親友・鈴木園子。CV:松井菜桜子)と京極さん(鈴木園子の彼氏・京極真。CV:檜山修之)や、哀ちゃん(黒ずくめの組織の元メンバーで、毒薬「APTX4869」の開発者・灰原哀。CV:林原めぐみ)の新一へのほのかな思いも少し出てきますね。新一も蘭ちゃんばっかりじゃなくて、たまにでもいいから、もう少し哀ちゃんに優しくできないかなと思っちゃいます。

高山:いや~そうですね~(笑)。今回の映画でも、(コナンが灰原哀にする)かなりそっけなかったですからね(笑)。

――あの電話のシーンはひどいですよ(笑)。

高山:でも、あのシーンもアドリブを足させて頂いたんです。なんというか、まぁ事件の最中なので、わかってくれているとは思うのですが……。さすがに、ちょっと心ここにあらずな感じになっていたので。ちょっとだけ柔らかくなっているはずです。

――どんなふうに変わったんですか?

高山:ちゃんと(灰原に)お礼を言いました。台本上にはなかったので、めぐちゃん(灰原哀役・林原めぐみ)に「ここで一言入れようと思ってるんだけど」と相談もしました。お互い気になっていたところは、セリフというより受け方を変えましたね。一番気になっていた部分は、「どうしようか~…」と話し合い、結局そのままにしたんです。あとでそのセリフは(原作者の)青山先生が入れたセリフだとわかりました(笑)「(灰原は)ネチネチ構築するのが得意だろう」ってところです。ネチネチか~今まで言ったことあったかなぁ……と(笑)

――青山先生は哀ちゃんのことをそう思っているんですね(笑)。まあ、あのシーンのふたりのやりとりは信頼関係とも言えなくはないですけどね。

高山:灰原とのやり取りも服部のと同じで、信頼関係の上に成り立っているんです。ですから、わかってくれているハズ!という思い込みから、ちょっと雑になってしまうことがありますね。アフレコ中に、めぐちゃんに目で「ごめんね!」ということも(笑)

――友達としてはいいんですけどね。

高山:友達というか、お互いに相棒と思っていますよ。向こうからもキツいことを言われたりするけど、別に気にならないんです。でもやっぱり、親しき仲にも礼儀ありなのでお礼の言葉は極力入れるようにしています。

――作中で、阿笠博士(灰原哀を保護するコナンの良き理解者。CV:緒方賢一)もあんなに心配しているのに、コナンは博士にも冷たいです。

高山:ええええええ~(汗)まぁそうですね。でも、電話があったということは無事だったということで……(笑)。

コナンの口調は、青山先生の時代劇好きから生まれた?!

――『名探偵コナン』の中で、思い出に残る名言を教えてください。いっぱいあるかとは思うんですけど……。

高山:今、ここでですか?思い出せないほどいっぱいあります……(笑)。

――「あれれ~?」もいいですよね。

高山:あ、あれれ~? そういうので?

――いえいえ、名言でも、よく使っている言葉とか、印象的なセリフとか、何でもけっこうです。

高山:よく使うのは「あれれ~?」ですね。大人たちを解決の方向に導く時、一番便利なセリフなんですよね。(コナンが)注意を引くために、特に大きな声を出したりするので、探偵団のみんな(探偵団のキャスト)が面白がって真似するんです(笑)特に灰原が、とってもオーバーに真似してくれます(笑)

――あれはわざとやっているんですよね?

高山:もちろん、わざとですよ。より子供っぽくしますね。

――新一はかっこつけるところがあるから、「バーロー」とか「わりぃ」とか、ファンでなくても知っているような名セリフや印象的なセリフがありますよね。

高山:「バーロー」は、実はそんなに言ってないんですけどね(笑)。「ワリィ」の方がよく使います。って、謝ってばかりなのか(笑)ちょっと崩した江戸弁というか、べらんめぇなところ(東京下町の職人などの間で用いられた威勢のいい言葉の調子)があるんです。

――新一はお坊ちゃまじゃないですか? 育ちと口調のギャップがありますよね。

高山:お坊ちゃまだと思います(笑)。しかし、保育園児の時でも言葉遣いが悪かったですね~。あの時は目つきも悪かったですけど……(笑)

――幼稚園の時から、新一は大人びていましたよね(笑)。

高山:そうですね。たぶん(新一の)父さんの影響もあって、本をよく読んでいたんでしょう。しかも4歳児がシャーロック・ホームズ(アーサー・コナン・ドイルが19世紀 から20世紀にかけて発表した推理小説「シャーロック・ホームズ」シリーズ)を理解できるのか?と思いました。でもきっと漢字も読めたんだろうなぁ(笑)。そして保育園に「図書室ねぇのかよ!」って……。ここの前はどんな保育園に行ってたんだろうって、収録の時に話題になりました(笑)。もう少し保育園での生活を見たいですね。(エピソードは「さくら組の思い出(蘭GIRL)(新一BOY)」より)

――「図書室ねぇのかよ!」って、あのシーンは笑いました。べらんめぇなところも幼稚園の時からありましたね。

高山:べらんめぇ口調は、私自身が江戸っ子なので楽でもあります。でもあまりにべらんめぇ過ぎるとキャラが変わりそうなので、ちょっといじることもあります。

――コナンは青山先生の作品ではありますけど、高山さんがキャラクターを育てられているんですね。

高山:いえいえ、育てているというよりも、江戸川コナンで息をしている感じです。青山先生は時代劇がお好きで、他にもべらんめぇ口調のキャラクターも登場します。が、ちょっと巻き舌が過ぎちゃうこともありますね(笑)

――そうでしたか。コナンの言葉について、ちょっと謎が解けました。

高山:(マンガの)文字で見るとカッコいいセリフでも、声に出すと、わかりにくいかなということもあります。でも、べらんめぇは迫力があって好きです。

――そういうところもコナンの魅力なのかなって思います。

高山:そうですね。

今作の主役?! 服部平次と遠山和葉!

――今作のメインキャラクターでもある服部平次と遠山和葉について、ふたりの関係が気になります。

高山:ふたりとも、わかりやすい性格。隠しごとのできないタイプだと思います。なのに、何で通じ合わないんだろうって……(笑)。ヤキモキするのはこっちの方ですよね。

――そうなんです。和葉は、平次の気持ちに気づいてないんですかね?

高山:まったく気付いてないわけじゃないと思いますが……。でも、もしかしたら、「間違ってたら、どうしよう?」っていう気持ちの方が大きいのかな? 和葉ちゃん、今までも「平次、〜〜〜って言うたやんか!」って言っても、服部に「ちゃうわ!」って返されて来てるので。まぁ、確かに和葉ちゃんが盛ってるところがあって『ちょっとだけちゃうわ!』なんですけど(笑)服部の勢いに押されて、素直に受け止め過ぎちゃっているかもしれないですね。服部は、そんな和葉ちゃんに惚れてるんでしょう(笑)

――新一はわりと蘭ちゃんに素直に伝えていますよね?

高山:え、ええ。でも蘭はわりと鈍感なところもあって。あれ? ひとの事言えない?(笑) いや、こちらはもう、はい……置いといてください(笑)

――今作は和葉のライバルとなる新キャラクターの大岡紅葉(平次の婚約者を名乗り、百人一首における未来のクイーンと呼ばれる存在。CV:ゆきのさつき)というキャラクターもTVアニメに先駆けて登場しますね。

高山:そうですね。原作にも先に登場していますしね。

――平次、和葉、紅葉という3人の恋模様は、観ていていかがでしたか?

高山:面白かったです。傍で見ている分には(笑)。日売りテレビの廊下での初対面のシーンでは、壁に貼ってあるポスターが(笑)そしてその後の病院のシーン。歩美ちゃん(コナンと灰原哀が通う帝丹小学校の同級生で、少年探偵団のメンバー・吉田歩美。CV:岩居由希子)の「すごいの見ちゃったね!」というセリフが全てを物語っていますね(笑)。

――子供にはちょっと刺激的かもしれませんね。

高山:こちらも高校生ですから、探偵団とは10歳ぐらいしか違わないんですけど、女の闘いを見せちゃったなって……(笑)。

――大岡紅葉役のゆきのさつきさんは、『名探偵コナン』初参加でしょうか?

高山:いえ、劇場版の『11人目のストライカー』(本浦和史役)』にも参加してくれていますし、テレビシリーズにもゲスト出演してくれています。

――そうでしたか。では気心も知れていますね。

高山:(ゆきのさんとは)他の作品で一緒にレギュラーをやっていたこともありますし、他の役者陣もよく知っているので、アフレコ収録は仲良く、楽しくやっていました。

――最後に、映画を楽しみにしているファンへメッセージをお願いします。

高山:今回の作品は、タイトルに初めて恋という文字が使われています。まさに恋愛を軸にストーリーが展開される、今までとはちょっと違う『劇場版 名探偵コナン』を楽しんで頂けると思います。キーになる競技かるたのシーンは、音楽だけでもその迫力が伝わって来ます。美しい紅葉の風景も、心に残ると思います。ラブコメという原点に戻りつつ、新しい扉が開き、可能性を感じる映画になりました。本当に、最後の最後まで楽しんでいただけると思いますので、エンドロールが終わっても席を立たないでくださいね。エンドロールの実写映像も、素敵ですよ。

――エンドロールは(作品の舞台となる)場所がいいですからね。

高山:画になるんですよね。

――もちろん、お約束のエンドロール後もね(笑)。

高山:エンドロール後も、もちろん(笑)。充分にお楽しみください。そしてこれからも宜しくお願いいたします!

――ありがとうございました。

[取材・文]宋 莉淑(ソン・リスク)

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发表于 2017-5-13 11:14:43 |只看该作者
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