★★★日剧讨论专用贴★★★07春档日剧讨论中~

Nicole

但是你每周看的片比我多呀- -。。。我就看3部。。。

keithkid

发觉真不适合看求婚

太不喜欢男主角的个性了

如此柔弱和不直接....那个hariruya chance的动作也...

natuya

对的对的，看开始几集还满感动……现在开始越来越觉得这个男人咎由自取了……多少机会错过，多少时机浪费……而且老师越来越灵了呀，礼就跟老师吧，会幸福的……

you

第八集赞！ 果然友情更有看点～～～

52# 更新...求婚之路一口气华丽的走到终点吧！

Nicole

プロポーズ大作戦　第8話

Theme: [U]プロポーズ大作戦[/U] 2007-06-08 20:50:45 プロポーズ大作戦　第8話
フジテレビ 2007/06/04 （月）　21:00～　OA　
「年越しに流す涙は本物ですか」

★はじめに
なんと、大後寿々花さんが、「読売ウイークリー」07年6月17日号の表紙に！


[U]http://info.yomiuri.co.jp/mag/yw/archive/07_6_17yw_moku.htm[/U]
今週中はこちらから
[U]http://info.yomiuri.co.jp/mag/yw/[/U]
すばらしい！もう、いっぱしの女優さんだわ～～。うっとり。
久々の制服＆おさげ姿も拝見できましたしね。
もうどんな役でも安心して見られそう。いやー麻由子ちゃんが押されてしまうわ。
そりゃまた大変だわさ。どこかで競演も見たいし・・・

そうそう、ラジオでは町山智博さんがミスユニバースのアメリカ代表
レイチェル・スミスさんの尻もちについて色々興味深い話をしていて、
原因と言われるブーイングがおきたのは・・・・
あ、何するんだっけ・・、P大作戦か・・。

今回は、大学・大晦日から初日の出までの話。
完敗して、タイムスリップ止めちゃうって言ったけど、やっぱりタイムスリップ。
でも、遂に礼から多田と付き合ってるって言われちゃった。
次回はラストハレルヤチャンス。どうするのかな。最終回まで過去に行ったまま
って言う展開も予想される。
「ケンゾーは何もわかってないよ」
たびたび出てくるこのシーンが次回出てくるみたいですね。
ちなみに、前回の水風船爆弾遊び。
公式サイト”こだわりもの大作戦”によると、
[U]http://www.fujitv.co.jp/propose/spe_mania/mania07_txt.html#1[/U]
脚本の金子茂樹さんの青春エピソードで、どうしてもやりたかったのでしょうね。
このほか、”こだわりもの大作戦”では、今回の礼とエリがツーショットで歌う
[U]http://www.fujitv.co.jp/propose/spe_mania/index.html[/U]
シーンは台本にはなかったとか裏話があり、読んでて面白い。
さてさて、この8話の台詞の量ッたら今までより1.5倍くらい多い！
VTRチェックを終えたあと、思わず「終わった～～！」って叫んでました。
コネタ満載だし、大変な記事になりそう。

さて、この記事は
★あらすじ　（長いので分けました。この記事ではオープニングまで。
　　　　　　　　　続きは、　こちら（８話続き記事）　）
★気になるもの　（ちょっとしたコネタなど）
★今週の役者　（今回はなし）
★恒例の配役　（クレジットに流れた名前の役者さん配役表と関連情報）
で構成されています。
配役表は、独断でこの役だろうと、勝手に決めているので
ここが違うってところがあったり、この人の事務所はここだよ、
なんて情報がありましたら、コメントください。宜しくおねがいします。　


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

★あらすじ　　（続き）　　
　（妖精の語り（青色）と、健の心の声（緑色）で語るあらすじ）


研究室。(回想)
「吉田礼さんのことが好きです」（多田（藤木直人））
「え？」（礼（長澤まさみ））


「男の名前は岩瀬健。
　過去に戻っても自分の思いを告げられず、
　二人が交際するのを歯止めなかった哀れな男である」　（よ）　

「もう終わりにします」(健（山下智久）)
「あ？」(妖精（三上博史））
「タイムスリップするの、止めます」(健)

「かの有名なエイブラハム・リンカーンはこう言っている。
　あなたが転んでしまったことに感心はない。
　そこから立ち上がることに感心があるのだと」　（よ）　

妖精が指を鳴らし、ストップモーションが元に戻る。
「この写真の日が最後だったよな」（幹雄（平岡祐太））
「・・・」（健)
「過去へタイムスリップして来てたんだろ」
驚く健。
「もっと早く気付いてりゃ協力してやれたのにな」
「え・・」
「だってお前あの後、過去、来なかったろ」
仰天の健。

「失敗にめげず再び立ち上がるのか、教訓を得て別の道を目指すのか。
　それとも自分の不幸を嘆き続けるのか。
　果たして、この男に幸せは訪れるのであろうか。」 (よ）

次の写真が出された。
多田、礼、エリ（榮倉奈々）、幹雄、尚（濱田岳）と健が写っている。

「お二人がお付き合いされてから、初めて一緒に見た初日の出の写真です」
と、司会者の御法川潤蔵（山崎樹範）が紹介する。
ヒューヒューと言う声と、拍手が沸きあがる会場。雛壇の二人は笑っている。

「人生で最悪の年明けだった」　（け）　

「な、でもどうやって過去に戻るの？」（幹）
「いや、妙なおっさんが、戻してくれるんだよ」（健）
「妙なオッサン？どれ？」（幹）

「もう無理だ。二人は付き合っているんだ。あきらめるしかない。
　でも、幹雄に手助けしてもらえれば、どうにかなるのかな」　（け）

「どこだよ。妙なオッサンって・・」幹雄があたりを探し出す。

「いや、いまさらどう頑張っても手遅れだって」　（け）　

（♪ハーレルヤ！ハーレルヤ！・・）
いつものように妖精が現れた。
「妙なオッサンね」(妖精)
「ごめんなさい、その・・変な意味で言ったんじゃないんですよ」(健)
「変な意味じゃない妙なおっさんがいたら、是非会ってみたいもんだな」
「何でそんなこと言っちゃったんだろうな」
「お前ほど後悔と葛藤が好きな人間は見た事がない！
　もう過去に戻るのは止めたって宣言したくせに、その友達に助けてもらえば
　まだ可能性はあるかもしれないって、そう思ってるんだろ？」
「自分でも、びっくりしますよね」
「いい加減、彼女の気持ちを変えるのはあきらめて、
　自分の気持ちを変えてみたらどうだ？」
「自分の？」
「お前があそこの席に座る未来よりも、
　この披露宴に出席しない未来を作ることの方が、よっぽど簡単だということだ」
「どういうことですか」
「本来人間には、忘れるという便利な機能が付いている。
　過去のお前が、彼女のことを忘れることができれば、
　今みたいな辛い思いをせずに済むとは思わないか？」
「忘れる・・・」
「もう二人は付き合ってるんだろ？もうここまで来てしまったら
　忘れる努力をした方が懸命だと思うがな」
「・・・」
「このキャビア貰うぞ」
「あ・・・」
「このキャビアがそんなに惜しいか？」
健がコクンとうなずく。
「じゃ、過去に戻って、恋もキャビアも、綺麗さっぱり忘れっちまえ！」
妖精がパクリと食べる。
「え～」(健)
「求めよ。さらば与えられん」
妖精は健からビールを奪うと、
「はい！」とグラスで合図。
「ハレルヤ、チャンス！」(健)
（♪ハーレルヤ！ハーレルヤ！・・）

気が付くと、目の前には大きな杵が！
「オンドリャ～～！」と、礼が杵を振り下ろす！
「うわーごめんなさい！ごめんなさい！もう諦めます！」
と、手を合わせて倒れこむ。
「もうちゃんとやってよ」(礼)
「なにやってんの」(エリ）
「この腰抜けが」(尚)
辺りを見回すと、そこは2004年大晦日の餅つき大会の会場だった。
「ぶっとばすぞ！」(尚）
「ぶっとばすぞ」（エリ・礼)

「餅つき？」　(け)　

「おい健、大丈夫か・・ちょっと休め」
バーガーショップの保（菊池健一郎）が健を抱き起こす。
「帰れ、腰抜け！どけよ！」尚が健と代わる。
「エリやる？」(礼)
「やる」エリが礼と代わる。
「よーし」尚が手に水をつけて餅に手をつけようとすると、
「う～～いしょ！」エリが思いっきり杵を振り下ろす。
「危ね！おまえ！」尚が慌てて手を引っ込める。
「うるせ～んだよ、もっと早くやれ～！」(エリ)
「じゃ、早くやったら付き合ってくれる？」(尚)
「ヤダ！」エリがまた杵を振り下ろす。
「ヤッベーな、ねー」尚がエリの杵に怯える。

「こいつらまだ付き合ってる訳じゃないんだ」　（け）　

「いけー、エリ～、アハハ・・、アハハ・・」
礼が無邪気に笑っている。
それをずっと見てる健。

健は、幹雄のところにやってきた。
幹雄は仮設テントの下で汁物を食べている。
「アニョハセヨ」(健)
「うん？」(幹)
「未来から来た！未来からタイムスリップしてきました」
「それで？」
「それでじゃねーよ。もっと驚けよ」
「うわー、すごい！おばちゃん、汁ちょっと入れて」（幹）
「だから本当なんだって！」(健)
「そんなバカな」
「信じろよ」
「どうやって」
「あ～、お前、将来、映像の製作会社に入る」
「んーなこと誰だってわかるだろ、もう内定貰ってるし」
「じゃああの、北島康介の、”気持ちいー、超気持ちいー”っていうの、
　本人より俺の方が先に言った！」(健)
「万が一の偶然かもしれなし」
「じゃ、何だったら信じるんだよ！」
幹雄の携帯が”ミキオ・ミキオ”と鳴る。
「あ～、優子だ・・・」(幹）
「ちょ、ちょ、ちょ、ちょ！この電話で、いきなり優子にプロポーズされる！」
「そんなワケないだろ！」
「出ろよ」(健)
電話に出る幹雄。
「もしもーし」(幹）
「ねー！私と結婚して！」と優子の声（原史奈）。
「悪い、あとで折り返す」(幹)
「そんな大事な電話折り返すなよ！」（健）
「健お前・・・」
「そう！」
「超能力者だったんだな」
「だからタイムスリップだよ！」

哉跟头

这两天有点事．．．刚补完８～～
好看啊～～～下集居然说了＂不要和他结婚＂～～
激动一记．．．最后一集大逆转？？这个可能性高不？

看到求婚的书了，某个有收集原著癖的人要行动啦～～！！哈哈～～～

Nicole

看完BAMBINO 08 很激动人心的感觉 连最后那个木头人一样的大叔都哭了 T T 　
ティラミス·バンビーノ風
弄的我也想做ティラミス了= =....不过要带秤的 汗 家里貌似没那种设备= =

[QUOTE=哉跟头]这两天有点事．．．刚补完８～～
好看啊～～～下集居然说了＂不要和他结婚＂～～
激动一记．．．最后一集大逆转？？这个可能性高不？

[COL...[/QUOTE]
让健去完逆转去 这样就能逆转了 ......冷= =

书? 原版的吗= = 又要买啦- -......

Nicole

プロポーズ大作戦　第8話(続き)

Theme: [U]プロポーズ大作戦[/U] 2007-06-08 20:53:47 プロポーズ大作戦　第8話(続き)
フジテレビ 2007/06/04 （月）　21:00～　OA　
「年越しに流す涙は本物ですか」

この記事は、オープニング後の　あらすじ　だけです。
感想（ ★はじめに ）や、
★気になるもの　★今週の役者　
★恒例の配役　（クレジットに流れた名前の役者さん配役表と関連情報）
が書いてある第８話の記事は、　[U]こちら[/U] 　からどうぞ。


注意：
この記事にコメントとTBはできません。
お手数ですが、本記事の方にお願いいたします。

[U]今のブログの順位は・・・こんな感じ[/U] [U] [/U]
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

★あらすじ　　（オープニングからの続き）　　
　（妖精の語り（青色）と、健の心の声（緑色）で語るあらすじ）

（オープニング前は、本記事（[U]第８話[/U] ）にあります）

（オープニング）

ハンバーガーショップ。
テレビでジャンボ宝くじ”AMERICAN　JUMBO”の抽選中継！
「とったど～！」尚が飛び上がる。
「いくらあった？」(幹)
「1等前後賞あわせて1200円」(尚)
「結局今年も下一桁だけか～」(礼)
「やっぱ、いっぱい買わないと当たんないものなのかな」(エリ)
「いや、別に当たらなくてもいいけどね」(礼)
「でも、もし当たってさ、みんなでパ～って使ったら、
　絶対楽しくない？バナジュー」エリがカウンターに来て注文。
「そりゃそうだけど、
　別にお金なくても十分楽しいし･･私もバナジュー」と礼もカウンターに来て注文。
「じゃあ、もしもしもし3億円当たったらどうするか言おう～」と尚がカウンターに。
「いいよ、そんなの～」（礼）
「いくな～い！そのな～思いの強さが来年の当選に大きく関わってくるんだよ」(尚)
「関係ないって」(礼)
「健のパワーでさ、当選番号変えられないの？」（幹）
「だからエスパーじゃねー！」と、健が幹雄のあごを掴む。
「使えねーな」(幹)

「じゃ、幹雄から」（エリ）
「え？」(幹）
「3億円当たったら」(礼)
「映画撮る資金にする」(幹)
「おー」（一同)
「さりげなーく夢語っちゃってますよねー」（礼）
「無駄にラブシーン、多そうですけどね」（エリ）
「うるさいよ」（幹）
「やらしそう、やらしそう、じゃ、次、健！」（尚）
「俺？」(健)
「うん」(尚)
「だってそんな急に言われてもな」(健)
「別にそんな真剣に考えなくてもいいからさ」（礼）
「頭にぱっと浮かんだもの言え」（尚）
「あるけど・・・金じゃ買えないしな」(健)
「何カッコつけてんの？」(礼)
「仲間と暮らす、大切な時間・・プライスレス」（尚）
「アハハハー、そういうガラじゃないんだから、やめなよ、二人ともー」（礼）
「私はこの雑誌に載ってるの全部買いたい！」とエリがファッション雑誌を掲げる。
「おっ、ちょっと待って、ちょっと待って、オイ、保、ペン貸して、メモんだ・・」(尚)
「買ってあげんの？」（礼）
「いや、いくら位かかるかっていうのを、一応さ」(尚）
「だってさ、一回やってみたくない？
　お店で、端から端まで全部下さい、みたいなさ」(エリ)
「あ、いいかもそれ」（礼）

「このＤＫＮＹっていうのは何なの？」と尚が雑誌のページを指差す。
「は？そんなのも知らないの」（エリ）
「は・・」(尚)
「話になんないんだけど」(エリ)
「健、知ってる？」(尚)
「俺は、知ってるに決まってんじゃないか。
　あれだろ？ドント・ノック・ニューヨークだろ？」(健)
「ドント・ノック・ニューヨークか～、へぇ・・・」
メモを取る尚。
固まる三人。
「ドント・ノック・ニューヨーク？」礼が天を仰ぐ。
「それお前本気で言ってるの？」（幹）
「本気だよ！」(健)
「恥ずかしい！ケンゾウ」（礼）
「アハハハ・・」(礼・エリ・幹雄)
「ダナ・キャラン・ニューヨークだから」（エリ）
「なんだよ、ドント・ノック・ニューヨークって！」（幹）
「恥ずかしい！ケンゾウ！」（尚）
健はテーブルを叩いて立ち上がる。
「バカ！ダナ・カラン・ニューヨークと別に
　ドント・ノック・ニューヨークってあるんだよ！」(健)
「おー！ドント・ノック・ニューヨークが！」（幹）
「ドント・ノック・ニューヨークがな！」（健）
「フフフ・・ケンゾウってそうやって知ったかぶりして墓穴掘るの得意だよね」（礼）
「ハハハ・・ブランドに弱いと女にもてないよ。」（エリ）
「アハハハ・・」(礼)
「お前ら大学生にもなってドント・ノック・ニューヨークも知らないのかよ」（保）
「そんなフォローしなくていいから」（幹）
「健、保にフォローされたら終わりだぞ」（尚）
「ねー次、礼は？3億円当たったら？」（エリ）
「アハ・・アハハハ・・・ドント・ノック・ニューヨークの、バッグ？」(礼)
「それは3億円あっても難しくない？」（エリ）
「俺もそれにする」（幹）
「アハハ・・・イイねぇー」(エリ）
涙目で黙って悔しがる健。

道を5人が歩いている。
「エリー」と尚が先を歩くエリ駆け寄ると、
ドン！と、ぶつかるジオ･ゲルグーグ（TRAORE ISSA）（[U]第１話[/U] のマラソンランナー）
「ごめんなさい」と、ゲルグーグは手を振って走り去る。

後ろを歩く幹雄と健。
「言っとくけど、過去戻ってきたら協力するっつったのお前だからな」(健)
「そんなこといつ言ったよ」(幹)
「2007年の4月」
「3年後の発言だろ？文句あるなら未来の俺に言えよ」
「ふざけんなよ！」
「そんなことより、2007年4月って何やってんの」
「礼と多田さんの結婚式」
「冗談だろ」
「二人に結婚されたら困るからこっち戻ってきてんだろ」
「へー二人とも、付き合ってんのかなーとは思ってたけど、結婚するんだー」
前を歩く礼がはしゃいでる。
「礼ってさ、いまだに健が礼のこと好きだって、気付いてないんだろ？」(幹)
「・・・」(健)
「結婚式って、お前そんなに進展するまで礼に何も言えなかったの？」
「言えてたら、ここにいねーっつーの」
「はぁ・・・」
「何やってんだ。急がねーと始まっちゃうぞ」尚が戻ってきた。
「何が？」(健)
「紅白だよ！大晦日恒例の紅白歌合戦！」(尚)
「紅白？」（健)

それは立修大付属高校野球部OBカラオケ大会だった。
（詳しくは★気になるものに書きました）
男は全員高校時代のユニフォーム姿。伊藤先生は赤のドレスだ。
カラオケを仮装して歌う、尚、伊藤先生。
ソクラテス（渡部豪太）が舟木一夫の『高校三年生』を歌う。
「選曲古過ぎでしょ」（礼）
「あいつはいつだって青春真っ只中にいるんだ」（尚）
エリと礼は『さくらんぼ』をノリノリで歌っていた。
尚がはなわの『佐賀県』を歌い出す。
「はぁ・・」と健がつまらなそうにため息。
「健、いつもの歌えよ」（幹）
「そうだよー、今日モンパチ歌ってないじゃん」（エリ）
「いや、俺はいいよ」(健)
礼がどうしたのかなーって顔で健を見る。
「BAKAバカ　岩瀬健はバカ　歴史的なバカ　ダ～～！」
と尚が歌いながら近づいてきた！

化粧室。化粧直しをするエリと礼。
「いくつになっても変わんない人たちだねー」(エリ)
「ある意味羨ましいよね。一瞬にして、高校時代に戻れるなんてさ」(礼)
「伊藤先生なんて張り切りすぎだからね」(エリ)
「一番弾けてるしね」(礼)
「あ、ねー、今日多田先生は？」(エリ)
「残業が終わってから、学部の教授たちと、温泉に行くんだって
　若い講師とか、助教授は無条件で参加らしいよ」(礼)
「へー、せっかくお正月なのになんか寂しいね」
「ううん、別に平気」
「まったー、寂しいくせに」
「ほんとにそんなことないって」
「ね、健には多田先生のこと言ったの？」(エリ)
礼がきまり悪そうに下を向く。
「まだ言ってないの！年越しちゃうよ」
と、エリが化粧室を出る。
礼は頬を膨らまし下を向く。

カラオケルーム。
尚を筆頭に谷村新司の『サライ』を、肩を組んで全員で歌う。

「あーあ、何やってんだ俺・・・」　

「審査員のみなさま、どうぞ！」
と司会者役の尚が言うと、みんなが旗を揚げる。
壇上にソクラテスが野鳥の会の人に扮して、
双眼鏡で覗き、カウンターをカチカチ押す。
「あれ、必要か？」（幹）
「勝者、白組！」(尚）
盛り上がる会場。

カラオケの帰り道。礼、エリ、尚が『サライ』を歌いながら歩いている。
「礼！ちょっと来て」幹雄が後ろから声をかける。
「どうする気だよ」（健）
「協力してほしいんだろ？」(幹)
「どうしたの？」礼が戻ってきた。
「健が、お前と二人っきりで話したいんだって」(幹)
「え？」(礼)
「あ、いや・・」(健)
「俺たち、コンビニ寄ってから行くわ」(幹)
「うん・・」（礼）
「健、貸しイチな」
と、幹雄が健に耳打ちすると、前を歩くエリと尚の方へ行ってしまう。
「あ、ちょっ・・幹雄！」(健)

「ごめんごめん、先行こう」(幹)
「うん」(エリ）
3人はまた『サライ』を歌い始め、先を行く。

二人きりになった健と礼。礼が切り出す。
「ちょうど良かった。私も話があったんだ」
礼が健を見る。
「もう、気付いてたかもしれないけど、
　でも、ケンゾウには、ちゃんと自分の口から言いたかった。
　私、多田先生と付き合うことに決めたの」(礼)
「・・・」
「駆け引きとか、計算とかなく、好きだっていう気持ちを
　ストレートに伝えてくれたことが嬉しかった。
　あんな真正面からぶつかってきてくれる人、初めてだった」
深刻な表情の健に、礼は笑って恥ずかしそうに下を向く。
「告白されたからって、付き合うのかよ」(健)
「ううん、自分で決めたんだよ。この人と、付き合いたいなって思って。
　ちゃんと、自分で決めた」(礼)
礼がしっかり健を見つめる。
「実はね、私・・・ケンゾーのこと好きだったんだ」（礼)
少し驚く健。
「全然素直になれなくて、でも、気まずくなるのが怖くて、
　二十歳になるまでずっと、どっち付かずの状態だった。
　でも、変わりたい、変わらなきゃって思ったの。多田先生と出会って、
　ケンゾーに気持ちぶつけられなかったことって、逃げだったんだってわかった。
　だから今回は、逃げないで、ちゃんと多田先生と向き合おうって決めたの。
　ずっと、ケンゾーのこと思ってた時期があったからこそ、
　今の自分があるんだって、やっと思えるようになった」
　こんなダメな幼馴染ですけど、これからもよろしくお願いします」
と礼は健に頭を下げる。
健は礼に何も言えなかった。

（CM)

健のアパート。健と礼が到着。
「二人とも遅いぞー」(エリ)
礼が下駄履きを見ると、黒の革靴。
「え？」(礼)
多田の靴だ。礼は部屋の奥へ行くと、
「どうして・・」(礼)
「ごめんなさい、予定変更しちゃいました。
　出発、明日の朝の便に変えました。
　教授の新年の挨拶には、間に合うと思うんですよね。
　やっぱり、一年の終わりと始まりは、
　どうしても一緒にいたいなと思って」(多田)
多田の突然の登場に礼が微笑む。
「う、うーん、あのさ、オレらがいること忘れてるでしょ
　ね、かゆいなーもー、ムズムズするなーもー」(尚)
「あ、ごめんなさい。場所と、空気・・」(多田)
「そう、空気だ」(尚)
「礼はイイなぁ・・愛されてて」(エリ)
「エリだってずっと愛されてるよ」(尚)
「よし！今年こそ手打ち蕎麦、完成させるぞ」
と、エリが立ち上がって気合を入れる。
「ねーねーねー座ってらんないのか・・」（尚)
「お前もホントに懲りないな」(幹)
「今回はいっぱい時間あるから大丈夫」(エリ)

ゴ～～ン！とテレビから鐘の音。時刻は23時58分。
作りかけの手打ち蕎麦は、無残に台所に散っている。
「もう時間ヤバくねー？」(幹)
「3分待ってたら年越しちゃうんだけど」(エリ)
5人の前にはカップめん『精進そば』。
「少しぐらい硬くても食べちゃお」(礼)
「そうだね」(多田)
「いただきます」(礼、多田、健、幹雄、エリ）
「ちょっちょっ待って！オレの沸いてないよ！ふざけないで！」
お湯が沸くのを待っていた尚が台所で叫ぶ。
「健、食べないの？」(エリ)
「あ・・・」(健)
「オレのと交換しようぜ」尚が健のをとろうとする。
「食べるわ」健が尚の手を払う。
「何だよ」(尚)
「ねーねーそもそもさ、年越し蕎麦を食べないで年越したら、どうなっちゃうわけ？」
とエリが問う。
「金運が下がるそうですよ」(多田)
それを聞くと、慌てて蕎麦に、がっつく面々。尚は生のままかぶりつく。
「あの・・冗談ですから」（多田）
「わっかりづらいなー、オイ」(尚)
「普段言わない人が言っても冗談に聞こえないよ」（幹）
「ごめんなさい」（多田）

「あれ、もうすぐじゃない？」（礼）
テレビの前に鎮座する6人。カウントダウンが始まる。
「１０，９，・・・」
多田が、礼の手を握り締める。恥ずかしそうに笑う多田と礼。
それを黙ってみている健。
「・・・　３、２、１、ハッピーニューイヤー！」
一同クラッカーを鳴らす。（健は無視して蕎麦を食べている）
礼が多田に、
「今年も、どうぞよろしくお願いします」
多田が礼に、
「こちらこそ、どうぞよろしくお願いします」
尚がエリに、
「今年もよろしくお願いします」
エリが尚に、
「よろしくお願いします」
幹雄の携帯が”ミキオ・ミキオ”と鳴る。
「あ、優子。アケオメ。うん、折り返す」

シャンパンを開けて乾杯。
「オレ、運転だからいいわ」(幹)
健はシャンパンを見つめ、妖精の言葉を思い出す。
『過去のお前が、彼女のことを忘れることが出来れば、
　今みたいな辛い思いはせずに済むと思わないか？』

車に乗り込む5人。
「今日、初日の出見れるかなぁ」(礼)
「あー、天気は大丈夫だって」(多田)
「ホント」(礼)
健が車に乗らず、外に立っている。
「健、どうしたの」(エリ)
「ケンゾー」(礼)
「俺、いいわ」(健)
「え？」(礼)
「どして」(エリ)
「幹雄の運転怖いし・・」(健)
「大丈夫。死ぬ時はみんな一緒だからさ」(尚)
「用事あるからさ」(健)
「なんだ用って」(尚)
「別にいいだろ！こっちにもいろいろあんだよ」(健)
「いまさら何いってんの・・」(エリ)
「まだ後ろ、乗れるぞ」(幹)
「そうだよ、早く乗れ」(尚)
「マジでいいから・・・
　てか、もうこういうのよくない？二十歳過ぎてさ、わざわざ遠出して、
　一緒に太陽見て何なの？」

幹雄が車から出てきた。
「お前本気で行かねーの？」(幹)
「おう」(健)
「何もこんな日に一人でいることはないじゃないか？」(幹)
「いいから、ほっとけよ！」(健)
「無理に忘れようと思っても無駄だと思うけどな。　
　すぐに忘れられないから、好きってことなんじゃねーの？
　だったら、みんなで大騒ぎしてた方がよくねーか？」

ブッブー！尚がクラクションを鳴らす。
「おい！行きたくないやつはほっとけよ！」(尚)
「もううるせーから早く行こうぜ」
幹雄が健を再び誘うが、健は黙って首を横に振る。
「わかった」と、幹雄が車に戻る。
「はぁ・・」と、健はため息。

走り出した車中。
「ったく、何考えてんだよ・・」(尚)
「せっかくみんなで盛り上がっていたのに、あの態度は無いよね」(エリ)
「健も健なりに何かあるんじゃねーの？」（幹）
「僕、お邪魔してて大丈夫ですか」（多田）
「どうして？」（エリ）
「毎年、5人で新年迎えるって聞いてたんで、
　こんな所までご一緒しちゃっていいのかなって」(多田)
「いいのいいの！どんな組織にも活性化は必要なんだから」（尚）
「活性化につながるかはわかりませんが、あ、じゃあ、お言葉に甘えて」(多田)
「どうぞどうぞ」(尚)
礼は黙って座っていた。

健は自分のアパート前に戻ってきたが、素通りして街の方へ歩いていく。

休憩のコンビニ。尚が駐車場でおでんを食べている。
「また食べてるの？」（エリ）
「ん？、食べないと育たないだろ！」(尚)
「年明けて最初の食事がおでんでいいのかよ」（幹）
「何を食べるかが問題じゃない。　誰と食べるかが、重要なんだ！」(尚)
「私いらないよ・・でも、スープちょっと頂戴」（エリ）
「うん！」スープを口移しでと、口をとがらせる尚。
「誰が口移しで飲むのよ！」
エリが尚の額に手を当て、揺らす。

多田と礼がコンビニから出て来た。
「はい」
多田が缶コーヒーを礼に渡す。
「ありがと」(礼)

「あー、いいなー、ああいうの・・・」
と、エリが羨ましがると、
「ん！」
と、尚がエリの口におでんの器を押し付ける。
「いや～よ～！鼻についた～！」
それを礼、多田、幹雄が笑ってみてる。

保のバーガーショップ。
「新年明けましておめでとうございます」
と、テレビの正月番組が流れるなか、一人ビールを飲む健。
「健！」(保）
「え？」(健)
「お前本当に行かなくていいのか？」
保が鏡餅ならぬ、鏡バーガーを作っている。
「たまには一人になりたい時だってあるでしょ？」(健)
「俺はほとんどこの店で一人だからな。そんな気持ちは全く理解出来ない」
「保っちゃん、おかわり！」(健)
「お！」
保がカウンターに戻ってきて、
「はいよ」と、ビールを出す。
「ありがと」(健)
「お前たちが一緒にいないなんてこともあるんだな」(保）
「まあ、もう二十歳過ぎてるし、ずっと一緒っていうのも限界あるんじゃん？」
「そばから見てると四十、五十でもつるんでそうな勢いだったけどな」
「ああ・・・　さっき、何でかばってくれたの？」
「何を？」
「ドント・ノック・ニューヨーク」
「バカヤロウ。あれはな、俺のNo.1・フェイバレットブランドなんだよ」(保）
「もういいって」(健)

車中。
「健ぜったい後悔するよ」(エリ)
「ん？」(幹)
「やっぱ、初日の出、行けば良かったとかって言いそうじゃない？」（エリ）
「そうなんですか？」（多田）
「高校のとき、俺ら4人だけでお好み焼き食いにいったじゃん」(尚)
「あ～、あったね」(礼)
「次の日その話してる間、健だけ、ずっと不機嫌だったの覚えてる？」（尚）
「たいして面白いことあったわけじゃないのにね」（エリ）
「何かあっただろうって、しつこかったなー」（幹）
「ケンゾーって、昔から自分のいないところで面白いことがあるの、
　許せないんだよね。小学校の遠足で、遊園地に行ったときさ、ハハ・・
　熱でフラフラなのに、無理して来たことがあってさ、ハハ・・
　みんなは、はしゃいで大騒ぎしている中、
　一人だけ、ムスっとしたままジェットコースターに乗ったんだよねー、フフ・・、
　辛いなら変えればいいのに」と、楽しそうに話す礼。多田が笑ってみている。
「健っぽいね」（エリ）
「あいつ、妙なことで頑固だからな」（幹）
「ま、絶対後悔するな」（尚）

（ＣＭ）

健はバーガーショップの帰り道。

「こうして礼と離れていれば、いつかは忘れられるんだろうか。
　礼を思い出すことのない未来なんて、本当にあるんだろうか」　

「こんなもんしかないのかよ・・」と、健の前から3人の若者が歩いてくる。
「センス悪いなーホントに」
「なにこれ・・」
と文句を言っているその手には、ゴーストバスターズのようなマークに
自由の女神をあしらった、『Don't Knock New York』のバッグ。

「ドント・ノック・ニューヨークって、マジであるんだ
　ていうか保ちゃんどんな趣味してんだよ！」　

健が若者に声をかける。
「ねー、それ、どこで売ってるの？」

バッティングセンター。ストラックアウトの景品が並ぶ受付。

「しかも景品かよ」

目の前に景品『Don't Knock New York』のバッグが並ぶ。
300円を出す健。
「お願いします」
「へい、いらっしゃい。はいどうぞ」
店番のオヤジ（蔵内秀樹）がボールの入ったカゴを健の前に出した。

まず１球投げると、ボードにかすりもしない。
「はぁ～、過去に戻ってきてまで何やってるんだよ・・」
と呟くと、またボールをつかむ。

車が海岸に到着。みんな車から出てきた。
「あー、懐かしい」(エリ)
「フォ～～」(礼)
「行くか！」(尚)
「そうだな」と、幹雄が尚と海岸へ走る。

「あー、まだ日の出まで3時間以上ありますよ」（多田）
「待ってる時間がいいんだよねー」（エリ）
「さすがに寒すぎるけどね」（礼）

「お～あっぶねー」(尚)
波打ち際で、遊んでいる幹雄と尚。
「多田先生も行こう！」と、エリが多田と礼をが波打ち際へさそうと、
幹雄と尚の間を抜けて波打ち際へ走る。
「二十歳にもなって波打ち際ではしゃいでるんじゃないぞ」（幹）
「うるせー！お前そういうこと言ってると投げるぞ！お前」（尚）

「ねーねー！あれ、いつだっけ？ツルと健が相撲とったやつ」（エリ）
「あれ、おととしじゃん？おととし」（尚）
「何かあったの？」（多田）
「フ・・波打ち際で相撲やって、二人ともびしょぬれになったの」（礼）
「あれは笑ったねー。服とか超濡れてるのに
　勝った負けたって、ギャーギャー言いあってんの」（エリ）
「寒いし風邪ひくよって言っても、そんなことどうでもいいんだよって、
　逆にこっちがキレられて・・フフ・・」（礼）
「勝ち負けとか、どっちでもいいっつーの」（幹）
「いいわけないだろ！お前」（尚）
「で、結局どっちが勝ったんですか？」（多田）
「もう一回とって、また二人で波に突っ込んでた」（礼）
多田が4人を見ると、みんな物足りなそうにしていた。

「健がいないとつまらん！」と、尚がしみじみと言う。
「うん。なんか違うよね」（エリ）
「こうやって、当たり前になっていくのかな。
　誰かがこの場にいなくても、それが普通になっていっちゃうのかなぁ」（礼）
そういう礼をエリ、尚、幹雄が見つめる。
「まだ早くない？そういうの
　社会人になったり、結婚とかしたらしょうがないかもしれないけどさ」（エリ）
「僕も、そう思います。終わるのって、簡単なんですよね。
　終わるのって、ほんと、簡単なんです。
　年を取ってけば、自然と無くなっているもの、沢山あるんです。
　無理してやらなくていい事とか、やる必要のない事、たくさんあると思うんです。
　無駄とか、面倒の一言で片付けられる事、
　これから、いっぱい出てくると思います。
　でも、記憶とか思い出って、そういう所で生まれるもんだと思うんですよね。
　もったいないと思います。
　傍から見てても、5人の関係って、羨ましいなって思ってたんで」(多田)
幹雄と尚は遠くを見て・・、エリと礼は微笑むが切ない。
「なんか嫌だね。　このまま段々距離が出来てきちゃうのってさ。」とエリ。
「あー寒みい。車に戻るわ」（幹）
幹雄が戻ると、尚も付いていく。
エリと多田も車に戻っていく。
礼は海を見ていた。

バッティングセンター。
３，８を抜いたボードにボールを投げる健。２に当たったが、そこまで。
千円を出し、
「おいちゃん、もう一回」(健)
「あいよ」(オヤジ)

「何でこんなことにムキになってるんだ。
　ただただ目の前に没頭することがあるという事実が
　なんだか無性にありがたかった」　（け）　

車中。無言で日の出を待つ5人。
エリがＭＤを見つける。ラベルに『KEN'S BEST』と書いてある。
「これいつぐらいの？」(エリ)
「うん？高校ん時のかな」（幹）
エリがＭＤを再生すると、
MONGOL800（モンパチ）『小さな恋のうた』が流れ出す。
みんなその曲を無言で聞いている。
　（恐らく健との思い出が浮かんでいるのだろう）

その頃、健はまだボールを投げ続けていた。

モンパチが流れる車中の５人。

健は一万円を出し、
「もう一回」
「あいよ」
オヤジがかごを出す。
「まだやるの？」(オヤジ)
「やんの！」(健)
「は～～そんなに欲しいのかね」
呆れるオヤジ。

モンパチが流れる車中。
「しょうがねーなー」幹雄がシートベルトを締める。
助手席のエリが嬉しそうにシートベルトを締める。
車が動き始めた。

健は、まだ投げ続けている。

「無心で投げ続けて、脳裏に浮かんできたものは、14年分の礼だった」　

健が思い出す・・・
小学校３年生での初めての出会い。渡した消しゴムに、
「ありがとう、ケンゾーくん」と笑っていた礼。
高校野球の夏、最後の応援をしている礼。
文化祭の片づけで一緒に暗幕を運んだ礼。
健が告白しようとした階段の上の礼。
多田先生の実習最後の日、アンケートを褒めてくれた礼。
研究室で健の渡したおみくじに文句を言う礼。
片付けの後のビールはウマイと笑う礼。
健にバースが見つけられて喜んでいた礼。
野球部マネージャー卒業式に涙していた礼。
アパートの階段でキスしたこと。
水風船ではしゃいでいる礼。
花火大会の日、浴衣姿がまぶしかった礼。
ウェディングドレスを自慢する礼。

（ボードは８枚抜かれ、”５”だけが残っている）

今日聞いた礼の気持ち、
「私、ケンゾーのこと好きだったんだ」

投げたボールが、最後の”５”を抜いた。

健はその場にペタンと座り込んだ。
その目に涙が溢れてくる。

「重ねてきた年月の重さに、涙がこぼれた。
　この思いは消せない。忘れることなんて出来ない。
　やっぱり礼が好きだ。礼のことが・・・たまらなく大好きだ」　

健は頬を伝う涙を腕で拭い、しばらく動かなかった。

「はい、おめでとう」
オヤジから景品のバッグを受け取ると、健はとぼとぼアパートに帰ってきた。

健が玄関に入る。すると、
「フォ～～！」
明かりがつき、奇声と共にクラッカーが鳴る。
「ハッピーニューイヤー！パート２！」
礼、エリ、幹雄、尚が出迎えた！

「遅いぞ、お前！　ストーブつけずに1時間半だぞ」（尚）
「一人ですかしてんじゃねーよ！」（幹）
「そうだよ、大人ぶっちゃってさ！」（礼）
「そう簡単に一人になれると思ったら大間違いだからね！」（エリ）
「おう、バカがいないと調子狂うんだよ、バカ！バカ！」（尚）
「（それは）お前だろ？」(健)
「何だよ！け、け・・」(尚）
そういいながらも、尚が健と腕を組んで奥にやってきた。

「ケンゾ－は本当に得してるよね。いっつもどっきり仕掛けてもらえてさー」（礼）
「ちゃんとみんなに感謝しないと後々後悔するからね、コウカイ！」（エリ）
「ほら、俺にありがとうございますって、言え！ほら！」（尚）
「ありがとう、チビ！」(健)
「あ、あ、お前な！大きくなるもん、バカ！」(尚)
「あ～～！それ！！」と、エリがＤＫＮＹのバッグに気付く。
「ああ」(健)
「ドント・ノック・ニューヨークじゃん！」（幹）
「本当にあるんだ」（尚）
「だから言ったろ」(健)
「どうしたの？」（エリ）
「買ったの」(健)
「え、いくらで？」（尚）
「2万8千・・・200円」(健)
「高っか！」（エリ)
「レアもんでなかなか手に入らないんだよ」（健)
健はバッグを礼の膝の上に置く。
「え？」(礼)
「やるよ」（健)
「あ・・・いいよ」（礼)
「欲しいって言ったのお前だろ?　責任持って処分しろよ」(健）
「いいなー、幼馴染だとそんなことまでしてくれちゃうんだー
　いいなー、いいなー、いいなー、」エリが羨ましがると
「へっ・・・」と、微笑む礼。


「トイレ行って来る」と健がその場から逃げる。
トイレの戸を開けると、
パ～ン！
と、中からクラッカーを鳴らす多田。
「うわっ！」
驚いて後ろに倒れこむ健。他の４人が笑って見ている。
「ハッピー・ニューイヤー・パート３！」(多田)
「多田さん・・」(健)
「あ、ごめんなさい。驚かすつもりは全然なかったんですけど」(多田)
「いやウソですよ、そんなの」（健）
「ねー、初日の出どうする？」（尚）
「大学の屋上は？」（幹）
「いいねー」（エリ）「見えるかなー」（礼）
「見えるか見えないかは問題じゃない。誰と見るかが重要なんです」（エリ）
「仲間と過ごす、大切な時間　プライスレス」（尚）
「あれ～何言ってるんだか～」(礼)
「くだらないこと言ってるねー」エリが尚の頭を撫でる。
楽しそうにしている４人を見ると、健は涙目になって鼻をこする。

「行く、行く、行く、行くぞ！」尚と幹雄が先に出る。
「あーちょっと・・」
礼が健の毛布をとりに行く。
「エリ、GO！」(礼)
「OK」(エリ)
「畳んで？」と礼がエリに毛布を渡す。
「いいねー」エリが畳む。
「これ、まーまー使えるから」(礼)
「おい、おい、それ俺んだぞ」(健)
「そんな、いいじゃん、どうせ汚いんだし」（礼)
「ケチー！」(エリ)
「ケチー！」(礼)
礼は健の毛布をＤＫＮＹバッグに詰め込んだ。
「いいよ」(礼)
「うん」
エリが出かける。
「もう・・・」
健は嬉しそうに嘆く。
「邪魔だよ」
礼が健をのけて玄関で靴を履く。
「おれんち」
文句を言いながらも楽しそうな健だった。

大学の屋上。手すりに並んで話している６人。
「ねねねね、あれじゃない？あれ、ほら」
エリが指差すほうから太陽が顔を出す。
「うわー」
「すごーい、初日の出」(エリ）
「今日はありがとね」と、礼が多田に・・
「う、うん、こちらこそ」多田が答え、二人が笑う。
それを見ていた健が、太陽に向って手を合わせて拝む。

「過去と同じ、6人での、初日の出になったけど、
　過去よりも、気分が、少しだけ晴れやかだった」　

礼が、ポンと健の腕をたたく。
「ケンゾー、何祈ってたの？」（礼）
「言わねーよ」(健)
「何で？教えてくれたっていいでしょ」(礼)
「バカ。言ったら願いが叶わなくなるんだよ」(健)
「ふーん。そんなに叶えたい願いがあるんだ」（礼)
「叶えたいに決まってんだろ」(健)
健は、また手を合わせて拝む。礼が笑ってみていた。

「おい、おい、写真撮る、写真」
尚が三脚にカメラを用意する。
「お前、写真、ホントに好きだな」（幹)
「イベントがある限り写真も続くんだよ！ほら、いくぞ」
タイマーが動き出す。
「あ、ちょっと・・」
礼が慌ててＤＫＮＹバッグを肩にかける。
「えへへへ・・」
礼はバッグが写真に写るようにポーズをとった。

パシャ！光るフラッシュと共に健が現在に戻る。
スクリーンに映し出された初日の出の写真を見つめる健。
「戻ってきても無駄だったな」（幹）
「え？」(健)
「あの時の俺は相当協力してやったのになー」
「お前何もしてねーだろ」
「やっぱそう簡単には変わらないんだな」
と、幹雄が向こうに行く。

（♪ハーレルヤ！ハーレルヤ！・・）
照明が落ち、いつものように妖精が現れた。
「一番辛い道を選んだな」(妖精）
「え・・」(健)
「やりようによってはあの時点で、彼女と大きく距離を置く方法もあったわけだ」
「ですね」
「だが結局お前はここで、彼女のウエディング姿を眺める未来を選んだわけだ」
「・・・」
「お前の辛い旅も、いよいよフィナーレだな」
「どういうことですか・・」
「次のスライドが、最後だ」
「最後？」
「フィナーレにふさわしく、彼女がプロポーズを受けた日というわけだ」
健が雛壇の二人を見る。
「ラスト！ハレルヤ、チャンス！」
妖精はシャッポを被り微笑むと、指を鳴らした。

妖精が消え、元に戻る。
スクリーンには、多田と礼がレストランで乾杯している写真が映っている。
健は礼に言われた言葉を思いだす。

「こんなにずっと一緒にいるのに、
　ケンゾーは何もわかってないよ。
　何もわかってない」　

「礼の口から、もっとも聞きたくない言葉を聞いた。
　礼はそれ以来・・・一度もケンゾーと呼ばなくなった」　

哉跟头

[quote=Nicole]看完BAMBINO 08 很激动人心的感觉 连最后那个木头人一样的大叔都哭了 T T 　
ティラミス·バンビーノ風
弄的我也想做ティラミス了= =....不过要带秤的 汗 家里貌似没那种设备= =


让健去完逆转去 这样就能逆转了 ......冷= =

书? 原版的吗= = 又要买...[/quote]

BABA昨天也看完了~~
这集很灵的脑!!!!
看这片让人很有干劲的~~
那个大叔其实蛮可爱的,看他用眼神讨价还价哈哈~
后来是很感人的说....大叔要哭了~~~

:025: 提拉米苏....

关于收集原著我的动力是很强的...
日剧原著大好:013:

Nicole

我去找点功略看看 话说 ティラミス的做法 这话里有说哦= = 可以做参考 哈哈 秤嘛 就算了= = 自己随便做做看先- -...

Nicole

话说 那本书貌似是 ノベライズ   小说化的意思吧= =   就是电视剧本改编小说 这样还是原著吗 = = 貌似叫再创造来着= =...

http://www.amazon.co.jp/%E3%83%9 ... 82%BA/dp/483871789X

找到这个...

tb上:
http://auction1.taobao.com/aucti ... 4d850cbc81d40.jhtml

Nicole

看完LG 09....

这次竟然是马桶头2号称王- -。。。。。原来那个马桶头超白痴- -  绝倒  

那个白发果然是秋山合いたい人- -  

下话秋山要爆发了= =。。。これは本当の俺だよ。前の俺の何が分かるんだ。

白发男不是人= = 竟然把他逼到这境地....

竹寒寒

[QUOTE=哉J]求婚大作战之结局我来猜~~


我觉得吧..最后一张照片会是第一集里在教堂门口照的那张~
然后让他回去...回到第一集的第一个镜头..就是睡过头的那时~~
然后冲到教堂~~~
那时那个女的心已经动摇了....
只要他当场表白...估计就不嫁了..和和~~~

为什么我每次觉得好看的女演员,小N都说不好看呢?
你说好看的我真的觉得没什么的~~
长泽也算是国民美少女了好伐~~~~~我觉得很漂亮的~~~
[/QUOTE]

举手举手~~~俺支持哉J-v-

话说俺在45S左找右找都么看到讨论日剧的..结果在日语区= =
俺真该死= =

现在在追的就是
求婚大作战,别开玩笑,生徒诸君,料理新鲜人和新娘和爸爸~~

看这么久觉得求婚确实是月九的质量- -+
其他的相比之下新娘和爸爸比较吸引人,很不情愿的承认小泉儿子的酷简直是美啊~~
生徒诸君的话本乡DD么戏份TOT

哉跟头

哈哈竹子来啦～～～
握手握手，我也在看新娘呀～～
小泉终于有比较酷的造型了．．＝　＝～～
别开玩笔和生徒我半路废了．．．有空等出完再一齐看～～

哉跟头

[quote=Nicole]话说 那本书貌似是 ノベライズ 小说化的意思吧= = 就是电视剧本改编小说 这样还是原著吗 = = 貌似叫再创造来着= =...

[url]http://www.amazon.co.jp/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%82%BA%E5%...[/quote]

亚马逊上这个我好像看到过的～～
ＴＢ上这个价有点小贵．．．我看叫人带～
带不回ＴＢ得了．．．
我的野猪ＴＢ上卖１４０还是１６０～～
我叫人日本带才７０呀～

ＰＳ，我指的原著是指片子的书啦．．不管是先有什么＝　＝～～
主要就是手痒，不收难过～～

Nicole

[QUOTE=哉跟头]

亚马逊上这个我好像看到过的～～
ＴＢ上这个价有点小贵．．．我看叫人带～
带不回ＴＢ得了．．．
...[/QUOTE]
:026: 手痒- -||||

明天求婚09来 再过个12个小时就能看了:027:

竹寒寒

[quote=哉跟头]哈哈竹子来啦～～～
握手握手，我也在看新娘呀～～
小泉终于有比较酷的造型了．．＝　＝～～
别开玩笔和生徒我半路废了．．．有空等出完再一齐看～～[/COLOR...[/quote]

嘿嘿,哉J抱着亲亲-v-

恩~~相比外派那个里面的小泉新娘里面好看太多鸟~~
俺一直都很茫然为什么他爹那样生出来的儿子能长成这样啊啊~~:016:

别开玩笑我每次都想放弃但还是惯性下载。。。
生徒那个预告都有那么点点吸引我。。比如这次预告的就是堀北妹妹被[哗--]了之后。。。:028:
俺比较想知道她的心理阴影是怎么来的- -+所以还一直跟着的~~:037:

you

当初一罗全追...现在只追阿润和山P了 ＝ ＝

BAMBINO确实热血吧～ 俺看了一集就刹不住车了～～

哉跟头

刚看好９呀～～～
看得牙痒痒啊！！！！！！
现在全面支持健三～～
大不了．．．老师要是最后没取到礼～
在礼和健结婚时老师也来一次大作战２好来＝＝，我们也有续集可以看！

下回一定要逆转！！！
異議あり！！

竹寒寒

看了第九上来~~~

残念啊残念啊残念啊~~~
抱都抱了说都说了..就是最后一点点话说不出来啊啊啊啊~~~
yoshida简直是！！！
问个什么也是问到一半就不问了，又不是不知道健三腼腆嘛嘛嘛嘛！！！~~

看来最后一张照片是那什么典礼的啊。。。